記事の更新は少ないです…が時々コメント欄で話題を広げていたりします。楽しいコメントをいただければ嬉しいです。
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2009年11月20日

事業仕分けする視点

国民すべて、すべてとは言わなくとも、ほとんどの国民に国際競争力や生活の改善能力があれば何も文句は言わないけれど、そういうわけじゃない。
国民目線とはいうけれど、民主党目線になっているような気がしてならない。

事業仕分けの本来の目的は、無駄な助成金の削除であって、予算の確保ではないはず。仕分けはそれぞれの立場の専門的な視点からの意見を取り入れるべきであり、現在の政治主導の仕分けは結局の所、政治家の視点、つまり予算の算段としかなり得ないのではないだろうか。

科学にしろ教育にしろ、共同体になって活動しているものを、滞ってしまうと歴史ごと失いかねないものをざっくりと止めてしまう判断には、あまりに乱暴ではないか。
と思う今日この頃。

2009年11月13日

Windows7化完了。(Vistaの想い出)

初回限定のWindows7の3ライセンス版をゲットし、デスクトップ2台とHP 2710pをアップデートした。

評判通りの速度、さしあたり不具合もなく、快適に動いています。特にデスクトップは初体験の64ビット版にしてみましたが、認識されないデバイスもなく、動かないデバイスもなし。拍子抜けです。
気になることといえば、2710pのバッテリー駆動時間が前にも増して短くなった気がする。最近電源つけっぱなしで運用していたので、劣化したのかもしれないが、ACPI周りの調整はまだまだこれからかもしれない。

どちらにせよ、Windows7はユーザーにXPに戻ろうかと迷わせる必要のない、すばらしい体験をもたらす新OSであることは決定的だ。

Windows7のリリースでやっと、OSのバージョンアップの区切りがつくだろう。徐々に旧OSの利用者が減り、新OSユーザーは旧OSの評価を結晶化させる段階だ。

Windows VistaはXP全盛期の頃、新しいSQLベースのファイルシステム…「WinFS」やGPUを活用するDirectX10ベースの「Aero」など、ユーザーエクスペリエンス以外にも刷新が行われるはずだった。しかしふたを開けてみると、あれは無理、これはだめ、注目され報道されていた機能がだんだんと縮小したり削除されたりして、エアロだけが残ったような印象をうける。結局見栄えだけの変化か、と思われてしまったのが、Vistaの悲しい人生だった。
Vistaを使わない人にとって、Vistaは捨てられたOSだ、ととらえているだろう。ただ、Vistaを使った人は、なぜそんなに嫌われるのか理解に苦しんだはずだ。遅くもない、見栄えもよい、ブラッシュアップされている機能もある。Vistaはその部分のアピールと実装に失敗し、さらに悪いことに、チューンアップをする前の段階で世に出てしまった。新機能が詰められていった焦りがVistaの早産を起こしたのではなかろうか。

ただ、そこまでクリティカルな用途で利用する訳でもない自分にとって、VistaはいいOSだった。友達とファミレスで打ち合わせをするのに、サスペンドから30分経っても起動しなかったとかいうのも、いわば思い出だ。そういうのをなんとか解決しようとした日々。そこに何も感じなければ、ユーザーインタフェースなど何も学ばなかっただろう。

マイクロソフトは1回おきに「よいOS」「悪いOS」を交互にリリースしているという笑い話がある。WindowsMEがだめ、XPが良い、Vistaがだめ、7がいい。ただ、ダメだというOSであっても、それが仕事の道具としてどうなのかという視点にとってダメと映るのであって、学びの道具としては良い面もある。そんなことに気づかせてくれた、愛すべきVistaだった。

いつかクラウド全盛の時代が来て、不具合の責任がサービサー側に完全に委譲してしまった時代に、Vistaを引っ張り出してみたいなぁ。セブンでもいいけど。今DOSマシンでワープロ・表計算環境作れって言われるような感じになるかなぁ。

2009年11月12日

Windows7 on 2710p

Core 2 Duo 1.20GHz, 12.1インチWXGA画面、32GB-SSDの2710pで、Windows7は快調に動いている。
いろいろ、標準添付ソフトもいたずらにアップグレードされている。ペイントなんかも、リボンインタフェースを手に入れてしまって、曲線も引きやすくなったんだが、相変わらずなんに使えばいいのかわからないのは面白くて笑った。サウンドレコーダーはVistaのものと同一だ。あまり設定範囲は広くない。できれば他のソフトを使った方が良さそうだ。それと一部の理系の人たちがもし一部のペンタブ付きコンピューターを利用している場合、「数式入力パネル」は神アクセサリかもしれない。
MVPは拡大鏡。すごいことになっている。マルチディスプレイ対応が完璧すぎて、怖いくらいだ。

次にネガティブな面に。まず気になったのは、「付箋」が最悪化していること。ペンでメモできるのに、その内容をセーブ・コピーペースト一切できない。テキストはコピペできるのだが、インクは捨てられる。タブレット端末のサポートが不完全だ。

それと、WindowsUpdateが勝手に再起動問題もいまだ健在だ。そして、この記事を書いているわずか5分くらいの間じゅう、時々、タスクバーのアイコンが一瞬白紙になり、すぐ戻るのを繰り返している。これが非常に気が散る。裏でWindows Updateが動いているのが原因だろうか。ずっとこうだったら…いや、考えないことにしよう。笑

その路線はいいかもしれない。

ウィルコム網+XGP(都内限定)+DocomoのMVNO

弱い部分を補って、なんとか保ってほしい。
でも、携帯電話にもいえることだけど、そろそろターニングポイントに差しかかっている、と思う。
回線がどことかじゃなくて、端末がどうかという点と、ブランド力の点。

今回のハイブリッドW-ZERO3の端末力は未知数です。Windows Mobileでかなめくり入力する(しかできない)部分の出来、Windows Mobile 6.5のタッチインタフェースと端末のマッチング、それに日常動作をしっかり行える完成度など、実機がなければ検証できないため。来年1月とのことですが、延期してでも是非よいものを。ソフトバンク嫌いな人が満足できるような。っていうかむしろ、Willcom×androidくらいやってもらいたい。

そして、MVNOはいいんだけど、集客力としてのブランド力には問題が。「ウィルコム=PHS=ピッチ=圏外ばっか」というブランドイメージがいまだに生きているのが驚きだけど、今回DoCoMoの回線を使うことで、その心配はもういらない、と必要以上にアピールしていく必要がありますね。その点、Disney Mobileはもうかってるんでしょうか。

ウィルコムの中の人、がんばって!