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2012年10月19日

写真とパソコンと「グラフィックボード」の関係

私の写真を現像するパソコン君は、2011年に自作したもの。
その時のパソコンの評価としては、「どれを選んでも、処理能力は十分すぎる」という声が強かった。
だもので「追加を払ってよりよいモノ」になどせず、基本線としてデータの故障に強くて処理が速いという2点だけに絞って、あとはリビングの32型のテレビにつないで色々なことをやってもらっていた。
そのうちメモリーが異常に安くなってきたので、使い切れないくらい十二分な量、増設してしまった。これで充分な予定だった。

ソフトに投資もなかなかできず、ニコンの現像ソフトはViewNXだし、PhotoshopはElementsすら入っていないし、Google PicasaはニコンのRAW現像がなんか怪しいけど、使わざるを得ない状況。それでも、基本的なことは何とかできていたので、だましだまし使ってきた。

けども、画面とにらめっこして眺めてみると、何歳になってもだんだん気づくもので。。

まず、動画の再生がなめらかでない。これは最近ムービーに手を出し始めたので非常に困る。
さらに、ウィンドウを動かしたり、動画で大きな動きがあったとき、文字のスクロールをしたくらいで、スクロール途中の表示がクシの歯のようにぎざぎざしてしまったりして、もう映像に没入どころではない。興ざめになってしまう。

よくよく検証してみると、1ピクセルの線を引くと、どう見ても1ピクセル以上あるときがある…具体的には文字がキレイでない。くっきりしていない。最近のiPhoneなどきめが細かく色も良いので、それになれたこともあってか、気になって仕方なくなってしまった。そして、色もなんとなくくすんでいるし…写真で言えば、小絞りボケが出ているアンダー気味の写真のよう。



頭の中には「うちのパソコンは処理能力は問題ないはず」とあったがために、この事態が何によるのかよくわからなかった。動画がカクカクしてきたときはシステムの問題か部品の問題かと思ったけども、色や輪郭がはっきりしていないのを見たとき、「これはグラフィックの性能に問題がある」と勘が働いた。

グラフィック。
最近のパソコンは標準で使えるグラフィック性能がよくなったから、ゲームをしなければ追加しなくてよいものだと2011年はよく言われた。ゲームはしないし、まして3Dゲームなどどうでもよかったので、ゲーム性能を比較するサイトなんかを読む気すらしなかった。しかし、いざ検討するとなると、それを読まなければならない。苦痛。このゲームではこの数字です、みたいなことは何の役にも立たない…。こういうものを調べていると、表示を改善するために本当にこれが必要なんだろか?と疑心暗鬼になってしまう。値段もピンキリで、よくわからないし、掲示板もゲーム目当ての人が多く滋味にやってる人になかなか当たらない。

調べてとりあえず確からしいことは、GPU(グラフィックを処理する部品)を追加すると電力不足になってしまうケースがあったが、2012年10月現在、省電力のものがでていること。省電力でかつグラフィックの処理能力が充分によくなっているものがあること。

あとは、ノートパソコンや一部の小さなデスクトップ、一体型のパソコンでは増設ができない(私のデスクトップは、幅が15センチ~20センチ、高さが45センチほどある従来型のもの)ことと、古いものは規格が違うために追加できないことがあるということ。2007年からのものは大丈夫なものが多いようだが、これは各人のパソコンで違うため、ショップに持ち込んだりして確認したいところ。
自作のメリットはここにあるのだが、なにぶん面倒なものだ。。



そこで店頭でさんざん悩んだあげく決めたのは、

このRH7750-E1GHDというもの。
GPUの増設が他の物より簡単なもので、その中で一番性能がよく、電力不足にもならないというバランスがよい。(これが増設できなければ他のものはもっと難しいということ。)

我が家はとりあえずこれを増設し、果たして表示はすっきり・くっきりとなった。
ゲームはしないが、色は良くなり、文字もすっきり表示されるようになった。
あとは色を調整すれば思い通りになるだろうか。(色味は変わって、赤がずいぶんはっきり出るようになった印象だ。)

読んでいただいた皆様のパソコンが増設できるかどうかはわからないが、ゲーム大好きユーザーでなくても(たぶん両極に近いだろう、)グラフィック機能を追加する確かな意味があったので、ご報告を兼ねて記事にした。マックでは標準でグラフィックス部品が追加されているのだそう。やはり見栄えを大事にするメーカーは最初からこだわっているのだと感じた。

写真をやる人は、自作パソコンがよいと痛感した。(もし私がメーカーのものを選んでいたら、この増設はできず買い換えなければならなかっただろう。) 挑戦する方、ご健闘をお祈りします。