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2010年6月4日

iSCSI…良くも悪くもローカルディスク。

iSCSIを巡って、問題がありました。

ローカルのファイルをVPNネットワーク越しに、iSCSIディスクに書き込んだんです。
書き込みが終わった時点でiSCSIディスクを開いて、ちゃんとファイルがあったので「よしよし」と思って帰ったのですが、帰って確認してみると「ない!」。ファイルやフォルダそのものが存在してないことになっている。で、ほかの機械でマウントしようとすると「正常にアンマウントされていないんですがチェックしますか?」的なことを言われ、チェックするとファイルほとんどコピーされていないという。ディスクとしてあるまじきエラーに見舞われたのでした。

問題の原因としてVPN接続によるエラーも考えられますが、iSCSIの実装に問題がありそうな気がします。メモリキャッシュが効いているのか、最初の何メガかは秒間100MB越えの高速コピーをしますが、キャッシュが尽きたか、しばらくするとだいたい10MB/sec出ればよい方。200KB/secというのもざらでした。で、きっとこのキャッシュがじわじわと転送され終わる前にシャットダウンしたりするといけないんでしょうね。イニシエータがソフトウェアで実装されているせいだと思うんですが、キャッシュがとんでるような。
それと、同時接続時の整合性についても、設計時から折り込まれていないようです。

というわけで結論としては、iSCSIは共有ディスクにはならないということと、かといって排他接続モードというのも用意されていないようだ、ということでした。(わかってる人には当然なのかもしれませんが…だとしたらiSCSI(特にWindowsでのイニシエータの実装)って何に使うんでしょう?RAIDストレージを小分けにしてディスクを仮想化するためだけに使われる技術?)

というわけで、NASを実現するにはSambaに戻るしかないようです。がっかり。

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