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2010年1月19日

iTablet もしくは iSlateの憶測を。

この間書いた、iTabletはMacなのかiPodなのかという問いは、ほぼiPod(iPhone)ということになっている。この方向性について考えると、もともとMac(PC)はコンテンツクリエーターとしての性格が強く、対比してiPod/Phoneはメディア(ゲームや書籍まで含めて)プレーヤーということになっている。つまりiTabletはビューアーとしての道を選択するというふうに予想される。

・ビューアーのエクスペリエンスはiPhoneで完成してないか?
DSi LLは、そのまんま「DSiのLLサイズ」で出てきた。この間現物を見てきたけど、ほんとにでかい。iPhoneの液晶(3.5")より一回り大きい4.0"の液晶が2画面。頭悪いので何インチ相当になるのかはわからないけど、本体サイズがほぼ文庫本サイズだった。任天堂はまだDSi LLのキラーアプリを出していないけど、書籍リーダーとしてのプラットフォームは出したよ、という姿勢なのだろう。
 iPod/iPhoneとiTabletの関係は、DSiとDSi LLの関係に似たようなものだろうか。だとすればつまり、両者の機能は同じで、エクスペリエンスとしては、「見やすさ」方向に拡張されるのみ。
これは違うだろう、と思っている。
一つは、iTabletはiPodにはなりえない点。ポケットには入らないし、加速度センサを使ったゲームもより関節に負担をかけることになる。最小で7インチ(工人社のSHシリーズの画面)としても、やはり聴覚系のメディアはiPod/iPhoneでやるのがベターだろうと思う。iTabletの特性を最大限に生かすのであれば、やはり視覚系メディアの再生のエクスペリエンスを拡張するのは外すことが出来ない。
もう一つは、視覚系メディアの再生だけでなく、記録のほうのエクスペリエンスを求められている点。ネットブックに対抗するためにも、テキストはiPhoneで入力するのよりは早く、できれば物理キーボード並みに早く入力する必要がある。また、手書きについても、iPhoneよりも正確にポイントする必要がある。これは、DSにはそこそこの精度のタッチパネルが1面ついているがiPhoneには精度の悪い静電容量式のタッチパネルしかなく、iTabletがそのエクスペリエンスを実装するためには、タッチもペンも両方認識するデバイスを備えなければならない。これも、iPod/iPhoneとiTabletが違うのではないかと予想する理由の一つだ。
これらの理由で、iTabletが僕の求めているエクスペリエンス(つまり、立ち歩きながらファイルを読んで、ものを調べて、何かを書けるということ)が満たされるためには、iPodやiPhoneとはハードウェアで互換では調子が悪い、ということになる。
一方で、iPhoneが別に画面が見づらいとか、読めないとか、そういう問題はあまり感じない。問題と感じるのは、マルチタスクやユーザーアプリが動作しないことに起因することで、それはiTabletでは改善されるかもしれない。
せっかく画面解像度も変わるので、iPhoneOSとは違った、マルチタスクのiTabOS1.0が出るような気がする。でもそーしたら、なぜMacにしなかったんだろう、と言われても仕方ないなあ。

もしかして、Apple TV路線かな?

つづく(のか?)

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