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2012年9月11日

EOS 5D1は戦うカメラじゃないけど好きなカメラ。(2012)

最近はハードもソフトも性能がよくなって、どこをトリミングしても十分な写真になるようなカメラで皆さん戦っておられるようです。それを考えると、5D1はとてもじゃないが勝ち目がある性能は持っていない。どこを取っても負けてしまうかもしれない。

ただ、人間の記憶のような、どこか曖昧とした部分を残せるカメラとしては、とても魅力的なカメラだと思いました。EF50mm f1.4あたりをつけておけば、開放付近(~2.8くらい)はふんわり、四隅が優しい風合いの写真になって、記録としてより、記憶としていい感じに見えてきます。構図を決めて、JPEGで後処理もなく撮っていく感じの使い方になってきますね。F5.6あたりで光量低下が目立たなくなってきて、F8くらいでかっちりしてきます。ISO感度は上限1600なので思い通りに撮れないというシチュエーションはそれなりに(真っ暗で動き回るような被写体は…。)ありますが、それもまた趣味の味なのかもしれません。趣味ならば、いろいろと、あれこれするのも楽しい。

というわけで、趣味や勉強道具として持っておきたい、好きになれそうなカメラだなと思いました。出発前にカメラと向かい合って数字を決める。その後、こういう設定にしたらこうなりましたという、表現力と結果の対応がわかりやすいカメラ。

万能選手化した結果今のカメラになくなってしまった、表現のクセが好きになれるかもしれないカメラ(嫌いかもしれないけど)です。万年初心者の私が個人的に思うのは、クセ…外的な制約があって初めて、心的に想像されたイメージを引き出せると思うのです。人間なので、細かい部分は色々と抜けてしまうし、四角い枠の中で想像するわけでもない。5D1はその部分をふんわりと、呆けさせるのかもしれません。

…というわけで、やはりこのカメラ、人物はもちろんですが、その先の心象的なものを(できるだけ安価に)表現させようとしたときにはまだ残された力があるかと思いました。今のカメラブーム、目に見える物をバチバチと残していく文化が大流行ですが、いずれはそういった即物的な描写から、より印象的なものの表現に移っていくかもしれない。そのときまた着目されるのかもしれませんね。私は、好きになれそうです。(んなこと言っておきながら、ろくな写真をとってるわけでもないんですが(~_~;; )

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