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2012年4月19日

なんちゃってFXフォーマット(フイルム一眼)その後

Kodak GOLD100(\198)なんぞを使っているから粒状感がすごいのでは、ということで、家捜しすると出てきましたリバーサルフィルムFujifilm Sensia 100/12枚。使用期限2007年11月。

ネットによると、このフィルムの特徴としては、階調表現が豊か、カリカリというよりはフワッとした仕上がり、コストパフォーマンスに優れる、など。

そこで夕暮れの桜を撮ってきました。

img058Fujifilm Sensia 100(使用期限切れ)/Nikon F100+Tamron A05(17mm)/AE/PM-A950,4800dpiにてスキャン

img058-trim等倍トリミング

デジタル一眼のかりっとした仕上がりには及ばないですが、階調性や輪郭の芯のあるふわっとした感じなどはしっかり一眼レフクオリティだなーと思いました。クリアベースなはずなんですが、ベースが変色していたようで、一緒に帰ってきたベースの一部は若干黄色がかってました。脳内で補正してください。笑

デジタルも持って行ったのでF100は意地でも広角レンズの広角端!とか考えたのが運の尽きでした。もっといろんなレンズでためしてみればよかったーと後悔。広角レンズで輪郭の善し悪しを見れないですしね。拡大鏡を覗きながら後悔。

結論としては、安いフィルムは安い写りということでした。ちゃんとしたフィルムならしっかり写ります。(難易度も高いけど)。しかしこれで、なんちゃってFXフォーマットで使うフィルムの計算係数が変わってしまいました。たぶん70本撮る頃にはD700が買えるでしょう。フィルムは詳しくないので(詳しくなるつもりもあまりないので…)突っ込みどころも満載かと思いますが、お許しを。

WM3500R→WM3600R比較レビュー

さてWiMAX信奉者の私ですが、長所と短所をおさらいしておくと

長所:
1)比較的安価で縛りが短い(1年契約で月3880円)
2)必要にして充分な速度、バッテリ駆動時間長い
3)パソコンがWiMAX対応の場合(Intelパーツ採用の場合はその可能性が高い)、月額たったの+200円でそのパソコン単体で通信できる。最大プラス2台(+400円)できる(でも、同時通信はできない。同時通信する場合は+2480円)。

欠点:
1)基地局少なめ
2)電波が不安定(地下、屋内、電車はほぼアウト。高速移動は大丈夫)

といったものがWiMAX(ワイマックス)の特徴です。
ちょっと栄えた市町村で車移動がメインという人には最適解の無線通信だと思います。

で、NECのAterm WM3500Rという機種を1年間使って来たんですが、やはり基地局数の問題か、屋外でも電波が1本→0本→1本…と青息吐息な場所がちょくちょくあって困ったり、あとは屋内。窓際10センチはOKだけど、1mは無理とか、なかなか「どこでも便利」は難しいなと感じることが多い端末でした。

使用1年ちょうど、毎日充電していたせいか充電USBコネクタが死亡したので、もちろん解約→新規割引を受けることにしました。(1年縛りの期間外に解約すると違約金が発生するので当然ですね。)もちろん新機種は、「電波のつかみがよくなる」「WiMAXハイパワーで電波の弱いところに強い」「電池が長持ち」と豪語するWM3600R。これはWiMAXの欠点を帳消しにするのでは?と期待に胸が膨らみます。さてWiMAXはどこでも使えるようになったのか!?

結果→NO。期待すると損です。

郊外の大型ショッピングモールでの外食では、窓際の席にしてもらっても、通路側の席に座るともうだめでした。もしかしたら窓のなんかのフィルターと干渉してだめという可能性もないわけではありませんが、先にモゴモゴしたVAIOの内蔵WiMAXではそれより奥の店でも通信できていたので弁解の余地なし。建物の外では通信できますが、それは言うまでの価値もなし。

地下・地下鉄はだめですね。相変わらずです。

いちるの望みをかけて弱電界はどうかと、電波の途切れがちだった場所に行くと…やっぱり途切れます。鞄の中では途切れ途切れだけど、車のダッシュボードに置くと若干安定するかな、といった具合です。

VAIOのアンテナがすごすぎるのかどうか知りませんが、がっかりな結果になりました。

3500ユーザーの方々、電波の改善についてはあまり期待しないで良いと思います。

iPad(2012)を国内版にして、プリペイド契約にしたのはWiMAXのカバー範囲が上がると狙ってのことでしたが、無駄でした。

正直、3500でも3600でもどっちでも、運用スタイルに代わりはありませんでした。(iPadでモバイルデータ通信があまり潤沢に使えなくなったという意味では退化かも?)

繰り返すと、3500の人は安心して2年目に突入していいと思うよ!ということです。純正アプリも微妙ですし。電池長持ちっていっても、まめにONOFFしないと一日もたないし。モバイルブースター付けっぱなしにするとmicroUSB端子壊れるし。あまりいいアップデートではなかったなあ。

ああ、あと、iPad2012は海外版がいいなあ…テザリングできるっていうし…

結論:あーーー失敗したーーーーorz

追記:2ヶ月後のレビューはこちら。失敗じゃなかったかも?

2012年4月4日

iPad2012雑感その後

色域の拡大。iPad1の液晶はかなり酷かった。
iPad2になる頃、解像度が上がるという噂があったが、結局はそうはならなかった。しかしこの時、色域はかなり拡大されていて、販売する側としてもユーザーとしても、この変化は歓迎すべき変化であった。現に、使用する距離の関係で、 iPad2の解像度に対してはそれほどの不満を覚えなかったし、色に対しても、カラーマネージメントがあればいいのになあ、と思うぐらいで、そこまで神経質になることもなかった。
実際にはiPadはまだ発展途上のデバイスであって、カラープロファイルや印刷プロファイルといった機能に対してはまだまだ追いついていないのが現状である。(アクセシビリティサポートがある点は大変評価したいところだ。)
iPad 2012では、カラーマネージメントに至らないまでも、調査によって、色域がsRGBと酷似しているところが確認された。簡単に言えば、 iPad 2012できちんと表示される色を作っておけば、ほとんどのディスプレーで正しい色が再現できるというものだ。これは、デジタルカメラやコンテンツを扱う人間にとっては、大変ありがたい進化である。iPad2ではその色域の拡大だけで写真などの表示がきれいになったように感じたが、 iPad 2012では、さらに拡大された正しい色域と印刷物に近い解像度でコンテンツを見ることができる。その際に、特にカラーマネージメントを意識することもない。これは、 iPad 2012がiPadプラットフォームのスタートラインに立った、といった前回の投稿を支持する。

バッテリーと重量の退化、または消費電力の増大。
いろいろと考えてみたが、やはり消費電力は増大している。ただ、それが必ずしもグラフィックスコアのせいだけに押し付ける事はできないと考えられる。
まずWAN側のLTEトランシーバーに対する電力量が増えている。これは日本で使用されていないはずなので、若干米国などのサービスインしている地域のものと評価が分かれるかもしれない。そしてwifiやLTEトランシーバーを介するネットワーク使用の量の増大。音声認識機能、ハイビジョンの動画、メモリーの増加による同時プロセス数の増加。後は月並みな意見だが、A5Xをフル活動するようなプログラムではその分電力を消費するし、細かいディスプレーに対してはバックライトが強力にならねばならない。バックライトの消費電力は推して知るべし、だ。こういった要素は、平均的な消費電力を押し上げ、結果として発熱や使用時間の短縮をもたらす。
つまり、新機能に対する対価が平均消費電力の増大であって、駆動時間十時間をキープするための解決策としてバッテリー増大、副作用として、重量が増加した、という流れである。もしかするとソフトウエアの改善で駆動時間が延びるかもしれない、と前回書いたけれども、少し難しそうな雰囲気を感じる次第。

だから、 iPad 2012の評価は、二極化する。
解像度の向上、色域の標準化、音声入力機能と重量・電力量の退化(それでもiPad1よりもマシ)を評価できるかできないかということなのだ。
確かに、A5Xプロセッサに対する評価は個人的に見て高いものでは無い。シュリンクを進めるか、テグラ3のようなコンパニオンプロセッサを搭載するなどのひねりが必要だっただろう。A5の時代から、ダイサイズについては改善の余地ありと言われてきた。もし今後発熱問題でiPadが熱暴走するようなことがあれば、それは間違いなくA5Xの問題だと思う。ただその問題は、実験状況以外では起きていない。46度という数字も独り歩きしていて、それがヘビーな3Dのゲームを45分間プレイしたという状況設定についてはあまり知られていないように思う。

簡単に言えば、新しいiPadは、 iPadである基準を今までのどの機種よりも満たしている。来年モデルが薄く軽くなるためには、より効率の良いプロセッサー、ソフトウエア、トランシーバーの開発だけでなく、液晶の更なるブレークスルー(開口率の高いIGZO,低温ポリシリコン,または有機elのような自発光retina-sRGBデバイスとか)も必要で、それが間に合うのかどうかについては分からないけれど、一度に全てが変わることはない気がします。
だいたい発売から一ヶ月経った感想としては、アプリ開発者のretina iPad対応を進めて欲しいと感じる程度です。音声入力、すごいですよ!音声入力のないiPad2には正直魅力が薄れました。

2012年4月2日

AF-S DX Nikkor 35mm f1.8G 雑感

総評:一家に一台、若干高級なレンズキャップレンズですね。

SWMといってもリングSWMではないのでフォーカス時の音はそこそこあるし、マニュアルフォーカス時のギアを擦ってる感じは嫌いじゃないけど耐久性はどうなんだろうとか。

レンズの素姓は50ミリf1.8Dとそう大差なく、円形絞りになったくらい。ボケは硬めだけど充分ぼけてくれる、絞った時のボケはザワザワしたかもしれないけど、レンズキャップですから。

フォーカスが速い分、ピンズレ?(カメラがAF迷った時にそこにあってしまう)が多発した。ボディはD7000、AFは39点AF-A。ロックオンやや強。

絞りリングは単焦点ではいらない気がした。

動画にモーター音が若干はいる。LV時のフォーカスは速くない。ともかく、swmに期待しちゃいけない。

歪曲収差は被写体次第なのでノーコメント。もともとプロの買うレンズじゃないんじゃないか。

1.8の明るさはiso感度を下げるのに役立ってくれている。バランスのいいレンズキャップ。ただ、50/1.8Dに比べて直径が大きすぎる。個人的にはあまり好みではない。

リアフォーカスは今まで無かった要素で、好ましい。ただ撮影時に意識することはまず無い。

明るいだけあって、難しい=面白いレンズかもしれない。DXフォーマットの標準レンズなんでしょう。だからこそc社の50mmの価格帯で勝負して欲しかったレンズ。