記事の更新は少ないです…が時々コメント欄で話題を広げていたりします。楽しいコメントをいただければ嬉しいです。
(返信できないかもしれません。ご了承ください)

2011年12月26日

シグマとFoveon X3の潜在力

シグマのDPやSDシリーズを使うと、RAWデータの情報量の多さに驚かされると思います。ダイナミックレンジが他のメーカーよりも圧倒的に広い。

そういっておいて僕は驚かなかったんですが、それはRAWを使いたい(使わなければならない)と思ったのがDPが初めてだったからということにつきます。
オートで白飛びした写真をRAWでいじっていたら何とか見られる写真になったとか、アンダー気味になった写真をそれっぽくしたりとか、まあ何というか、カメラ任せにしておくと目茶苦茶なので自然にRAWに手が伸びて、RAWってすごいな〜くらいの認識でいたという浅い経験。

別メーカーのカメラだと、RAWがそれほどの情報量を持っていなかったり、そもそもSN比の悪いRAWデータだったりするんだ、とおもったのが2007年モデルあたりのフォーサーズ。JPEGがあまりにひどいので設定を変えたり色々やっても効果がないので、伝家の宝刀とばかりにRAWを触ったりしてもあまり効果がない。階調の広さはそこそこあるのに、センサーがノイズにまみれていて、どの部分をもってきてもノイズが目立ってしまう。趣味だし持ち歩けることが大事なのであえてふれないけども、LiveMOSセンサーの懐はそんなに広くなかった。

そこいくとFoveonはいいデータを出すセンサーなんだなあと思った。サイズ的にはフォーサーズとAPS-Cの中間ぐらいの大きさに約460万画素(×3層)なので、ピッチにゆとりがあるのだろうか。シグマのSDとDPの間にフォーサーズ規格が入れば(体力的にはDPとフォーサーズが統合になるだろうけど)面白いに違いないと思う。

でもまだそういう製品に仕上がっちゃってないところに、シグマの潜在力がある。2012年が楽しみなメーカーの一つです。

2011年12月21日

OM-Dですと!


マイクロもフォーカスが速くなったみたいだし、インナーフォーカス・手ぶれ補正・SWD(がわりの高速フォーカス)でハイエンドマイクロ機、防塵防滴なら、フォーサーズ終了のお知らせですかね…

はっきり言ってもらいたいものです。

2011年12月9日

Win8×タブレット=だめそう…

このあたりを読んでいると、Windows8タブレットは格好悪そうです。

Windowsはそれ自体で完結したシステムではないのだから、ユーザーのハードウェアだけでなくソフトウェア、コンテンツ、サードパーティの展開にも注目すべき。なのに、1366x768をフル機能の最低限の解像度とした理由は「利用台数(≒者)が多いから」。
記事からは、肖像写真(ポートレート、証明写真みたいなもの)を9対16の縦長で見せることになることを許すロジックに聞こえる。
「1024はきりが良く、320もきりがよい。だから1024+320+α=1366がいいんじゃない?」という主張には、縦持ちのときのスナップ機能は横から出すか上から出すかとか、のちのち問題になりそう(というより、今までさんざん、低解像度タブレットの縦持ちの時のタスクバーについては言われてきたのと同種の問題)なことをはらませている気がします。縦解像度が768ピクセルというのが望ましい根拠は利用台数が多いからということになっているが、それでいいのか、という残念さ。
ビジョンがない。いいわけがましい。ユーザーに歩み寄っているようで、遠慮しているだけ。最高なのはノートPC時で何ピクセル、タブレット時で何ピクセル、またはmm(そろそろ解像度フリーの思考をしてもいいと思う)なのか。

いままではこれでうまくいっていたマイクロソフトとはいえ、最高で勝負しないとその他OSに持ってかれますよ、もー…。

タブレットにはせめて16:10、16:12も検討してみては…?第二位が1280x800という16:10解像度なのも忘れないでね。「Windows8での問題を改善した!」とWindows9に責任転嫁しないでね。といったところです。

#もしこの記事が当たったら、「マイクロソフトのOSは名作→駄作→名作→駄作→…のスパンでリリースされるの法則」を唱えようと思います。

2011年12月1日

モバイル×デジタイザ=まだ待ち

Thinkpad TabletもGalaxy Noteも少し期待とは違うみたい。

というのは、あまり細かい線が引けないという噂。
細めのサインペンで書く感じということなんですが、微妙です。

HP Slateも無事日本向けに発売されたようですし、このカテゴリは少し待ちですね。

2011年11月30日

ScanSnap fi-5110EOX→fi-S1500 比較レビュー

fi-5110EOXは2004年ごろ発売されたスキャンスナップ。今年で7年ということで、修理用部品の手配などが難しくなる時期の製品です。
とはいえスキャンの性能は悪くなく、今までずっと使っていたんですが、CCDがライン抜けしたようで、新機種検討しだした次第。

まずは5110EOXの直近の新機種、S500/S510。こちらは5110EOXをより使いやすくしたモデルで、目立つ新機能は特にありませんが、5110EOXで時々あった「スキャン時に紙が斜めになってしまう」問題を改善するために、紙の挿入口の左右にある給紙ガイドが紙面の上部まで届くように、長くなっています。現行機種との違いは最新のiPad/iPhone連携などが使えない、スキャン速度が5110EOXと変化がないことなど。

次に現行機種のS1500。こちらは性能から抜本的に改善がみられるモデルで、スキャン速度が非常に速くなっています。2009年頃からパーソナル向けドキュメントスキャナが各社から出るようになり、速度としてはその時期に発表されたスキャナと同程度ではあるんですが、ドキュメントスキャナのノウハウから来る画質や認識性能は他社より頭ひとつ以上抜きん出ている印象です。またiPad/iPhone連携機能がついにサポートされ、iPad等に専用アプリを入れてPCを設定すると、iPad等に素早く保存ができるという機能がつきました。今まではDropboxやメール添付などの方法でする必要があったんですが、速度が遅く実用的ではありませんでした。あと地味なところですが、グレースケール読み込みがサポートされました。モノクロの図版に強くなっているはずです。

「体験自炊」で使うならS510でも十分だと思ったんですが、今回はばりばり読み込んでもらう予定なのでS1500のアウトレット品にしました。Amazonでもだいたい3万円前後。Adobe Acrobatが付いていてこの値段は破格ですね。


というわけで、5110EOX→S1500の比較レビューを。

1)速い
2)給紙枚数は減った
3)カラー自動判別に難あり?
満足度)★★★★☆

(1)については看板の通り、1枚あたり3秒でスキャンできるという読み取り速度だけでなく、次ページを読み取るまでの「間」も最小化されているようです。ただ用紙の自動回転やカラー自動判別などの負担がかかる設定をしていると、PCの性能がネックになって間があいてしまうことがありました。調べてみるとScanSnap Managerはシングルスレッドのようで、マルチコアを活かせないようですので、これは今後に期待したいところです。
(2)は公式には50枚同時に給紙トレイに差せるということになっていますが、実際させる枚数が5110EOXでは文庫本1冊(約100枚200ページ)いけたのですが、S1500では同じ量で読み込みがうまくいかないことがあります。文庫1冊が1回で行けると自動処理が楽なのでよかったのですが、ここは少し期待はずれだった部分です。スキャンが速いだけに、気がつくと残りの紙を入れ忘れて最初からやり直しになったり(- -;
(3)は少し気になります。少し黄変した文庫本など、いままでは白黒と判断されていたものがページによっては時折カラー認識されてしまって、ページごとに黄色かったり白黒だったりと少し電子読書体験に影響しそうな問題がありました。グレースケールがサポートされた関係もあるかもしれませんが、これもソフトウェアの成熟が必要かもしれません。

とまあ、まだ発展途上中の感覚もありますが、スキャン速度などのハードウェアは現在最高なのでソフトのアップデートを楽しみながら長く使える機種だと思います。ちなみに、おすすめ読取設定はスーパーファイン・白紙スキップしない・カラー自動判別です。紙の色を誤認識してしまう本は限られているので、誤認識される時のために白黒やグレーの設定を作っておくと便利です。

2011年11月25日

【メモ】タブレットを整理する

いまタブレット端末はカンブリア爆発を迎えようとしています。

たとえば、表示装置については液晶から比較的大型の有機ELや3Dパネルが、広域無線については3G WWANからHSPA、LTE、WiMAXが、インタフェースについては静電容量タッチパネルに加えて電磁誘導タッチペンやフェイスカメラを用いたジェスチャー入力などが控えており、あまりに横並びになってしまっているタブレットが一斉に独自進化を目指しているというところです。

ソフトウェア(主な機能とその処理速度)、ハードウェア(センサーやインタフェース)の面からタブレットがどの方向に進化しようとしているかを整理してみたいと思います。

【ソフトウェア】
ゲーム:フリーミアムモデルに基づいた課金システムでゲームハード化する方向性。GPU、マルチコアCPU(Tegra3)など最新最速の処理装置を活用するほか、利用(最適化)するGPUの種類などが差別化要因。

映像コンテンツ(Huluなど):著作権者がコンテンツを有料配信する。LTEやWiMAXなどの高速通信を活かす方向性。独自の課金システムを使うためiPadとの差別化要因となる。

映像コンテンツ(DLNA、DTCP-IPなど):地デジレコーダーで録画した映像を再生する。日本独特のコピーコントロールシステムの一部として機能するため、iPadや国外メーカー(Samsung GALAXY, ASUS, HTC, LGなど)との差別化要因になる。今のところシャープ、富士通が対応機種を製品化していて、ソニーが対応を表明している。処理能力不足や無線規格の速度不足によって高画質動画の再生がもたつくことがある。外出先では映像を見ることが出来ず、LTEやWIMAXなどの4G通信を活かしていないので、もし実現すれば面白い機能になる。

電子書籍:日本ではゆっくりだが進行している。翻訳や装丁に支払われる部分が多いため小売価格は安くならない様子。機能がシンプルなこともあってどの端末でも「とりあえず」表示できることが多いが、電子読書が好きになるほどの嗜好性がまだないこともあって進化の可能性がある。アップルiPad、シャープGALAPAGOS、ソニーREADER、アマゾンKindleが垂直統合のシステムを持つ。表示装置の最適化やメモ書き、線引きなどハードウェアの対応が必要な部分もあり、垂直統合が鍵。

【ハードウェア】
有機EL:コントラストが高く鮮やかな色合いで写真や動画の閲覧に最適だが、色ムラ、焼き付き、経年劣化など問題がある。多くの有機ELではコストを下げるために画素を減らしていて、文字など線状のものの表示には向かず、電子書籍にはあまり適していないが、黒の表現については液晶と比較にならないほど高性能。現状SamsungとLGのみが採用しているが最大でも5インチとタブレットと呼ぶには小さい。

電子ペン:細かい操作に適した入力装置で、専用ペンを使う。WindowsやMacではタッチや電子ペンがマウスと同じインタフェースに帰結してしまっていたためニッチな存在にとどまった。タブレットでは指タッチと同じ面で操作するため手の側面が誤検知されるなどの問題があるが、標準化の仕方によっては今後が期待できる。レノボThinkpad Tablet, サムソンGALAXY Noteなどが商品化している。

ジェスチャー入力:富士通が商品化。タッチパネルが指以外の水滴などに反応してしまうので、防水タブレットには採用されている。インタフェースとしては利用範囲や利用形態が狭いので、今のところそれほどの差別化要因にはならない。

3D:シャープ、HTCが商品化。立体コンテンツの視聴だけでなく、インタフェースとコンテンツを距離で分離できるので操作性にもよい影響を与えるが、目が疲れる、立体に見えないという人もいる。実際に距離感を感じるためには端末との距離や角度、利用者の目の機能などにも大きく制約される。3Dコンテンツが現状3Dビデオカメラの映像やゲーム・アニメに限られるため恩恵も少なく、差別化要因としてはわずかだがインパクトは大きいので今後の標準化(意図通りの立体に見える確率を上げる)に期待。

2011年10月27日

iOS5と、iPhone4Sとか、液晶の比較など

さて、13日に予約していたiPhone4Sが入荷したので、契約更新してきました。
ソフトバンクショップのiPhone入荷は夜らしく、昼に「まだですか〜??」と催促しにいったその日に「入荷したので取りに来て」と言われてなんだかナーと思った次第。まあ、近いのでいいですが♪

それで、iCloudになった記念ということで、外でWiMAXを使ってiCloudバックアップから復元をしてみました。 使用ルーターはNEC WM3500R、電波インジケーターは2/3本で安定、電源はiPhone/ルーターともに給電(シガーソケットから)。バックアップ容量は3.8GB。さて結果は…

1時間半でデータを引っ張ってこれました。3800MB/5400秒ということで、平均703KB/sで復元できた計算になります。外ということを考えればものすごい速度なんですが、なんというか、無料版では5GBしか使えないですし、USB2.0でも10MB/sくらいは出るでしょうから、PCに強い人はiCloudを使わずにPCでやったほうがいい、ということです。でもこれだけの容量を外で復元できたということ自体は、ほんとうにすごい価値のあることだと思いました。

ただ…

復元後、アプリケーションの再インストールが始まるんですが、そこで何かが失敗したらしく。アプリのインストールが止まってしまいました。で、再起動とか色々試したんですが改善せず、結局帰ってからPCにつないで再度同期するも改善せず、結局、復元からやり直しになりました。これは通信回線のせいか、iOS5のトラブルか、切り分けができないのでここでは断言できませんが、まだまだPCのお世話になることは多いような感じがします。

iOS5自体は前の機種でも使っていましたが、やはり初物ということでレスポンスやバッテリー駆動時間の問題、ソフト誤動作など、まだまだ改善の余地ありという印象が4でも4Sでもありますね。これは5.0.1に期待しましょう。

皆さん気になる液晶ですが、iPhone4黒32Gと並べると確かに黄色みが強くなった気がしますが、気になるほどではないです。これはいいのに当たったのか、それとも、ハズレ…いわゆる「尿液晶」なのか…判断しづらいところです。



蛇足ですが、デスグリップは今度こそ解決してます。

毎回のことですが、S付きのモデルは、S無しのモデルの穴をしっかり埋めているという気がします。Sモデルのタイミングで機種変すると2年後のS付きモデルとタイミングが合うので、iPhone 3G/3GSの方や新規の方は今が替え時ですね!
ソフトバンクショップによると今からの予約でも1ヶ月弱くらいで手に入るようで、この状況が2〜3ヶ月くらい続くんじゃないかと予測していました。実質無償機種変更キャンペーンが11月30日契約までの適用らしいので、そろそろチャンスかと思います。

ショップによると、16GBか64GBの白が人気があるとのこと。割り切ってるユーザーが多いということですね。私は32GB。中途半端ってことでしょう…笑

Macbook Pro(Mid 2010)でビデオドライバアップデート後gfxCardStatus v2.1が不具合

10.7にしてGPUが停止する不具合の解消のためのビデオドライバのアップデートがありましたが、これを入れるとDGPUとIGPUを切り替えるソフト gfxCardStatus v2.1の動作がおかしくなるようです。

具体的には、IGPU固定にするとGPUレンダリングの必要のある部分が化けるというもの。DGPU固定モードもしくはDynamic Switchingにしてリロードすると正常に動作しますが、IGPU固定だとやはり化けてしまいます。

IGPUとDGPUの切り替え方法が変わったのかもしれません。
バージョンアップに期待しましょう。

http://codykrieger.com/gfxCardStatus

追記:アンインストール→インストールで今のところ、動作しているようです。

2011年10月5日

イオンb-mobileの100Kbpsプランに加入してみた。

さて、Androidの動きも知っておきたい、ということで端末は手に入れてあるんですが、そのために月額ウン千円も取られていたらタマランということで、イオンb-mobileの100kbpsの回線に加入してみました。

クレジットカードと身分証明書をもってイオンショッピングセンター内の家電・携帯コーナーの申し込みカウンターで手続きができます。SIMカード代が3150円、月額が980円、これらはクレジットカードでの決済になります。(現金は受け付けられないとのこと。)

NTTドコモの端末もしくはSIMフリーの端末のみの対応。また、音声通話やショートメッセージ・MMSには対応せず、データ通信のみできるプランです。b-mobile SIMを差して、APN(事業者個別の情報です)を端末に入力したら通信可能になります。

最大100kbpsということで、安かろう、遅かろうです。何をするにも時間がかかります。メールやツイッターのやりとりはまずまずOK。マップ・ナビは縮尺によっては厳しいです。動画は無理ですね。

Wifi端末やSIMなしの端末では全く通信ができないですが、遅くとも通信できればインターネットの情報力を享受することができるという意味で価値があります。スーパーに着いてからレシピを見るとか。

ちなみに、iPhone/iPadでは海外版なら使えるようです。海外版のiPhone/iPadはオークションだけでなく、ネットショップなどでも取り扱いがあるようなので、興味があれば探してみてください。(「iPhone iPad SIMフリー」などで検索)

あ、蛇足ですが、b-mobileはdocomoの回線を借りているのでエリアは心配しなくて大丈夫ですよ。たぶんb-mobileが入らなければ、auやソフバンでもだめでしょう。

iPhoneの話をしよう→みんなこけた

実はiPhone4Sでした、という昨夜のトラップは多くの日本人ガジェッターを落胆させたようです。5を待つか、4Sにするか、それともGalaxy S2にしてしまうかという悩ましい問題を落としてティムクックはお帰りになりましたね。
ま、5にしても、その次は5Sかもしれないという無間地獄になっているので、
オススメとしては
4の人はそのまま変えなくてもOK。
3GSの人はiOS5に備えて機種変更も良いのでは。
3Gの人は、そろそろ良いのでは。
といったところではないでしょうか。

4Sに落ち着いてしまって一番懸念しているのは、特にハードウェアの面でAndroid勢に隙を見せすぎではないかというところ。いまだメモリ256MB、シングルコアのデバイスをサポートしなければならないステージで大きな飛躍ができないのは重々承知ですが、せめて薄くするとか軽くするとか。有機ELとか。NFCとか。iOS5がどれだけのポテンシャルがあるかまだ評価できませんが、せっかくハードウェアを刷新するチャンスだったのにみすみす…という感が、まだわき上がってきます。とりあえず4Sでがっかりしないで、iOS5がでるのをあと1週間待ってから決めるのがいいかと思います。

Sバージョンならではの良さはたしかにあって、Appleの安全安心なプラットフォームをこれから使いたいという人は間違いなく快適に使えるだろうと思います。

アンドロイドの、半年経つと数世代ぶん旧世代になっているという悲しみはないだけ、よしとしますか…。

2011年9月28日

BDXLに驚いた

Blu-rayディスクがいつの間にか100GBになっている。

今までは1層25GB、2層50GBの容量でしたが、BDXL(BD-R/RE XL)では1層あたり30GBほどに容量が増え、3層100GBと4層128GBが規格化されています。(今お店で見かけるのは100GBの3層だけですね。)

定価はBD-RE XL 3層で1枚4980円ですが、オークション等を見ているとどこから手に入れたか、1枚2000円台で買えるようです。

DVDの時もそうだった気がしますが、1枚が大容量なので、ダウンロードしたファイルや動画なんかを放り込んでおくのに便利。100GBというとUSBメモリより容量的にも価格的にも有利ですし、久しぶりに実権を取り戻した感じがします。


Panasonicが、内蔵HDDなしでBDXLのみ搭載のレコーダー DMR-BR30を発売していますが、これもBDXLならではの利用形態ですね。内蔵50GBというと少し心許ない感じがしますが、100GB/128GBあれば、決まった番組しか見ない・録らないという旧来のビデオテープ的に使うことができるし、USBハードディスクと違ってパソコンで見たり他のプレーヤーで再生したりできます(ただしBDXL対応機器に限る←これが意外なネックになりそう…)
#HDD(500GB)も後から内蔵できるようですね。録画は地デジのみ

ともあれ、地デジ化に駆け込んだ人が相当数いることからも、ブルーレイはこれからという人も沢山おられるはずなので、そのときはBDXL規格をオススメしておきたいと思います。

こう大容量になってくると、カートリッジメディアでなくなってしまったことが若干不安ではありますが…おかげでノートPCでも便利に使えるのでアリ、ですね。

2011年9月26日

ナウなヤングのデジカメ

出た当時は見向きもされなかったりキワ扱いされたモノってけっこうありますよね。
個人的にはシャープ率が高いんですが(ザウルスとか)

有象無象のモノの一握りが時代を変化させていく瞬間(発表)と、その新時代がスタンダードになり最適化されたモノが出るまでにはずいぶん開きが(といっても、今は1年くらいでスタンダードになってしまったりするけど)ある。利用者=顧客が多ければ多いほど、あるいは多くしようとする企業努力が高ければ高いほど、その速度は速い気がする。

そんなモノの中で僕が面白いなと思うのは、あまり顧客が多くない、ニッチな、あるいはメーカーの企業努力や体力が低く、目の付け所はシャープなのに尻すぼみになってしまっているモノ。なかには芽のでない種もあるけども、たとえば前述のザウルスなんかは、通信インフラが高くニッチで一般的ではなかった時代には見向きもされなかったけど、部品が小さく薄くなり、通信インフラが手に入るようになり、「携帯電話」として認知されるようになり、形を変えて芽吹いている。時代に恵まれずに芽が出ていない種もそこそこある。この宝探し感が面白い。

いま方々で花開いているスマートフォンのブームは、ある製品についてではなくて、世代について見たときのアーリーマジョリティのように見える。スマホにしたけど、遅かったり電池が持たなかったりしてがっかりした人もたくさんいるだろう。フィーチャーフォンに戻りたい人もいるだろう。それでも、スマホなしの未来はもはや想像できない。らくらくスマホ、だれでもスマホになっていくだろう。キャズムは期待と現実の狭間なんだと思う。えてして、よく知らない若い人のほうが大きな期待をしやすく、老賢になればなるほど、期待で自分の胸を躍らせることが難しくなる。

僕はスマホにはたくさん期待しているし、スマホのある未来を望んでいる。けれどあくまで「ちょっと先取りしすぎたところ」に魅力を感じるのであります。もちろん有象無象といったくらい、多種多様なものがあるので、もうちょっとやそっとの沼ではない。そういうところが、面白い。

で、今ウォッチしているモノの一つは、デジカメ。というか、3D。

このネット全盛の時代において、3Dデジカメはネットとかなり相性が悪い。レビュー記事ではどうやっておもしろさを伝えようかとあの手この手で紹介していたけれども、いまいち紹介しきれない。とにかく手にとってもらうまでを記事にするのだが、実際に手に取って展示品で写真を撮ると、今までのデジカメの構え方では「必ず」といっていいほど右手が写り込む。そういった設計の些細な問題が、3D写真の適応層を少なくしていく。(おまけに今ではユーザーレビューサイトの所為で、ネガティブキャンペーンが日常的に行われるようになってしまった。こういう選球眼も目的もない一時の感情丸出しのレビューは基本的には百害あって一利なしと感じる。蛇足ながら、あまり参考にしないほうがいいと言いたい。楽しんでいる人=適応している人の意見を参考にすべきだ。)
結局、Fujifilm FinePix REAL 3Dシリーズを買った人は、旧来からの立体写真好きか、懐に余裕のある人か、どちらかだろう。

撮りづらかったり、閲覧環境が制限されはするけど、でも立体は絶対的に面白い。

写真は上手下手があるけども、その分岐路の一つに構図の良し悪しがある。主体・主題を浮き上がらせるために、被写界深度だのフレームだのを使い分けて、そこそこの枠内に収めないと、何を表現したかったのか分からない写真になってしまう。特にコンデジでは難しい表現。それは、背景をぼかしたりテクニックを使って表現しないと「見えない」からだ。それが立体写真なら、ある側面においては、被写体をほとんど意識せずに表現することができる。存在があるということをくっきり写すことができる。消えていく・変わっていく儚さを手軽に表現するのに、立体ほど適したものはないだろう。自分の遺影はぜったい立体写真で撮ろうと思えるほど。(「記憶に残したいものは、立体で残す」的なコピーで。)

ただ、そういう面では面白くて、持っていて損はしないよと言いたい所だけど、そうはいっても閲覧環境に難があることは確か。デジカメの液晶で見るか、3DSで見るか。アルバムにあたるパソコンの閲覧環境も一部は全画面3D表示のみ対応という機種もあるにはあるが、部分3D表示もできないし、管理ソフトもJPEGやRAWほどのものがあるわけもなく、適しているとは言い難い。いまのところ、デジカメの液晶でみるのが一番という状況。
それが、スマホの流行で、もしかするとデジカメで撮る→スマホで見る・貯めることができる(かもしれない)状況になってきた。FinePix REAL 3Dは赤外線がついてるのに、赤外線で送れるのはJPGファイルのみ。ぜひMPOファイルの赤外線送信や受信に、スマホメーカー(というかシャープ)やデジカメメーカー(ソニー、富士フイルム、パナソニック)は対応してほしいなあ…。

あと、今のコンパクトなFinePix REAL 3Dではマクロが苦手というか、撮影可能距離がある程度制限されています。だいたい3m〜30mくらい?の距離に被写体があるときに良い写真がとれるようです。

それでも立体写真。するめのようなかみ応えのあるモノだなあと思います。お試しではなくて、趣味にしてる人が多いのも頷ける面白さです。人気が出ずに値段も下がってきたせいで、敷居が下がってきてくれたのも、今オススメできるポイントです。

3Dデジカメ FinePix REAL 3D W3をチェック

2011年9月23日

Macbook Pro15(17)やAirの古いのを冷やす

やや時期はずれな記事ですが、来年の夏に向けて。

 Macのアルミユニボディは外見はとてもシンプルで美しいんですが、実際使ってみると、外気が30度を超えるような環境では筐体の熱が廃熱されず、手汗でひどいことになりますよね。今回は快適に使うための方法をまとめてみました。

※自己責任でお使いください。

1)coolbook (Core2世代のMacの電圧を下げる。シェアウェア(paypal))
 パソコンの発熱には、電圧と動作速度(MHz)が影響します。電圧を下げると発熱が減りますが、下げすぎるとパソコンが異常停止します。これは、動作速度に対して電圧が足りないためです。
 coolbookは、動作電圧を下げたり、動作速度を制限するためのソフトです。あまりヘビーに使わない人は、このソフトで最低周波数に固定して電圧を最低にしてしまえば発熱を減らせます。(その代わり、動作速度も最低速度になります)
 10ドルのシェアウェア。http://coolbook.se/ シェアウェア登録するまでは電圧や周波数を変更できない。
 Lionには非対応。Core iシリーズにも非対応なので最近Macに買い換えた人は買ったり使ったりしないように注意してください。使えません。

2)smcFanControl (ファンの回転数をコントロールする)
 パソコンの部品はどうしても熱を持ちます。それを冷やすための、内部の扇風機の風量をあててあげれば、熱を逃がすことができます。Macbookは、左のポート部分や左右のスピーカー穴から空気を吸い取るので、その部分が熱い場合には扇風機で効果的に冷やすことができます。
 smcFanControlは、扇風機の回転数をあげるためのソフトです。Macは温度に応じて自動的に扇風機を強くしたり弱くしますが、最弱のときの回転数をあげることができます。バッテリー充電時は特に熱をもちますが、充電時には回転をあげたり、バッテリー駆動時には回転を下げたりと、電力供給状態に応じて設定を変えることができます。
 フリーウェア。寄付歓迎。http://www.eidac.de/
 LionにはsmcFanControl 2.3から対応。回転数を上げすぎると扇風機が壊れやすくなるので、せいぜい4000回転くらいにしておくよう注意する。おすすめは3500回転。

3)gfxCardStatus (Macbook Pro 15,17に対応)
 Macbook Pro 15インチや17インチは画面表示をなめらかにするために専用の高性能ICを持っていますが、それほど画面表示の計算をしなくていい時のために、そこそこの性能のIC(発熱が小さい)を使うことができます。Macbook Proは基本的に高性能のICを使う設計になっているため、そこそこのICだけを使うことができませんでした。
 gfxCardStatusは、そこそこの性能のICだけを使うためのソフトです。Macはソフトの起動や処理を見ながら高性能ICの出番を決めますが、gfxCardStatusを入れておくと、処理によって高性能にするモード(d)と、処理によらず高性能にするモード(n)と、処理によらずそこそこ性能にするモード(i)を切り替えることができます。
 フリーウェア。寄付歓迎で、寄生ソフトなし。http://codykrieger.com/gfxCardStatus
 Lionに対応。特に注意すべき点はないが、Macbook AirやMacbook Pro 13インチ版、Macbook には高性能ICが入っていないので使えない。Macbook Pro 15インチ・17インチのみ対応。個人的には一番のおすすめ。

4)iStat pro(今の温度を知る)
 Macには中に温度計がたくさんついていて、どこが何度か把握できるようになっているが、それが何度かを表示する機能は、ありませんでした。
 iStat proは温度を表示するためのソフトです。温度が何度かわかっても冷えるわけではないので、いらない人にはいらないと思います。
 フリーウェア…だったはずですが公開を止めてしまったようです。

5)その他
 Macbookの中の扇風機は埃も吸い取ってしまいます。熱を効率よく風に逃がすために、扇風機の送風口にはエアコンの中にあるような、櫛のような金属板が並んでいますが、…エアコンのようなフィルターはついていません。櫛に埃が詰まると熱が逃げず、大変危険な状態になります。(下手をすれば、火傷をする)
 分解・清掃をしてくれるサービスをしているお店があります。火傷をするまえに是非。

 あと、ノートパソコンの下に敷いて冷やすものもあります。ファン付きのものを使ってますが、gfxCardStatusを入れる前は焼け石に水。入れた後は心なしか快適な気がします。敷けば済むってほどの効果はないってことですね。

 しかし、こう並べてみると、やはり重い処理をさせると熱くなるのは仕方がないところ。
全身アルミのMacbookを冷やすには、ほんものの扇風機を本体にあてることと、室温を下げることでとにかくアルミに熱を持たせないことが大事です。

 夏も終わり、短い秋のあとには寒い冬です。アルミボディが冷たいからってMacを湯たんぽ代わりにしないほうが、いいですよ…笑

2011年9月11日

去年の冬、これがあれば…。

各社から、導電性繊維でできた手袋がリリースされています。
寒い地域にお住まいの方々(&自分)は今まで外で電話が鳴ったり、マップを見たりすると一苦労だったんです(電話をとるために、ポケットを探し、操作しようとして手袋が邪魔で外し、やっとの思いで電話に出られる)が、それも今年からは緩和されそうです。

無印良品からも出ていますし、おそらくユニクロやPC周辺機器メーカーからも出てくるでしょう。リンクはエレコムのものですが、5本指が導通するのでiPadやAndroid/Windowsタブレットなどソフトキーボードが大きい製品にはいいだろうなーと思いました。


(予約受付中、発売日9月28日)

さて、9月10月といい季節にさしかかってきましたね。震災、津波、台風と今年はどうなってるのか、といった半年でしたが、少しでも安らげるといいですね。

2011年9月9日

Macbook 冷却のツボ

整理のためのメモ。追記:整理しました!(20120621)

ノートPCの冷却系には主に2種類ある。
吸気と排気ポートがあり、部分的な熱をファンで換気する経路。(アクティブな冷却)
もう一つは、ボディ、ヒンジなどを使って外気に熱を逃がす経路。(パッシブな冷却)
ユニボディMacbookは端子接続部とスピーカー穴が同時に吸気口になっている。そのため基板部分はアクティブな冷却が有効だが、バッテリーやハードディスク部分については、ユニボディ(冷却効果の面から見れば、樹脂製ボディよりも効果的なパッシブ冷却ができる)の冷却効果が支配的になる→つまり、発熱が気になる部分でもある。<br>
VAIO Zのアルミ部材はその点工夫されていて、発熱部位であるアルミに直に肌が触れないように、樹脂製のパームレストが別部品になっている。(蛇足ながら、その部分にアンテナを仕込むことで感度も確保している。)ただ、樹脂は一度暖まると冷却が難しいので、一概に樹脂がいいというわけでもない。<br>
底面がフラットで吸気口のないユニボディを採用したMacbookをうまく冷やすためには、パッシブな冷却をいかにうまくするかということになる。(HDDやバッテリ付近に穴を開けるという選択肢もないわけではないが)<br>

1)冷却台はある程度有効。特に、樹脂製で肌に触れる部分に送風できるものは、肌に近い部分において使うときに直に熱を感じなくて済むという意味でも効果的。だが、底面しか冷やさないのでパームレストに熱を感じる場合は効果がなさそう。
2)かんたんな話、ユニボディMacbookはボディを冷やせばいいわけだから、無印のデスクファンでもキーボード面にあてておけば温度は下がる。USBの扇風機で効果があるのかどうかはわからない。たとえば、Magsafeコネクタに十分な風量のあるファンをつけるとかはどうだろう?(Macマーケット限定になるけど)
3)発熱を減らす。CPUの熱に関しては、動作周波数と電圧を下げることができれば効果的。SnowLeopard, Core 2世代のCPUならcoolbookが使える。Lion, Core i世代にも対応してほしい…これは待ち。
4)smcFanControlなどでアクティブな冷却を強くするという策は、そこそこの効果しかないと思われる。部品寿命のこともあり、どうしても(2)の方法がとれない状況以外ではデフォルトにしておいたほうがよさそう。(一応、入れておくにこしたことはないという意味)
というわけで、(2)を検証していきたい。

2011年8月31日

Galaxy S+b-mobile u300でGPSがカクつくときの覚え書き

root化はしません。(…。)
AngryGPSも使いません。(実は何も変えていないらしい)

ググるとサイトはたくさんありますが、決定打はがらくたVol.9さんのこちらの記事
要点としては、電源OFFから復帰したときに1度だけ、3GとWifiを切って、衛星GPSで1度、現在地を捕捉させる。その後で3GなりwifiをONにして使い始めると、次に電源OFFするまでは大丈夫ということのようです。

いまこの方法を試して2日目ですが、ナビがぐりぐり動いて、期待通りの動きをしてくれます。

オクで手に入れてb-mobile u300のカードを設定したらこの状態になり、一時は手放そうかとまで考えた問題ですが、とりあえずこの方法で問題なさそうなのと、ハードウェアのトラブルというよりソフトのトラブルっぽいので、アップデート等で改善されるカモ!という可能性が残っていそうということで、これでいいや〜という感じですね。

それより困るのはAngryGPSですね。suplの書き換えとか、設定項目はありますが実際は設定してないらしい様で、A-GPSがちゃんと動作してるのかどうか、気になります。いちおう、室内や地下でも基地局らしき測位はしてくれているようです(もちろん、b-mobileで)。

ということで、GPSでお困り・お怒り・失望のGalaxySユーザーさん。がらくたVol.9さんの方法で復活できるかもしれませんよ〜。おためしあれ。

2011年8月25日

CoolbookをLionで

あ、他の方のブログの参照だけなんですが、

LionでCoolBookを使うためのたった一つの方法というタイトルの記事で、MacのCPU動作電圧を変えられるCoolbook2.22(公式にはLion非対応)を動かすための方法が書かれています。煽りタイトル万歳とのことなので、ご紹介します笑
(元のネタと思われる場所は、here。)

ただし、Core i(Arrandale/SandyBridge)シリーズにはやっぱり非対応。残念なことです。

近々メジャーアップデート(3.0)が出るらしく、そのときはCore iにも対応するそうなので期待期待です。有料ソフトなので、ぜひMacAppStoreに登録されるといいでしょうね。たぶん僕は即買いです!

モバイルSandyに思う

基本的には、CPUは、かけられる電圧と動作速度が比例する様だ。良コアと呼ばれているものは、ある動作速度に対して必要な電圧が低いということのように見える。

その点、Core i5-2500Sの動作を見ていると、すごいと思う。平時は、従来ULV版でしかサポートしていなかった電圧に下がっている様子で、1.6GHz/0.78Vくらいをたたき出してしまう。TDPは65Wだけど、それはアクセルをふかしたときの消費電力。アイドリング状態ではそれほどの電力は消費しない。しかも、この数字は、どのSandyBridgeでも出せる数字なのかもしれない。(2500Sは従来の低電圧版に対応するグレードだから、確定ではないけど。)
もしそうなら、ソフトウェアで上限を決められるようにしてしまえば(つまりKグレードのようなもの)、発熱と動作時間を結構自由に操作できてしまうんじゃないだろうか、と想像する。今は消費電力はグレードで決められている。Tグレードは35-45W,Sグレードは65W,ノーマルグレードとKグレードは95Wとなっていて、一部を除いてi3/i5/i7間でのTDPの差はない。
モバイル(Mグレード)は基本的に内蔵GPUがHD3000なのと、ULVグレード(iX-2XX7M)の存在がユニークではあるけども、デスクトップ向けのKグレードをいじったって達成可能なんじゃないだろうか、と思う次第。

いままでのArrandaleまでは、標準「電圧」版とか低「電圧」版と、動作電圧がそもそも違っていた。デスクトップ版CPUの最低電圧とモバイルのそれは違っていた。けども、今は、ノーマルグレードでも省電力版でも最低電圧は一緒かもしれない。このあたり、SandyBridge世代のCPUの特徴なんだろうなと思った。

なら、Sandy世代のノートPCの作り方は相当変わってくる、チューニング次第では標準グレードのCPUでも長時間モード、ないし昨今の事情を反映した「省電力モード」を作り出せるはず。(本体のサイズは、アクセルをふかしたときのために、それなりに大きくなるはずだけども。)それがなんだか、そうなってなくて残念な感じがしてならない。モバイル用途には向いていないTurboBoostがそもそもなく、ある意味モバイル向きのi3シリーズに超低電圧グレードがないところも気になる。(HTのないPentium P620Tあたりのほうが、おいしい。)SandyBridgeのULVグレードが18Wと、思いのほか低くないのが原因なのかもしれない。(つまり、Sandyは電圧を下げても10W〜15Wくらいのところに壁があって最低消費電力を下げられない?)

これが実現するのは、さらなる省電力化が進むIvyBridgeになるかもしれない。モバイルにとってSandyBridgeはあまり魅力的ではない(ArrandaleからGPUとAVX以外の進歩がなく、その進歩は主にデスクトップ向けのものだから)プラットフォームだった。OSメーカーが最適化を進めれば、ライトユースではひんやりしてパームレストも底面も熱くならない、でもエンコーダーが立ち上がれば無茶苦茶に速い、そんなノートPCも見えてくる。

とりあえずの結論として、今販売されているプロダクトの段階で、ArrandaleでもSandyBridgeでも、動作速度と電圧をいじれれば相当冷えるはず。Macbook Airはそのあたりをうまく使っていると思う。次に出てくるMacbook Proは、もしかすると、かなり熱処理がうまくなっているかもしれない。それなら嬉しいんだけど、と思う次第。

あとは、バッテリとHDD。HDDはSSDが出てきてかなり改善される予定なので、バッテリーの充電時の発熱のコントロールが重要になるはず。いたわり充電モード(充電上限を下げる)、ゆっくり充電モード(充電時間を長くして発熱を下げる)、どちらの機能も重要だと思う。その面から見ても、Macbook Airはかなり気を遣っている様子。とても「バランスの良い」プロダクトなんだなあ。

2011年8月3日

EP121修理中

もう8月に入ってから3日ですね。
まじめじゃない学生とまじめな学生の差が生まれはじめる境界線の日です。(笑)

さてEP121。液晶が黄色くなってしまって、修理に出しました。
修理に出したのは6月30日なんですが。

1ヶ月と三日経過して、まだかえってきませんよ。
きっと殺到しているんでしょう、修理ユーザーが。(憶測)
液晶が足りないんでしょう。

一度、電話がありました。
サポ「かなり時間がかかるかと・・・」
私「1ヶ月くらい?」
サポ「それか、2ヶ月くらい・・・」
みたいな。

気長に待つしかありません。
ASUSのサポートや品質に何かを求めるのは、間違ってます。(比較的、断言)
果報は寝て待て、いや、働いて待て。

働いて、Transformer買っちゃうもんね。(←人柱好きなのか)

2011年7月27日

スマホはクラウドに追いつけるのか

Android端末のXperia ArcとiPhone4を使ってみて思うことなんですが、スマートフォンって今までのMac,Windowsの関係を引きずっているような気がして、クラウド体験できる日が来るのはいつなんだろう、と思ってます。

まず、クラウド体験というのは、端末にかかわらず、同じサービス、同じデータが参照できるということにしましょう。(個人的な定義です。)ヤフーなんかのWEBサイト、HTML5サイトなどは、PCで見てもMacで見てもスマホで見ても同じ内容です。そしてクラウド体験で一番大事になってくるのは、その体験を他人も再現可能である、という点。もちろん、個人認証の必要なWEBメールを他人が見られる、というわけではなく、たとえばYahooトピックスのように、あるニュースについて、他人とドコソコでナニナニの事件があったよね、とかいう話を共有できたり、それを耳にした人がYahooサイトにアクセスして同じニュースに到達可能である、ということ。

我が家のモバイルたちは、Xperiaはb-mobileの300Kbps限定プランながらパケット利用可能・電話不可な端末。一方のiPhone4はSoftbankの電話がつかえて、パケットは(経済的理由から)封印してある端末。ほかにノートPC等あるので、通信が必要な場合はWIMAXを使っていますが、居住エリア的にWIMAXのエリアは限定的で、つながったり切れたりします。
もともと同様な使い方でiPhoneを3GSから使っていたことと、WM3500R用のアプリがリリースされてから面倒くささは減ってきてはいるんですが、Xperiaの3G通信は圏外はまずありませんし、メールのプッシュ通信もきちんと機能するし、フェースブックやTwitter等の「ちょっとした確認」は最近もっぱらXperiaになってしまいました。接続安定性で考えればb-mobileの圧倒的勝利です。

問題なのは、今までに購入したアプリ、100本。
最近は「なめこの養殖」にもっぱら時間を食われがちなんですが(笑)、Androidではできないんですね。
逆に、Androidでの暇つぶしはもっぱらドラクエ5なんですが、これはグレーであることが原因でiPhoneではできない。
要するに、開発者がモバイルデバイスすべてに対して開発するスキルがなかったり、ペイの問題でサポートしていなかったり、規約の問題でリリースできなかったり、という状況があって、「スマートフォン」を買ったからと言って、「他のユーザーと同じ体験」ができるわけではない…という問題がすでにある、ということです。

EvernoteやDropboxのように、PCやスマートフォンを含めてほとんどのプラットフォームをサポートするような製品群を出すという解決策は、昔々にWindows用、Mac用のプログラムを「ハイブリッドCD」と謳ってサポートしていた時代とよく似ているんだと思います。ただ、結局、MacとWindowsの間は乖離していってしまって、WindowsをMacに切り替えるということは、Canonでレンズをそろえた人がNikonに鞍替えするように、本体ハード以外にも、ソフトや周辺機器・オプション類のために多額の出費を必要とした。今や、iPhoneユーザーがAndroidに乗り換えるにも、同じようになりつつある。それはアプリストア化によって、「ハイブリッドCD」的な回避策もない。ただ2社にクレジットカード情報をあずけ、1つのサービス体験に対して2回の支払いをすることで、2機種でのサービスを享受できる、という構造になる。
スマホの現状は、そういう状況にあると思う。

回避策としては、iPhone用アプリは無料にしておいて、アプリ内課金でアプリ実行権を買うと「登録コード」的なものが発行される。Androidアプリも同様になっていて、アプリ内課金で買おうとすると登録コードを選べる。すると、購入ステップがスキップできるとか(←ちょっと無理がありそうな気がする)、販売価格を値引く(85円になるとか)。

具体的な方法はよくわからないけども、1つのサービスが1回の支払いで複数の端末で享受できるという純粋なクラウド体験からは遠ざかっている。ようやくWindowsPhone7.5端末も登場したけれど、そのたびにストアが増えるようでは、結局の所OSのシェアの多いところが売れる、という話になっていく。そろそろ、そういう「モノ」と「シェア」の段階をこえて、真に自己という連続体の中にサービスがピッタリと沿っていけるような展開を実現できないものか、と思う。

2011年7月4日

iPadの予想はつまるところ

iOSに左右されるところが大きいんじゃないだろうか、と思う次第。

iOS5で採用されるだろうマルチタッチジェスチャーが正式採用になれば、ホームボタンは不要になるし、ホームボタンが不要になるようにジェスチャーが設計されているようにも見える。
そうすると、画面比率を現行の4:3ではなく、iPhoneと同列の3:2にできるし、1920x1200(フルHD再生対応)を9.7インチに納めることもできる。

iPad3やiPhone5にはとても期待しているけども、その期待はつまるところiOS5への期待に近い。

というわけで、OSのほうを予想するほうが楽しいと思うんだけど、なんだかモノのほうにそそられてしまうのは、信者だからかなあ。笑

とりあえず今回は、つぶやき。

2011年6月28日

さよーならChrome

Chromeのクラウドは便利なんですが、Dropboxのおかげでそれも落日の機能に。

動作速度が速いというのも、もはやどのブラウザも十分に速くなってしまって。

機能拡張面でも強いChromeでしたが、肝心のプラグインがそろっていなかったりして微妙…
ということで、IEとFirefox派に戻ることにしました。

IE9はよくできてます。欲を言えば拡張機能が少ないですが、YouTubeダウンロードなんかもあるみたいなので必要にして十分だと思います。

FireFoxは新バージョンにしてからmixiのレイアウトが表示できないダメ仕様だったので削除したんですが、じき改善されると思うので期待を込めてウォッチしておきます。

Chromeのなんでもかんでもクラウド管理という独裁的中央集権システムはあんまり好きじゃないんです。まあそれでも、Appleみたいにアプリが買えるとか、そういうと違ってくるとは思うんですが、Android持ちじゃない(もってるけど、売っちゃう予定)なσ(^_^)にはあまりなじみませんね。

さよならChrome。

「レンズ交換式コンデジ」

レンズ資産が活かせる一眼レフ。
NikonならFマウント、CanonならEFマウント。ソニーPENTAXのαマウント。入門用~プロ向けの機種までをサポートする一眼レフ用のレンズなので、高速なオートフォーカス、快適な撮影レスポンスを体験することができます。新しいところでは、オリンパス・パナソニックが中心のフォーサーズシステムがあります。ただ、本体が大きく重く、日常写真には向いていないです。

そこで最近、GXRシステム、マイクロフォーサーズレンズ、Eマウント、Qマウントという小型マウントのものが大流行しています。これは、停滞気味のコンデジにレンズの楽しみを付加したデザインということになります。名付けるなら、「レンズ交換式コンデジ」でしょうか。

それぞれに特徴がありますが、基本的にはコンデジです。
撮影レスポンスやAF速度・精度は一眼レフには遠く及びません。
GXRの一部やQマウントはセンサーサイズが圧倒的に小さく、被写界深度の浅さを利用した主題を浮き上がらせた撮影は難しいです。(GXRの交換レンズの一部はAPS-Cサイズの大型センサーが入っています)
なので、このカテゴリはレンズ交換ができることが一番のメリットということで、差別化要因としては様々なセンサーがあることです。

それを踏まえると、
SONY NEXは一番大型のセンサーが入っていますが、レンズ種類が少なく、小さいレンズは性能も高くないので、必然的にSEL1855という長さ7~8センチの長めのレンズが事実上標準サイズになります。小型化しすぎてレンズ設計が難しすぎるという噂があります。
マイクロフォーサーズはセンサーはそこそこの大きさですが、レンズのサイズとセンサーのサイズのバランスがよく様々なレンズが発売されていて、レンズ交換式コンデジの面白さが一番活きると思います。
GXRシステムはレンズとセンサーが一体型になっているカメラなので、画質重視のものからサイズ重視のモノまで選べるシステムになっています、が一眼風の写真を撮りたい場合はシステムが全体的に高額になりがちなので、勇気がいります。
Qマウントは非常に小型ですが、一眼風の写真を撮ることはほぼ不可能です。

大きさを撮るか、画質をとるか。システムを選ぶのは楽しいですね。お店に行って触って、一番好きなものを選ぶのは楽しい休日になりそうです。

ちなみに僕はEマウント NEX-3と、SIGMA DP1。やはりAPS-Cサイズの表現はとても好きです。個人的には、SIGMA DP1が交換式レンズになったらオチますね。

音声認識とノイズキャンセルヘッドホンとHFP

文字おこしをしないといけないんですが、それはもう重労働なんです。
というわけで少しでも負荷を減らしたく、音声認識を試してみています。

きっかけは、iPhoneやAndroidのGoogle音声認識、AmiVoice、DragonSpeechの音声認識精度がめざましく向上していること。docomoのAndroid端末のCMで演出されていますが、単語レベル、文章レベルでの認識精度は、往年の音声認識システムからすると、めざましく進化していると感じるものがあります。

これを見て、PCの音声認識も気がつかないうちに性能が高くなってるんじゃないか?という淡い期待を抱いた訳でございます。ただ、もちろん、無料のWindows7に標準搭載の音声認識。(コントロールパネルに「音声認識」という項目があります)

PCでの音声認識でまず必要なのは音声認識に適したマイクの入手、そして音声認識トレーニングに時間をかけるということになります。ノートPCだと本体に内蔵していたりしますが、キーの打鍵音とか、クーリングファンの音とか、声とノイズの分離が難しいので、口元に近いクリップマイクや、コールセンターの人がしているようなヘッドセットが一番適しているといわれています。

というわけで、Skype用のものをいろいろ試してみたんですが、

HFP+ノイズキャンセルはだめです

HFP+ノイズキャンセルはだめです

デジタルノイズキャンセルの影響か、HFPの低ビットレートの影響か、うまく認識してくれなかったり、話し始めにタ行の音が入ってしまったりします。結局ふつうの有線マイクが一番という結果でした。

音声認識トレーニングは何度も何度もしたほうが認識精度があがるようです。最初はタイミングが合わず、間違いなくイライラしたり失笑したりすると思いますが、馴れてくると「まあ仕方ないかな」と思えるようになるので、そのときに何度も何度も何度もトレーニングしたほうが圧倒的に認識精度はよくなります。「音声認識はキーボードで入力するよりも効率的に文字を入力することができます」とか「音声で文字を入力することは楽しいです」みたいなことを延々朗読させられるので、若干洗脳されますが。


さて、ただ、Windows7の標準添付の音声認識はクラウドでもなければ、認識精度がとりわけ高いわけでもありません。というわけで、他社製音声認識のPC版を探してみました。

AdvancedMedia社のAmiVoiceのPC版はAmiVoice SPという名前です。こちらのパッケージ、64bit対応となります。これが今時の一番の注目株になります。

DragonSpeechはバージョンが2005で止まっていて、Win7対応も不明。64ビット対応も不明。長く使うには少し不安の残るパッケージなので、ぜひDragonSpeech2011を開発していただきたいと願う次第です。
同社にはもう一つ、文字おこしに特化したVoiceWritingというソフトがあるようですが、こちらはwindows7非対応でした。(インストール、実行できないのを確認済み。)

個人的には3番目に一番期待していたぶん、落胆もひどいのですが、素直にAmiVoiceSPをトライしてみようと思います。ちなみに音声認識ソフトの価格は最低でも1万円~3万円程度はかかります。上質なキーボードを買うとだいたい2~3万円。きちんと使えるソフトでないと、結局HappyHackingKeyboardの最上位機種を買った方がいいという結果になってしまうのですが、AmiVoiceSPさんには、体験版がありません。体験版がありません!体験させてくれないと、ちょっと怖くて買えません…。

というわけで、AdvancedMedia様、AmiVoiceSP体験版、よろしくお願い申し上げます

Atomはやだけど、95Wは微妙。35Wは魅力的

というわけで、サーバマシンをAMD Phenom II X3 705e(TDP65W,3コア3スレッド)からIntel Core i3-2100T(TDP35W,2コア4スレッド)に宗旨替えしました。

両方ともプロセッサとしては低消費電力に焦点を当てたローエンドモデル。動作速度はどちらも2.5GHz、DDR3メモリ対応のプロセッサです。ご存じの通り、AMDはSocketAM2+/3、IntelはLGA1155プラットフォームの違いがあり、AMDはチップセットに内蔵GPU、Intelはプロセッサに内蔵GPUがあります。性能は似たり寄ったり。

目的としてはテレビの前にいるときに大画面でちょっとしたネットをすること、ファイルサーバとして活動させること、リモートデスクトップでiPadやiPhoneでのWindows環境を提供することです。ゲームなどの性能面では期待していないので、両CPUともに十分な性能ですが、やはり後発だけあってi3-2100Tは速いですね。

昔はプラットフォームの違うCPUやシステムボードが変わるとOSの入れ直しが常識だったんですが、今は入れ替えるだけで一応起動できるんですね。(もちろん、その後、システムドライバの更新やら面倒なことがごまんとありますが)。 もし移行以前のプラットフォームが動く状態で入れ替える場合、旧チップセットのドライバやグラフィックドライバなどの削除はしておいたほうがいいと思います。(現状、AMDSATAドライバやAMD PCI 3GIO Filter Driverなどが消せません)

Core i3-2100TはSandy Bridgeシリーズの中では省電力ユーザーにしか注目されていないニッチなプロセッサだと思います。普通の自作人はCore i5-2500Kとか、i7-2600Kあたり、あるいはXeon E3あたりがメインストリームプロセッサになります。が静音ユーザーとかサーバユーザーには消費電力が魅力になってくるプロセッサです。

TDPという単位は、電球の単位に似てると思うんですね。95Wとか125Wの電球を常時付けておくのはあまりに明るすぎる、というときに、35Wのぼやーっとした明かりで十分な用途もある。どちらも使っていないときには自動的に明るさを下げて消費電力を下げる機能がついているんですが、頑張ってもボンヤリと光るプロセッサがうちの場合は価値が感じられるわけです。(とはいえ、システム全体ではアイドリング時で50W程度はいっているようですが)

というわけで、パワーのいる仕事をするときにはノートのVAIO Zが出動させるという逆転現象が起きています。

ファイルサーバーということで、2TBのHDDがメイン用とバックアップ用で入っていて、スケジュールバックアップをしているんですが、そういう運用形態とRAID1を組んで運用するのとどっちがいいのか悩み中。詳しい人がいたらアドバイスいただきたいんですが、RAID1のメリットは障害時にサービスを落とさずに復旧できるところだけですよね。RAID組むためにもう1台HDDを買うのが億劫なので背中を押してもらえたら嬉しいです。

RAID1にするにはもう1台、2TB以上のディスクを買わねば…。使い終わったらtorne用のディスクにしてもいいし。と思ったら、欲しまってきた!

近況

EP121を入手したんですが、今は入手困難になってるんですね。

EP121ですが、ややチープ感は否めないものの、ピュアタブレット型ならではの多人数での情報記入などユニークな存在感をもった良機です。

ただ、液晶の黄変が…。バックライトむらというか、四隅が明るく、短辺が黄色くなるというネットでちらほらみる通りのトラブルが起きてしまっていて、そろそろサポセンに連絡してみる予定。

あと、背面パネルのプラスチックがとても薄い感じなので、保証が切れたらパテで剛性強化をしてみたいところです。

あと、標準の電磁ペンはボタンがついていないので、うちにあった2ボタン+消しゴムのペンを入れようと思ったんですが、ボタンをうまく斜めに収納しないとボタンが詰まって出てこなくなるのでパニックになります。取り出しふたを外してペンを取り外す必要があるんですが、あんまりよくなさそうですよね。

その他、iPhone4をオークションで手に入れて、次世代iPhoneまでのつなぎにしてます。Retina-IPSディスプレイの綺麗さはやはり群を抜いている。Macに共通する、文字の綺麗さがあります。
VAIO Zの液晶はFullHD(1920x1080)なんですが、文字の綺麗さについてはwxga+のMacbook Air13のほうが圧倒的に綺麗に見えます。このあたりが、垂直統合というか、機種ごとに分裂されていない体験の共通化が図られていていいですね。VAIO Pでも感じましたが、Windows7でも、解像度に対するアンチエイリアシングの最適化やサイト最適化が自動にできないあたり、Windows8に非常に期待したいところです。

iPhone4に話を戻すと、やはりバンパーは必須。通称「デスグリップ」で何度も通話が切れました。Appleにバンパーを注文しようとおもったんすが、面倒くさそうなので、互換品にしました。シリコーンラバーのものはポケットで滑らず大変なことになるので却下。ポリカ製の堅いカバーは机や手で滑りそうなので却下、ということで初のTPU素材のケースを試してみました。適度にすべりやすく、保護もできそうな柔らかさで、とてもいい素材だと思いました。種類が少ないのが玉にきずですが、とりあえず試してみたいと思います。

前のブログ記事からだいぶ時期が経ってしまいましたが、モバイルがらみの環境は一段落ついた感じがあります。

今度は、自炊の話題と、AMDからIntelに宗旨替えした話を書きたいと思います。

2011年6月10日

サーバーが息をしていないわ!

チップセット内蔵グラフィックが。
メモリやHDDエラーはなさそうだ。

sandyにしようかな。35W版のi3-2100Tかi5-2390Tが良いな。あ、i5-2390Tは2コア4スレッドなのか。TBすると消費電力が35Wにベタ付きになりそうだなぁ…。サーバーだから、2100Tかな。

2011年4月9日

iPad1と2の決定的な差とWindowsタブレットEP121の登場

iPad1と2の違いって何?
それはメモリ容量かと思われます。

というのも、iOS4.3にしてからアプリが頻繁に落ちるようになったため。
マップを開いてどこか遠くにスクロールするだけで、落ちる、といった具合。
iCab mobileで開けるタブの数も若干、減った気がする。
(数値を出してなくてすみません。メモリ管理アプリは買っていないんです。)

iOSには仮想メモリがあるようですが(http://d.hatena.ne.jp/kamiyan2/20110220)
容量が制限されているor無効化されているらしく、脱獄すれば有効化できるらしいけども、仮に有効化しても、書き換え寿命のあるフラッシュメモリでの仮想メモリということで、機器の寿命にも影響してくる話。

iPad2もiPhone4も、メインメモリは512MB入っているので、iOS4.3はその世代に最適化されているんだと思いますが、初代を長く使おうと考えている人には不穏な流れです。ちなみに第4世代iPod touchも256MB。

Dropboxで自炊したPDFを開くときも、10メガバイトとか20メガくらいのものは開けるんですが、100メガバイトくらいになってくるとDropboxごと落ちてしまうのでその後iBooksやi文庫HDに登録するとかいったことができません。

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先日、ASUSから全部入りピュアタブレットPCことEeeSlate EP121が発売になりました。
12インチ1280x800(e-IPSパネル)にCore i5-470UM(1.33GHz-1.86GHz)・4GB メモリ・64GB SSDといった構成で、画面操作は静電容量式タッチパネル(2finger)と電磁ペンが利用できます。バッテリ駆動時間は3.5時間、重量は1.1kgとiPadほど長く軽くはありませんが、それでもWindowsタブレットの歴史の中では最も注目に値する製品です。何より、Bluetoothキーボードやケースが同梱されているところなど、弱点をしっかり認識して対策しているところに好感が持てます。

気になるお値段はAmazonに任せます。


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私は「自炊→Dropbox→iPad(iPod touch、iBooks利用)」の流れで電子媒体を運用しています。
文庫本に関して言えばiPadの電子書籍としての体験はすばらしいものがあり、本を読む速さや頻度が上がってきたなという感覚があります。ただ、前述したメモリの関係か、Dropboxからダウンロードできないファイルがぽつぽつ出始めているというのが気になるところ。
リーダーとしてWindowsタブレットを利用する場合、こういった問題からは解放されますが、本を読んでいるとリーダーからファンの音がして発熱するとか、ついついメールチェック・RSSチェック→定期巡回→メールチェック→RSS→…の無限ループしてしまうとか、そういいうWindowsならではの問題も出てきますし、iBooksのような電子書籍アプリも充実していないなーというのがあり、
「自炊→Dropbox→Windows」に完全に切り替えるには不安があります。(ただ、論文とかを読むにはこちらのほうが好いと思っている)

簡単なソリューションとしては、Dropboxフォルダに最適化されたフロントエンドを作る。
やってみたいなー。と思えるってことは、やったほうがいいことかもしれない。笑

EP121が気になる人は@tokitamontaさんがtwitpicに画像をアップしているのでご紹介させていただきます。(アダルト方面の作家さんのようですので一応、閲覧注意)
http://twitpic.com/photos/tokitamonta

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とりあえず、iPad1の末路が見えてしまって、この次どうしようと思った次第。
リスキーな脱獄をするか、素直にiPad2に移行するか、Windowsタブレットにもう一度傾倒するか。

iPadはこのままキープで、Windowsかなぁ。wktk。

2011年3月30日

自炊の準備

地震で気づかされた部屋の中身。

本棚をワイヤーラックで代用していたんだけども、地震後はブックエンドもろとも本が飛び出していて、足の踏み場もない状態に。

そもそも読まない本が多いのに捨てられないσ(-.-;)なので、このさい敷居の下がった自炊をしていこうかと思った次第。

スキャナーは少し昔のfi-5110eox2がある。Windows7対応のドライバ(64ビットも大丈夫!)をPFUが公開しているので、シリアルナンバーをセンターに送ってダウンロードする場所を教えてもらってからダウンロード。

裁断機はかなり悩んだ。中国製の10000円前後の裁断機か、コクヨのPK-513L(4万弱)か。中古売却価格を考えれば後者だけど、刃とか刃受けの寿命を考えると前者を使いつぶしてもあまり価格は変わらない。しかも前者には替え刃と刃受けが2セット入って10000円だったので、前者を発注。
早速、裁断しやすいとされている文庫本を一冊裁いてみたけど、厚さ方向に斜めの誤差が出る。腕の問題か?と思ったけれども、箱の中に用途不明のトンボみたいなヘラが同封されていて、どうやらこれで背表紙側を押さえながら切るらしい。(このあたりが国産との価格差かなと思われます。)

斜めに切れてしまったものの、幸い文字は切れていなかったので早速スキャンしてiPadで読んでみました。活字のためかOCRもよく機能していて、検索までうまくできました。
スキャンしたPDFファイルは自動的にDropboxへ保存。まだ無料の2GBアカウントなのでどれだけ入るかわかりませんが、iPadとOTAで同期できるのは非常に魅力的です。

150p前後の白黒スーパーファイン読み取りで9MB。WiMAXならいい感じの容量です。

スキャンした後のファイル名が難しいですね。いまのところScanSnapのデフォルトのスキャン日時ですが、
ISBN+著者名+書名か、著者名+書名+ISBNか。
まあこのへんは自炊erの楽しみどころですね。

つづく。

2011年3月17日

iPad本格普及に向けての第一歩

iPad2はようやくiPhone4世代に追いついたといえるアップデートでした。解像度はそのままですが、センサー類、Facetimeカメラ、メモリ倍増など、順当に追いついてきているように思います。

iOSも4.3になり、iPad1もまだまだ現役で使えます。1年目ユーザーと2年目ユーザーで分厚いユーザー層を作り、第3世代につなげてほしいですね。

第二世代の使い方としては、電車以外の移動で使うなら3Gモデル一択ですが、もっぱら家で読書端末・Web閲覧に使う人などはWi-Fiモデルもオススメです。(WiMAX+契約なし3Gモデルが理想なわけですが)

旧世代ユーザーとしては全員が買い換える程のアップデートではないんですが、今から手にする人はいい性能のiPadが使えるんだなと思うと羨ましいです。

2011年2月19日

iPad2欲がうすらぐニュース

解像度がそのままだという情報。

解像度か広視野角かという果てしない葛藤の末、テクノロジーの進歩によって
「両方持てばいーじゃないの!」という結論に達しつつある今、

iPad2のretina化は非常に合理的かつ魅力的なソリューションになる予定だった。


しかし情報を流出させて一儲けを企む輩、もしくは
秘密を暴くことに何かのカタルシスを感じるお馬鹿な英雄さんたちの、
意図的なのかそうでないのかは知らないけれど、
リークと名付けられた情報によれば、
iPad2の液晶解像度は変わらず、厚さと重さだけが減るだけだそうじゃないですか。


それじゃiPadから買い換える魅力がナッシブルですよ。
iPadを持ってる人に聞いてご覧なさいな、「iPadは重いですか?」と。
「重いよ」と答えるでしょう。じゃあ「軽くなったら買い換えますか?」


このままだとiPad2は「iPadは重いから買わなかった人たち」がターゲットで、
我々のような輩はひとまず「もう1年待ってね組」になってしまうではないかっ。

まあそれも、Appleの「2年ごとに端末更新作戦」のルールには沿っているから、
そういうものなのかもしれませんけどね。

私はiPad2には期待しないことにしましたよ。Macbook Airもあるし、別の食指も常に動かしているのだ。ふふふ。
労働は食うためだけにするのではない、生きる意味のためにするのだっ。

Twitterを使ったー

最初は、職場内の人間だけのクローズドなつながりとして。
そうすると、口の悪い人の陰口とかが聞こえてきて、嫌な気分になるだけだったので、やめた。

次は、関心のある人たちの呟きをもっぱらフォローする使い方。
そうすると、ほとんどの人はつぶやかず、一部の人だけがつぶやいているのを読むだけになり、自分からつぶやくのをやめた。

そして、結局新しいマスメディアとして活用しようとしてる人をフォローするというスタイルになった。
これは結局、rssを見ているのと同じ。

結局、ツイッターは思いつきをつぶやくのが面白いんだな、と思った次第。
道具道もそんな感じでつぶやいていこうと思います。

2011年2月2日

WindowsとMacで共用しているHDDに書き込めない時の覚え書き

NTFSフォーマットの場合限定かな。

解決策1→USBの安全な取り外しをちゃんとする。
・外付けHDDの接続されているPCを休止状態に入れた場合
・安全な取り外しをしないで抜いたHDD
上記のような場合、データの損傷を避けるためにNTFSに「書き込み禁止フラグ」が立つらしく、Macでは書き込み禁止フラグを解除できないため書き込めなくなる。
最近、接続解除しなくても大丈夫って思われてるけども、MacとWindows両方使う人は右下のアイコンから取り外しをちゃんとする もしくはunplugdrive portableのような秀逸なソフトをUSBHDDに忍ばせておこう

解決策2→Snow Leopardにアップグレードする。
3300円のアップグレードをけちるとはMac信者にあらず。信者じゃねーよという人もディスクまわりで安心できる10.6をどうぞ。


解決策3→Dropboxを使う
もはや解決策じゃないのでつづきはまた今度。

2011年1月26日

USB

USBは上下がわからないうえ、間違えて差し続けると故障する。電気的・通信的設計はいいけども、物理的な設計はいけてない。

Dockコネクタも。よくDockコネクタの壊れたiPodがジャンク品で出ていた。

もしかして…わざと?笑

その点、よくできているのはイヤホンジャックやIEEE1394A/B。前者はどちら向きにも入るし、後者は一見して向きが分かる。


薄型になればなるほど上下の区別がつかなくなるんでしょうね。
うちのURoad-7000のTTA20コネクタも何度上下を間違えたことか…。

2011年1月21日

iPad2のディテールを妄想する

さて、今のところ「でかいiPod touch(4th)」的なデザインになりそうなiPad2ですが、気になるところがあります。

iPhoneの場合、初代は梨地のアルミ、3G/3GSは「ジルコニアとイットリウムを用いた材質にシリコンコーティングされたもの」(Wikipediaより)、4はガラスとステンレスになりました。
iPodは初代からずっと鏡面ステンレススチールを採用して、時々アルミを採用してきました。比較的軽量なデバイス向けの素材です。

iPadは梨地のアルミなので、表面加工のデザインとしては初代iPhoneに似ています。重さに対して摩擦係数が低い加工なので、持つときは落とさないように気をつける必要がありました。iPadはある程度の重量がある(500g前後?)上に、次世代モデルでは薄型化しつつ滑らないようにする必要があるため、梨地アルミは終了になると思われます。



というわけで、iPad2の表面加工を想像すると。
1.Macbook(Unibody)に採用されているラバーコーティングされたアルミ
 良さそうですが、重いらしい。(13インチで266g。)
2.「ジルコニアとイットリウムを…」の素材
 滑りづらくてよさそうですが、薄型化には向かなそうです。二世代目としては妥当かな?
3.ステンレススチール
 薄型かつ摩擦係数を高めるには一番ストレートですが、iPadが鏡面…。あんまり想像したくない姿です。
4.その他
アルミに合皮
梨地加工のステンレス

2011年1月16日

【小ネタ】iPadのホームスクリーンの並べ方

おもしろいiPadのホームスクリーンの並べ方。

アプリケーション、フォルダを階段状に並べます。

縦画面(4行×5列)のときに

こうなるようにアイコンを並べます。

すると、横画面(5行×4列)にしたときに

こうなってちょっとわかりやすい。

新しいアプリケーションをダウンロードすると次の画面に登録されるので、整理するときもちょっと簡単です。ぜひ試してみてください。