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2008年11月24日

ネットブックよりケータイがあつい

いまだに仕事の「負荷」の量で仕様が決まるコンピューターに比べ、携帯電話はサービスで仕様が決まるようになりました。ネットサービスが売りなのかULC(ウルトラローコスト)が売りなのか全く不透明なネットブックは知りませんが、MIDではちゃんと有料・無料のサービスが参入できる仕組みを作ってほしいものです。

ところでケータイですが、今あついですね。
auは音楽・映像などのオフラインコンテンツをPCなしでカンタンにもってこれるau BOXレンタルを開始。基本サービスは月額315円で提供されます。ケーブルテレビ的なサービスは別料金ですが、39番組を2500円でみられます。(J:COM等に比べてもまあまあ安い方。録画できるかどうか、携帯に保存できるのかどうかはまだ調べてないです。参照→http://www.hikari-one.com/service/tv/channel/index.html) auはエンターテイメントを拡張するサービスをどしどし提供しています。
僕も携帯電話がauだったら、今のケーブルテレビを変えていたかも。しれません。

docomoはターゲットユーザーを4種類にわけて提供を始めました。機種をみながら想像するに、docomo STYLEシリーズは従来の700番台に対応していると思われる入門ユーザー、PRIMEシリーズは機能盛りだくさん好きのエンスーユーザー、SMARTシリーズはチョイワル指向ユーザー、PROシリーズはガチ機械好きユーザー(もしくはSMARTとかぶるユーザー)がターゲットのように思います。docomoのおもしろいのは、そういうハードウェア的なターゲットにプラスしてサービス的にも新機能があるところ。たとえばiコンシェルなるサービスは、あなたのいる場所で地震があったとか、そういう情報をポップアップするらしいです。サジェスト機能とプッシュ型サービスを足したような機能ですが、これは・・・
Office97で初登場したイルカのカイルくんの黒い思い出がよぎります。
もちろん、11年もしてカイルくんも進歩したに違いありません。PCやPDAはいまだに(画面を割りたくなるような怒りを生じるほどの)現実的課題に対する問題解決能力の低さがありますが、携帯電話ならNAVITIMEなどのサービスのめざましい進歩から想像するにそこまでの怒りの衝動は起こらないのでしょう。でも、この人間との協調の分野が劇的に進歩したっていう話はあんまり聞きません。それくらい難しいテーマなのでしょう。

どちらにせよ、サービス志向が高まっているのは便利な世の中を作るかもしれません。
(「便利さ→生活」のパスがどれだけ高いのかは、全くよくわかりませんが。)