記事の更新は少ないです…が時々コメント欄で話題を広げていたりします。楽しいコメントをいただければ嬉しいです。
(返信できないかもしれません。ご了承ください)

2010年12月28日

「iPadすごいね」カウンター

今年は一度手放したiPadを、オークションで再度手に入れて、結局iPadとべったり半年以上過ごしてきた。

その間でiPadってすごいねって言われた回数は3回くらい。(多い、という意味で3回)
だいたい机とか外で地図やゲームを使って、見せているときだった。
もっと人間関係がアクティブな人はもっと「すごい」って言われているはず。

iPadは何人かで使える。これが共感を生んだ理由。携帯は一人用だから、すごそうだけど他人がなにをしてるのか共有する機会がない。何人かで共有できるのはとても大きな存在理由。まだまだ目が離せません。

棚の設計

今年の初めにサーバー棚を作った。
イントラサーバーとかPS3とかが入っている。上にはテレビが載っているのでどちらかといえばテレビ台。

そして今年の終わりの今。
ほこりがすごい。

これからテレビ台を設計するときは、エアフローを考えつつフィルターを設置できるようにしよう!
げほげほっ。

「RX420AL」のサポートは株式会社エイビットに

ずいぶんご無沙汰にW-SIM+DDに触ることがあって、ALTELにドライバをダウンロードに行ったら、もうウィルコム事業から撤退してました。ダウンロードも商品情報もなし。

かわりに、株式会社エイビットというところがサポートを継続しているそうです。
でも今更でしょ…。サポートっていっても…。と思いきや。

http://www.abit.co.jp/support/PHS/download/rx420al.html

想像以上に熱いサポートで、最新版の更新で2010年12月9日のものがあります。
Windows7/Vistaなどでドライバがご入り用のときはエイビットのホームページへ。

2010年12月8日

iPadのピクセル密度

 ちょっとメモ書きですが、Macbook Airのディスプレイのピクセル密度について書いていたときに気になったことです。

 iPadのピクセル密度は132ppiで、こちらも130ppi前後のグループに入っていることになりますが、経験的に130ppiのグループはディスプレイから50センチ以上離れないと良好な表示品質になりません。iPadははじめにイベントで紹介されたとき、リビングソファで手をいっぱいに伸ばして膝あたりに構えて使用していましたが、現実的には机で両手で持って使うことが多いと思います。すると、ピクセルの粗が見えてしまう距離になってしまうんですね。

 というわけで、iPadのピクセル密度は実使用環境に対して低いということになります。9.7インチで264ppiになる2048x1536のIPSディスプレイを開発すれば時期iPadに搭載されるかもしれません。(Retina displayと同等の326ppiにするなら、2529x1897ピクセル。)

 ていうかこの辺の「綺麗」と「ギザギザ」の境目を、実使用環境の距離を変数にした式にできれば面白いですね。誰か数学得意な人やらないかな。

ProかAirか?〜Macbook Pro(13)→Air(13)の比較エクスペリエンス

 というわけでMacbook Air 13インチ版が届きました。

 今更ありきたりなレビューもどうかと思うので、元Macbook Pro 13インチモデル(以下Pro13)使いがMacbook Air 13インチモデル(同Air13)に移行して感じたことを比較しながらレビューしたいと思います。
Pro13は2.24GHz Core 2 Duo, 4GB DDR3メモリ、320GB HDDの「1世代前の」Macbook Pro(9400M)、Air13は1.86GHzのCore 2 Duo、メモリ2ギガ、128GBSSD、320M GPUの13インチでは一番廉価なモデルです。主な作業はテキスト編集、ウェブブラウズ(Flash含む)、Officeで文書編集など。通信環境はb-mobile wifi@U300です。

 長くなってしまうので先に結論を言ってしまうと、概ね満足しています。もともと重い作業をしない方だったからかもしれません。熱くならない、バッテリ長持ちなのが非常にポイント高いです。では各論にいってみましょう。

●熱くない!
Pro13は何をしていてもすぐ熱くなったんですが、Air13はテキスト作業をする限り、ほとんど熱くなりません。低電圧版CPUをフルに活かしている感じがします。Macの発熱についてはすごく注目していたので、これは新Airにしてよかった点だと思います。

●データ移行は手間と暇がかかる
 すでにMacを使っている人がMacbook Airにデータを移行する場合は一工夫必要です。というのも、FirewireもLANソケットもないから移行アシスタントがそのままでは使えないんですね。僕の場合は元のMacを売るときにディスクを取り出して別のディスクでリカバリーしていたので、USB→SATAアダプタを使って元のMacのデータを読み込みましたが、元のMacが手元にある人も一度ディスクを出さないと移行できないのでは?と思います。無線LAN経由で移行できるかどうかは試してません。どちらにしろ、お手軽な移行は難しい気がします。
 移行アシスタントでプログラムも移行されますが、Microsoft Office 2011は再認証が必要でした。ライセンス数などのからみがどうなっているのか分からず仕舞ですが、3ライセンスパッケージの3台目を移行して再認証をしたところ許可が出たことだけはわかりました。
 あとは容量の問題があります。HDD→SSDなので必然的に容量の問題が出てきます。あらかじめ減らしておくほうが、作業時間も短いし移行時の手間も減るので、手元に移行元のMacがある場合は使用容量を減らしておくことがオススメです。

●環境光によるバックライト輝度の調整はできない
環境光センサー自体が搭載されていないようで、輝度の自動調整はききませんでした。ワンボタンで変えられるからいいですが、Macbook Proに慣れた人からすると面倒かもしれない。

●液晶解像度は使い込むほどわかってくる
 地味にブログを書いたりテキスト打ってるときとかに、字がきれいに見えたりして気がついてくる感じです。wxgaでは狭かったInterface Builderもちょっとだけ快適そうです。(相変わらず操作は分かりませんが)
 最初起動してすぐは、1280x800のディスプレイとそう変わりないかも?と思いましたが、インチあたりのピクセル密度(ppi)で言うとAirは130ppi程度と、Pro13インチやiMacなどの110ppi前後のグループとは区別されています。
 というのも、近くで細かく見る機器ほど解像度を高くするのが一般的です。こちらのサイトを見ていただくとわかりますが、新Macbook Airの解像度は130ppi前後で、これはMacbookやMacbook Pro13, 15のスタンダードモデル、iMacなどの110ppi前後のグループに比べて細かく、Pro15の高解像度オプション(1680x1050:WSXGA+)モデルやPro17インチと同じグループになっているのがわかると思います。つまり、多少字が小さくても近づけば綺麗に見えるので、細かい字を使うプログラマーやテキスト編集者さんの作業にはPro13よりも好適だと思います。
 Air11も同程度のピクセル密度なので、Air11は画面が細かすぎるということはありません。(画面が小さすぎると感じることはあるかもしれない。Air13の画面の広さはPro13と全く同じです)

●バックライトなしキーボードは意外と大丈夫
 画面のバックライトがあるせいか暗所でもキーボードにバックライトがなくても大丈夫そうです。キートップの印刷がシルバー風の反射のわかる色合いになっているせいかもしれません。
 浅めのキーストロークも、まだ長文とか打ったことがないのでわかりませんが、VAIO Pと比べると打ちやすく、案外大丈夫でした。キーの配置はMacbook Proそのもので、ほぼ違和感なく移行できています。(F12がイジェクトボタンというのが案外慣れない。使わない所為)

●軽くなった…かな?
 Pro13は2キロ、Air13は1.3キロと軽くなっているはずですが、Airは持ちづらいためにその軽さをなかなか感じることができません。ビジネスバッグへの収まりはいいかもしれませんが、カジュアルなバッグへの収まりは微妙です。液晶が割れそうで、すこし危なっかしい感じがします。ガッとつかめるPro13のほうが安心して持ち運べた気はします、が、慣れの問題かもしれません。

●バッテリーには驚く
バッテリーの持ちはPro13とほとんど変わりません。Pro13の中古とAir13の新品なので単純な比較は意味がありませんが、Air13ではバックグラウンドでメーラーやEvernoteが無線LANを使いながら輝度60%くらいでテキスト編集するくらいだと6時間はもつ感じです。
少しでも触らないでいると画面が暗くなるなど、省電力設定によるバッテリー動作時間のチューニングがかなり効いている感じです。画面画暗くなると反射的にマウスパッドを触ってしまう(笑)人はもっとバッテリが持たないかもしれません。

●ハイバネーションからの復帰でも「一瞬」
 Airではパネルを閉じて1時間するとSSDにメモリーの内容を書き出して、電力をまったく消費しない状態に移行する。この機能はProにも実装されていますが、運搬中にHDDが動作するという危ない橋を渡るわりに、復帰にはしばらくの時間がかかるし、あまりいいことがありませんでした。AirではストレージがSSDなので、運搬中に動作しても故障の心配が少ないし、速度が速いせいで復帰も数秒。スリープ復帰に関しては非常に満足です。

●メモリはMacだけなら2Gでいいかも
 2Gモデルではまずグラフィックスメモリに256MBとられた上で、ブラウザ、テキストエディタ、メーラーを立ち上げた状態で500M空いています。Macだけをするならギリギリセーフという感じですが、WindowsアプリをMacと同時に使う場合は全く不足しています。仮想化する場合は4GB以上が必須です。Pro時代は一応仮想化WindowsとVirtualBoxを入れていたんですが、Airでは諦めました。(あんまり使ってなかったので全然気にしなかった。)

●所有欲はどうなの?
 ガラス大好きな自分にとってProの黒縁はあきらめきれないものがありますが、Airのシルバーはシルバーでいいかな、と思っています。安いノートにありがちな「ベゼルのたわみ」「液晶のグレアコートの歪み」なんかは全くありませんし、むしろ、というかもちろん、丁寧に作られているなーと感じられます。
 ちょっとAir11に触れる機会があったんですが、Air11インチはベゼルの縁取りがかなり広く、よけいに画面が小さく見えます。Air11よりはAir13のほうが所有欲は満たされると思います。

参考サイト
http://forums.macrumors.com/showthread.php?t=1040580 新Airの画面解像度についてのフォーラム。
http://notebookpc.jp/archives/tag/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%90%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3 Macbook Airのハイバネーション(ディープスリープ)の実装について書いてある。

2010年12月1日

GalaxyとかIS03とか

Androidには疎いので触れずにいようかと思いましたが。
触れずにすむほど甘くない勢いで大流行してますね。

今度ちゃんと触ってみようと思います。IS03は良さそうですね。
Galaxyはなんだか微妙です。スペック先行で、使っている姿が想像できません。今年はドコモはGalaxy、auはIS03、ソフトバンクはGALAPAGOSとDesireHDで乗り切るようですが、今のところ最後発のIS03が好い線を行っている気がします。一枚板がベースのスマートフォンに背面液晶的な機能をもつ部分をつけたのは画期的ですね。

Jobs氏の言うとおりAndroidの機種の多様さ(=分断)は、使っている機種が早々と陳腐化する可能性が高いということですね。スマートフォン選びは「長く使えそう」という感覚基準で選ばないと、毎月の請求書に泣くことになるかもしれません。

iPhoneやiPadは、良くも悪くも「電子書籍」または「インターネット端末」だったのかもしれません。日本の電話機としては、Androidの出来はさておき、他の機種に軍配が上がってもおかしくない状況になってきました。とりあえずIS03に触りたい。

さらばPro, こんにちはAir

Macbook Proは2キロ、Airは1.3キロ。

IntelとしてはWiMAXをインテルプラットフォームの起爆剤にしていますが、MacはWiMAXって何ですか?ってな具合にモバイルブロードバンドには無関心です。チップセットもnVidiaだし。

それもなんとなく理解できるようになったのは、ポケットWiFiの存在でした。

WiFiは位置情報も伝わってこないし、電力消費も大きいし、所有する前は「なんでこんなのが流行るの?」と思っていましたが、やはり契約1本で複数機器にインターネットが提供できるメリットは大きい。特に、Macbookのような内蔵通信機器がない機器に関して言えば、スマートにインターネットにつなげられる。

背景として、b-mobile U300のようなSIMフリー&低額低速通信が整ってきたのも大きなポイントです。前はウィルコムが低額通信を担ってきたけれども、次はb-mobileがその思想を引き継いでいくでしょう。(ソフトバンクがウィルコムを買収したけれど、ソフトバンクはウィルコムの基地局をソフトバンクのアンテナに置き換えていく計画らしい。つまりウィルコムのサービスはXGP除き実質終了していく段階)

そういう時代のMacbookですが、Macbook ProはProといいつつWXGA(1280x800)の狭い画面なので、いろいろなところで不便(XCodeとか)でした。それがAir13インチはさりげなくWXGA+(1440x900)を乗っけてきて、これは良いかも、と。店頭展示マシンにはXCodeなど入っていないのでわかりませんが、テキストエディタとかにはいいだろうな、と財布を見ながら考えていたのですが。

ひょんなことでProを売る算段がついたので、Airろうと思います。もちろん13インチです。オークションにて9万円台で落札。明後日届きます。

バックライトキーボードはすごく便利だったのでAirにないのは残念というか不安ですが、なんとかなるかどうか、その辺も含めてレビューしていきたいと思います。

2010年11月17日

b-mobile U300 + b-mobile wifi

ウィルコムに慣れっこだった私には300kbpsなんて十分速いっす!

あらかじめ説明しておくと、b-mobile u300プランは6ヶ月、12ヶ月先払いのプリペイド式通信契約で、Amazon等で値下がりしたのを買うと、だいたい月額2500円以内でFOMAの人口カバー率100%のネットワークが使い放題になるプランです。ただし、通信速度は300kbps(0.3Mbps)と、規格上限7.2Mbpsの20分の1。YouTubeとかSkypeは無理ですが、メールやウェブ、ツイッターくらいなら十分な感じですよ!



プリペイドなので初期投資が高めに見えますから、最初は6ヶ月がいいかもしれませんね。

さてそれをVAIO Pに差していたんですが、欠点としてはVAIO Pでしか通信できない(当たり前)こと。どうせならiPhoneとかiPod touchとかMacとかThinkpadでも通信したいじゃないですか。というわけで



こいつの出番ですね。
これはbmobileの回線を無線LANに変換してくれる機械なんですが、小さいわりに4時間も通信できて、しかも充電しながら通信できるので車移動とかの人には実質データつなぎ放題にしてくれるわけです。
使い方も簡単で、前述のb-mobile SIMをb-mobile wifiの電池の裏にあるSIMスロットにぱちっとはめるだけ。これであとは設定なんですが、ここが一番の山場ですね。でもSIMカードに説明が書いてあるのでがんばって設定すれば、パスワード保護された無線接続ができるようになる仕組みになっています。

あとは外でインターネットを楽しむだけ。携帯で写真をとってメールするもよし、ネットラジオを聞くもよし、ツイッターで「〜なう」をやってみるもよし。iPhoneを使ってる人はパケットをOFFにして使うと月額2400円から使えるので、データ通信代とあわせて5000円程度に抑えることができます。しかもパソコンでもDSでもPSPでも接続できるので、2台以上つなげるときはもっとお安くなりますよ。

ちなみに僕は明日の高齢者講座でばりばり活躍してもらう予定です。いやはや、便利なものですね。

2010年11月13日

ここのところのタブレットラッシュに思う

タブレットたくさんでてきましたね。

でも、どれも解像度が低い。

これらは出版物に耐えるものではない。せいぜいウェブサイトやテキストリーダーにとどまるだろう。

有象無象が増えるたび、iPadやiPhone4が映えるだけになってしまってる。

タブレットが多いのはいいことだけど、「やっぱりタブレットって使えないよね」というtablet pcの二の舞は避けて欲しい。

やっぱり今季はApple一人勝ちかなー。

2010年11月5日

タッチとWindows7は時代遅れなのだ。

この間、あるショップでレッツノートC1に触れる機会があった。(液晶はやはりTNだった。)
静電容量式タッチパネル+ワコムの電磁誘導式ペンのインタフェースをもち、WindowsXP Proにソフトウェアキーボードなどの独自の拡張をしたOSが入っていたものだ。きっとWindows7が入っていればタブレットPCエディション相当の機能が統合されているので、より標準化された操作性が保障されていることだろうと思う。

重量はやはり、バッテリが入っていない状態だったので何とも言えないが「レッツノートの軽さ」を保っている。とても軽かったのは、ハンドグリップとヒンジと液晶パネルが主に効果を発揮したものだからだと思う。分解してみるとわかるがレッツノートの液晶は少しでも軽くなるよう機種に最適化されている。たとえば、通常は外装は金属の枠でそこに液晶ガラスやディフューザーなどを挟み込んでいく構造になっているけれど、レッツノートは金属の枠がなくプラスチックの骨格に液晶ガラスなどがテープで固定されているような状態である。重い部品をなくすところまで設計している。このような設計方針なので、おそらくレッツノートC1の液晶も、表面の保護ガラスと液晶が一体化したような構造になっているんじゃないかなと想像できる。iPadの一番重い部品が表面の保護ガラスであることを考えれば、妥当かつ有効な軽量化手法だからだ。ヒンジも、よかった。というよりも、今までの1点支持のヒンジが重すぎるのに誰も手を出さなかったというところに問題があった。レッツノートC1は今までのコンパチタブレットPCのほぼフルスペックを満たしつつ、もっとも軽い。つまり最も有意義な機種であることは、長年の経験からすると、はっきりと感じた。

だけれども、やはり何かが違う。

時代はタブレットPCのほうを向いていない。もっと垂直統合されたシステムが脚光を浴びている。パソコンの汎用性(つまり、Windows自体)が仇となって、パソコンは日陰に追いやられていると考えられる。

パソコンのほうも黙っているわけではない。タッチPCにはいろいろな独自UIを実装しているし、富士通のデスクトップPCはかなり使い心地の良いシステムが入っている。レノボの独自UIはひどかったので、もう少し様子を見た方がいいと思う。

ただ、問題は根深い。iOS機種とWindows機種では、垂直統合の幅が段違いに違う為だ。タッチのための独自UIを使ったとしても、タッチ最適化アプリの数、タッチ環境とマウス環境を同時にサポートしないといけないという制約、電子ペンの有無、WWANやWiMAXの有無からネットワーク接続が自動化できないなど、プラットフォームとして提供する要件の違いがあり、それ故垂直統合の幅の違いが生じる。結果として、初期状態のユーザーエクスペリエンスに差が出てくる。

僕の感じるWindows7とタブレットPCは「時代遅れ」だった。

タブレットPC(正確に書けばWindowsXP TabletPC Editioin)の魅力はなんと言ってもPDFやJournalを使い、紙としてペンで描けることだ。その機能がWindowsVista(Basic仕様以外)に統合され、ようやくタブレットPCがメインストリームになろうか、というところで、iPhoneとiPadが時代を変えてしまった。
つまり、インターネットへの3Gネットワーク接続(3G+GPS)からアプリケーションまでを垂直統合されたものがよい、という時代であり、携帯電話世代の若者は皆そっちを向いてしまった。iOS機種の「触る」ではない、タブレットPCの「描く」という貴重な機能はとりのこされたまま。(前にも書いたがWindows7のTabletPCやタッチまわりの実装は明らかに手抜きだ。)

だから、すくなくともWindows7はiOSパラダイムに乗れていないし、またTabletPCの良さも認識していない。TabletPC「描く」をiOSパラダイムに乗せればどれだけ面白いかを想像するだけで身震いがする。ツイッターをdoodle(落書き)でツイートすれば、今のツイッターよりどれほど面白いだろう。スケッチブックを遠隔地の人と共有してマインドマップを作ることがどれほど生産的だろう。

残念なことに、MicrosoftはiOSの対抗馬としてタッチ(触る)を採用してしまった。これでは絶対にiOSにはかなわない。きっとWindowsMobileのリーダーもWindowsのリーダーもTabletPC部門を嫌っていたんだろう。業界の行き先を俯瞰して設計をする視点があるのかどうか?疑問に思う。

AppleのiOSの欠点は、設計思想が頑固すぎることだ。たとえばiPadに電子ペンが採用されない、と決まれば、もう何年かは絶対に採用されることはない(おそらく)。だから「描く」人たち(たとえば、本に線を引いて読む人たち)はiPadでは満足できないだろう。そういうところに焦点化したカテゴリを、柔軟に、再発見してほしい、というのを期待したい。

簡単に言えば、静電容量式タッチパネルだけしかないスレートPC(ピュアタブレットPC)はiPadに勝てず失敗するということだ。レッツノートC1のように軽量化アプローチとiPadやMacbook Airのように必要機能を絞り込んでそぎ落とした「描くように操作できる道具」と、それを既存のサービスやAPIと垂直的に融合させた機械、それを出せるメーカーがiOSと適切な競争ができると思う。そんな大規模なことができるのは、Microsoftしかないと思うのだが、Windows7のていたらくを見ていると、

「時代遅れなのだ。」

と言いたくなってしまう。とてもかなしいことだ。

2010年10月30日

DP1でストロボの現実

SA-STTLとかははなから諦めてます。高いので。

今回オークションで落札したのはパナソニックのPE-28S。
発光モードはAUTO、AUTOマクロ、MANUAL、SLAVEの4種類。発光強度はGN=28,14,7の3段階。バウンスは上下のみで90,75,60,45,0,-15,-30度とまあ一般的な入門機のスペックです。
風景カメラのDP1で人物をもっぱら撮る人には横にバウンスできる機能があったりするといいかもしれませんが、コンパクトさが命のDP1に果たしてその重厚なストロボが似合うかどうか?まだ落札したばっかりなのでよく使い込んでも居ませんが、エネループ4本を放り込むと重心がかなり上の方に行ってしまい、角度を0度にすると「おっとっと!」カメラがつんのめります。これ以上重いストロボはDP1には合わないと思います。


これから使いこなしていく感じなんですが、とりあえず夕刻以降の室内でのイベントなど、光量が不足すると予想できるときには、鞄に入れておけば確実に役立ちそうです。天井があるところではガイドナンバーGN28を活かして積極的にバウンスで撮っていきたいですね。

迷ってる人に言いたいことは、内蔵のストロボGN6とは桁違いです。DP1の場合フラッシュ光ったけど写真が暗いってことがよくありますけど、きっと外付けストロボでかなり改善されると思います。
きっとこのページにたどり着く人はEF-140 DGはオートなのがいいけどバウンスができない、バウンスするにはEF-530 DG SUPERに4万も払わないといけないのか?っていう人が多いんじゃないかなと思いますが、ふつうにDP1のテンポに合わせられる方なら普通のストロボでも十分だと思います。
内蔵ストロボの欠点は、フラッシュの陰が背景にくっきり写り込むことですよね。最低限バウンスやディフューザーがあれば、それを緩和します。
今回のストロボの落札価格は4500円。もしオートフラッシュがいいとEF-140DGを買ったとしても8400円。定価で足してもSUPER以下になるでしょう。


追記:
マニアでもないので、どのストロボが正解か?などと追い求める気持ちはありません。オート調光で楽にこしたことはないですが、1枚撮ってだめなら2枚目で決めればいいと思ってます。せめてコンデジらしく、集合写真が撮れれば文句ないっす。

(^^)

2010年10月25日

Macbook Airみてきました。

Macbook Airは、薄かった…。
◆ ◆ ◆

キーボードの押したときの深さは他のMacbookに比べて圧倒的に浅く、1.2~1.4mmくらい?VAIO Pと同じくらいだった。ギリギリ最低レベルという感じで、これは長文タイプには向かないんじゃないだろうか。
キーボードの広さは、11も13も合格レベル。iPadのキーボードの幅では少し狭かったので、それを横に広げたAir 11インチはちょうどいいサイズだった。F12がディスク取り出しボタンになっていて、一番右上のボタンは電源ボタンになっていた。まあ広さや細かな位置変更については、ほとんど気にならないはず。
キーボードのバックライトはなくなっていた。かなり重宝している機能だけに、残念である。
◆ ◆

SSDはもう圧倒的に速いけど、11インチと13インチの店頭モデルの再起動の速さから比較すると、やはり容量の多い128GBモデルや256GBモデルのほうが速かった。
やっぱり容量は少ない。速度の面でも、11インチ64GBモデルはちょっと、おすすめできない。

重量はすばらしく軽い。iPad→11インチ→13インチの順に持って行くと、その違いをほとんど感じないほど軽い。その後Macbookがおいてあったので持ち上げてみると、水槽を持ち上げているみたいに重かった。
軽い理由はそれぞれあると思うが、アルミが一段階薄くなっていそうな手触りだったのと、バッテリーの量によるものだろうと思う。
11インチはフルパワーで実動3時間半というレポートがあったので、13インチは5時間くらいはいける算段になる。これだけ動けば概ね十分だろう。

Appleは何を考えてMacbook Airを世に出したのか。
製品から読み取れるのは、Macを気軽に外に持ち出してほしいということだと思う。Air11の奥行きはiPadの短辺と同じくらい。このサイズのものを入れる鞄はビジネスバッグでなくとも、カジュアルなサイズでも入る大きさである。そして画面はiPadよりも大きく、キーボードもついているし、タイピングもソフトキーよりは簡単にできる。
それと同時に、iPadやiPhoneとは違うんだ、というメッセージがある。その象徴が3G/WiMAX/GPSの非サポートで、外でできることはローカルのアプリケーションに限られ、また外といっても机といすのある環境に限られる。つまるところ「OfficeやiLife/iWorkマシンもしくはXCodeマシン」といえるだろう。
外でGarageBandとかおもしろいかもしれない。

2010年10月21日

Macbook Air 2010

いやー発表されましたね。昨日は寝られましたか?
いきなり話がそれますが、Ustream中継というのは便利ですね。リアルタイムで映像が視聴できる。
http://www.ustream.tv/
録画ではなく生の、無加工の映像が見られる。やりたくなる理由がわかる気がします。

まるで、イベントに参加していたような気分で、iLife '11やMacbook Airの発表を見ていた気がします。(とはいっても、米国人は午前10時に見ていたわけで、日本人は午前2時、半分寝ながら布団に潜って見るわけですから、異様といえば異様ですがね。)

ともかく、iLifeはいつか買わねば、と思っていた訳ですが、ようやく買い時が見つかったみたいです。しかも$48。待っていた甲斐があるってもんです。
そしてMac OS X Lionのチラ見せ。かなりiPhoneやiPadを意識して、デスクトップの概念を再構築している様子でしたが、完成予定は来年の夏。ちょっとチラ見させるにしても早過ぎやしませんか。

◆ ◆ ◆


Macbook Airは事前リーク情報がほぼ一致した様相でした。基板の写真やバッテリ位置など、プレゼンに使われた写真とほぼ同じ構図のリーク写真があるということがまず驚きましたが、まあそれはそれ。本体のほうを見ていきましょう。
11インチのモデルは超低電圧版(?: L2=3MB)のCore2Duo、13インチのモデルは低電圧版(?: L2=6MB)のCore2Duoを搭載し、メモリは2GBか4GB、ストレージは11インチが64/128, 13インチが128/256GBから選択ということになります。注意点としては、11インチモデルにはSDカードスロットがないこと、SSDストレージが小さい方のモデルはCPUの速度は遅いほうしか選べないということ。ストレージの大きいものが速度の面でもプレミアムということになります。

外装も前Macbook Airとは異なります。Macbook AirのパームレストとMacbook Proのヒンジ・iPadの側面ポート部が融合したような、2010な感じに仕上がっています。待望のガラス製マルチタッチトラックパッドが搭載されました。ただし今回は、バックライトキーボードはなしになったようです。ちなみに11インチモデルは1.06kg,13インチは1.32kgと、11インチモデルでMac待望の1000gノートになっていることが特徴です。iPadと300gしか違いません。前に道具道でつぶやいた「Mac+iPad+iPhoneで2キロを切る」希望は11インチAirで達成されたことになります。

今回のMacbook Airの大きな違いはその画面解像度です。13インチモデルは1440x900、いわゆるWXGA+を使っています。これは他の13インチモデルがWXGA(1280x800)なのに比べて高密度で、プログラミングや画像編集などをするユーザーにとって、Macbookと差別化する朗報に違いないでしょう。しかし11インチモデルは1366x768、WXGAに準ずる16:9のパネルを利用しています。今回の発表では「我々はiPadから多くのことを学んだ。」「全画面アプリケーション」という言葉が度々発せられました。Macbookはいままで16:10のディスプレイにこだわってきましたが、11インチモデルだけが16:9のスクリーンを持つことになったのです。

そう眺めてみると、11インチと13インチの設計の意味あいがちょっと違うことがわかります。
11インチは超低電圧版のCPU、5時間のバッテリライフ、WXGA解像度 16:9、64/128GB SSD。
13インチは低電圧版のCPU、7時間のバッテリライフ、WXGA+解像度 16:10、128/256GB SSD。
11インチがWindowsマシンで言うところのネットブックに近いのに対して、13インチはそこそこの負荷にも耐えるフルスペックノートです。それを考えると、11インチは13インチの「弟」として紹介されましたが、どうも異母兄弟のようです。

・11インチはiPadの血を引いたキーボード付きノート。
・13インチはMacの血を引いたコンパクトMacbook Pro。
まとめるとそんな感じになると思います。
円高の影響もあってか、従来のMacbook Airに比べて非常に安い価格設定になっています。特に13インチは格安といえるでしょう。初代Macbookの方などは検討しても損はしないと思います。

◆ ◆ ◆


それにしても残念なことは、クラウドコンピューティングに対する設計のことです。
特に11インチモデルの64GBというストレージ容量は、iPad(の最大容量)と同じレベルです。これではiTunesは無理、iLifeのデータ保管も厳しいということになりますが、データをどこかに預けられるようにするべきだったと思うんです。USBメモリがその役割を果たすのかもしれませんが、ブログの投稿はできないですしね。WiFiのみのiPadの微妙さを勘案すれば、やはり3Gモデルはほしかったところです。
iPad 3Gには黒いプラスチックパーツがあった位で、もしかしたらユニボディではWANのアンテナをつけることが難しいのかもしれません。それでも何とかがんばれなかったのかなと思う次第です。

◆ ◆ ◆


そういえばもう一つ、FaceTime on Macがベータ版スタートになりました。これでMacとiPhone/iPod touchとのビデオチャットがつながり、よりいっそうの利活用が進みそうな気配になりました。
でも僕は、研究室のボス(大のMac好き)とFacetimeしようと言われるのがこわいです。便利かもしれないけど。笑

2010年10月19日

macbook air 11.3

・ストレージが特殊な端子のSSD
・リーク写真によればメインメモリも直づけ

なんかどんどん汎用部品が消えてゆく…

解像度がWXGA+くらいあるとサプライズですね。きっとWXGAだろうけど…。
3GやWiMAXには対応しないのかな。

2010年10月17日

あんまりthinkしてない今日この頃

thinkpadしてない今日この頃
SSDが鈍足でそろそろプチフリも我慢ならなくなってきたかなーというタイミングでVAIOがやってきてしまったおかげ
VAIOはCPUも鈍いしHDDも1.8インチの東芝ディスク。なのにサスペンドレジュームのテンポの良さとか無線LANの復帰の早さとかとにかくレスポンスへの最適化が非常にいい。
その上の高解像度+色再現度もまあまあ?良いディスプレイがついてWANも入ったパソコンが尻に入るという驚異。think(というよりLenovo)してたら一生味わえない快適性能です。
1.8インチのSSDも余剰分があるので、今のHDDと置換すればどんだけ快適になるんだろうと今からワクドキの伸びしろも残しているVAIO P。エバーノートがレジューム時にこけるという問題はありますがまあ何とか強制終了で乗り切ります。
キーボードの品質はやはりthinkさんの独壇場ではありますが、iPadに比べたらVAIO Pさんも健闘しています。何よりクラウド(WAN)とキーボード/マウスとの相性が非常によろしいので、いまのところVAIO Pの出動率はiPhoneと同レベルをキープしています。クラウドとタブレットPCのクロスオーバーはまだ起こってない(起こらない?)ので今はthinkさんの体重に見合うメリットはなく、不遇の時代を送っております。

俊足とはいえないAtomZ530+Windows7ですが、iPadと違ってRAW現像が一応できるところがいいですね。とりあえずプレビューくらいはできる。手も足も出せなかったiPadに比べると天と地ですね。

それが尻にも入る。実際はショルダーに入れるけど、thinkさんは入れないサイズの鞄にさくっと入る。iPadと同じくらい身軽ですね。iPad3Gにお金を払い続けるくらいなら、VAIO PとbMobileとiPod touch 4Gをさくっとそろえるほうが幸せかもしれない。

それにしてもLenovoはひどくなってきた。ハードはまあいいとしても、ソフトウェアがひどい。無線の復帰、アップデートのやる気のなさ、もろもろのダイアログの設計、どれをとってもIBM時代の必要にして十分な線を乱しに乱している。thinkしなくなるのも当然というもんであります。

それにしてもソースコード消失が痛い。ソースコードがあればまだthinkする必然性も生まれようものが。

2010年10月14日

ガラパゴスの正体

変に進化しすぎたからガラパゴス?いや違う。

変に進化しすぎたモノを買う客がガラパゴスなのかもしれない。渋谷のギャルにしかり。萌えにしかり。

固定客やファンがいるのは普通のことかもしれない。自動引き落としやら2年縛りあたりから怪しくなってくる。そして異様なマーケティング戦略が客にさも必需品であるかのように錯覚させていかに買わせるか。このあたりが消費者の消費をガラパゴス化させていく。

携帯はそれが顕著だったから揶揄されただけであって、携帯だけの現象じゃない。パソコンだって春夏秋冬モデル用意する必要がどこにあったか?ウィンドウズXPは確かに販売期間が長すぎたことが問題だったかもしれないが、じゃあVistaの短命さは何だったのか?VistaとOffice2007に振り回された人たちはそうは言われないけど、ガラパゴスだったのかもしれない。長者の金の再分配とかそのへんまで含めた日本のおかしい状況がガラパゴスだったのかもしれない。そうじゃないといわれても反論できないけど。

僕にとってガラパゴス=悪 対 脱ガラパゴス=善という図式は頭にはないけれども、この異常なメーカーの圧力は悪だと感じる。

内圧(内需圧)を外に逃がすという観点で見れば、日本は内需から外需に移行していくことは脱ガラパゴスになるかもしれない。しかしこれまでに蓄積されたマーケッティングデータの一部は海外で使い物にならないことを、新幹線が各国に売れなかったり、ソニーブランドは高すぎるといった声が証明している。「パソコンが家に来て何がよかったか」「(バックライトで)家が明るくなった」という国もある。もう一度、二股電球を作り出したソニーに戻る決心をすることが脱ガラパゴスにつながるのかもしれない。

ただ、外需は見ていると中古市場がすでに強いのだ。秋葉原のジャンク屋にはフィリピンのおばさんが手下を連れてやってくる。おそらく海外でさばいて儲けるわけだけど、現地人としては日本のが安く買えるわけだしね。こういうのをメーカーがリサイクル製品を海外に輸出すればいいわけで。(もちろん、おばちゃんクオリティでやる必要はあるけれど。)
スーパーカブなんかほとんど盗品だけど世界シェアはものすごいことになってる。パイレーツにやらせないようにしてほしい。友達のカブが盗まれてかわいそうなことになっていた。

僕は内需のほうが興味深い。買った物をもてあましている人たちが大勢いる。
メーカーは同時に日本でも海外でも教室を開いたらどうだろう。そしたらその講師の募集に応募して有職者になれる。日本メーカーもしっかり世界の地元企業になれる。マクドナルドよろしく、ガラパゴスなんて呼ばれないはずだ。

2010年10月13日

ちょっと前にfinepix s5 proあたりを

興味があったんですが、シグマ見た後だとやはり不自然感というか、ハニカム特有のぼやっとした感じがありますね。

dp3を待て、という啓示ですかね。とりあえずクローズアップレンズはポチりそうな気がします。近日中に。

28mm f4.0

 sigma dp1のレンズは、本体のトンガりっぷりに反して、バランスの良さを取ったレンズだと思う。
普通の人はレンズといえば焦点距離(ズーム倍率だったりする)と明るさくらい。そのあたりを整えたコンデジは山のようにある。シグマのdpのレンズはそれに加えてレンズの解像度と歪みの性能も落としていない。これはコンデジ型にしたことによるバックフォーカス長(レンズの後ろ端とセンサーまでの距離)の短さが効いているのだろう。dp1はとても広角とは思えない描写で、広角なのをいいことにトリミングしてしまえば全く歪みの気にならない写真ができあがる。(なのでもうちょっと解像度が高いとありがたい。)

 シグマの一眼レフSDシリーズのマウントはキヤノンのEFマウントとほぼ同じということらしい。つまり、設計の古い、今から考えると遊びだらけの設計なんだろうなと思う。昔、CONTAXを持っている人に「一眼レフのほうがいいに決まってるでしょ」という趣旨のことを言ったら優しく「いやー、わからないよ?」と諭された記憶があるけれども、シグマのdpは一眼を超えてCONTAXに近づこうとしているのかもしれない。(と素人考えに思った。)でもそれを認めちゃうと、f4.0の「暗すぎるわけでもないけど明るくもない」レンズも認めざるを得ない。しょうがないかな、と言いつつ、一眼レフでf1.8付近のレンズを経験すると、どうしても「dp1では室内は無理!」となってしまう自分もいる。バウンスのできるフラッシュをつけたdp1も粋といえば粋だけど。

 ミラーレス一眼が出て以来、旧来の一眼レフのメーカーは振るわないのだそう。きっと今頃夜を徹してマイクロEFマウントやマイクロFマウントを設計しているのかもしれない。けれども、接点やマウント機構のないコンパクトカメラのほうが携帯性だけでなく画像に関しても分があるのではなかろうか、と思う。マウントという売り方自体に、実はもう未来は残されていないのかもしれないと思うほど。

 その点、リコーのGXRはいいところを突いてきたと思う。
APS-Cサイズのセンサーも使えるしズームも使える。その気になればフォビオンGXRだって出せる。あの特許があれば、他のメーカーはなかなか手を出せないはずだし、シグマはキヤノンの後追いをするだろうから、センサー交換式は出せない。SDではミラーレスはしばらく出せない。ただ、DPでいろんなことができるから、未来がある。キヤノンのレンズを買うよりも安く買える時代だから。

 ソニーががんばってくれているおかげでdpのオークションの相場が下がりつつある感じですが、非常に残念なことに、dp1の直後にdp2を買っちゃうほどの身分ではないのです。誰かプレゼントしてくれませんか。

 ほんとに、dp1のレンズがf2.8かf2.0だったらなあ……!それかFoveonが高ISOにも耐えるセンサーならば…。そして高解像度センサーならば……。まだまだdpには問題山積です。
先日の祝いの席の写真を見返すと、いっそうの深化を願ってやみません。

〜追記〜
ああ、でもこれって全部コンデジの話ですね。

2010年10月12日

パソコンでなければできないこと

「携帯があればいいじゃないの。ネットだってメールだってできるから寂しくないし。みんな使ってるし。壊れたらカメラのデータとか悲しすぎる。」厳密には違うかもしれないけど、いったん携帯を使い始めてしまえば、そういう理由で使ってる、使い続ける人は多いはず。
はやりのスマートフォンはインターネットと仲がいいので、データもアプリもインターネットから持ってくることが多い。それは便利だ。

でも便利が最上のことじゃないってことをパソコンは教えてくれた。

たとえば、モノを所有するということ(これはちょっと矛盾するけど)。パソコン変われど、それまでのパソコンで作ってきた文章や写真を所有すること。前のパソコンで使ってきたマウスを新しいパソコンに使うこと。モノを所有することは何かを残すために所有し、そして寿命を迎えたときにはそれを葬ること。これは携帯にはなくて、今でも昔の携帯を捨てられないのは、機械と作られたモノとを切り離して新しくする方法がないからだ。

次に、伝えることの難しさを教えてくれた。パソコンはそれ自体が複雑怪奇のものだから、それを理解するためには言葉に付随する印象や感情を抜きにして意味をくみ取ることが必要。これは同時に人から「たのしいことば」を奪ったかもしれない。それは作った人の責任であり、今後の課題だ。携帯は「たのしいことば」をつたえられるかもしれない。でも自分にあてはまる言葉を予測変換から探して見つけて作った文は、ほんとうに相手に届いているだろうか。言葉のすれ違いは時に重大な、深刻な、悲しい出来事につながるから、僕には自信をもてない。これはパソコンにも携帯にも言える問題だ。パソコンで意味のこもっていない文をつくることも簡単だからだ。

最後はモノを愛する(勘違いしないでね!)こと。誰かしら何かしらあるはず。ゲームのキャラクターのデータが消えたら、「今までの時間は何だったんだ!と怒るかもしれない。買ってすぐのパソコンが壊れたら「10万円もしたんだぞ!」と怒るかもしれない。携帯も圏外になっただけで「何で圏外なんだよ!」と最初の頃は思っていたかもしれない。それは自然なこと。大事なことはその次「なんでそうなるの?どうして?」「あ、そういう理由だったんだ。」「ならこれもこういう理由かもしれない」「ほかのことはどういう理由なんだろう」という探求の違い。この手順は他人がいないと追うことができないけれど、パソコンはその他のモノに比べてはるかに探求しがいがある。もしかしたら、その探求の結果得た知識は、仕事や将来にまでつながるかもしれない。このプロセスは人を愛することと似ているから、「モノを愛する」っていうタイトルにしてみた。

書くことは書いた。あとは読み手(あなたです)の想像にまかせます。作られたモノを使うことしかできない人にとって「無料」ほど好いモノはない。「無料」はなくなってほしくない。だけど、どこかの時点でモノを作る人になったとして、モノを無料にするというのは自分の人生の価値を0円にさせられるのと同じ。お金の払い方がわからないなら、人に聞いてみよう。

パソコンを使いこなすまでにはいろんな課題があるけれど、パソコンを使いこなしている自分を想像してみると、上に書いたようなことがいつもあって、それを有償無償で支える人たちがいて、有償のモノがあった。お金とパソコンは切り離せないけど、自分の言葉で4000字のレポートを打てるのはパソコンだからだし、予測変換で書いたレポートとかコピペしたレポートはすぐわかるし、読みたくもない。
もしパソコン=必須という図式がなくなってしまっていたら、僕はとても悲しい。きれいな日本語も写真もインターネットから消えていって、意味の伝わらない絵文字やコピペやへんてこりんな文ばかりが画面を覆っていくだろうから。

2010年10月1日

Foveonの得意/不得意

フォビオンとベイヤーについて話せば、フォビオンの得意な場面とベイヤーの得意な場面とが一番の関心事。

偽色がないというのがフォビオンのいいところだけど、ベイヤーで偽色が出るのは色の対比があるところで出るわけで、いつでも出るわけじゃない。ぼかしたベージュの背景に同系色の被写体を写すときなんかはほとんど気にならないはず。ほとんどの広告写真とかには、フォビオンは不必要なのかもしれない。
ごちゃっとしたもの(ビルとか)を撮るとフォビオンは強い。とにかくそのまま写ってくれる。山を撮ったはずが山肌や木々まで写ってしまった、というような。出る絵の素直さもあって、フィルムカメラを思い出させてくれる。もうちょっと解像度が必要だけど、DP1のレンズはそれを補うには十分な性能がある(ときがある)。

でも、フォビオンの強さはそのくらいかもしれない。ベイヤーのほうが解像度は高いし、色再現性も高いからプロ向けにはほぼベイヤーの勝ち。同じベイヤーセンサーの機種のバリエーションもたくさんあるけどフォビオンは1種しかないので話題が偏る。ネットで探してみたら「フォビ厨」なんて言葉ができていたが、そこまでこだわる価値のあるセンサーかと聞かれればNOだろう。1/2.7くらいのフォビオンの入ったカメラの悲惨な評価もあることだし、DP1があれだけのヒットを出せたのは、あのセンサーサイズとレンズ、そしてサイズの制約があって、「フォビオン」(DP1の代名詞)なんだなあ、と思う次第。だからDP1の描画力はすごい、というのは、フォビオンがすごいってだけじゃない。
「GR」デジタルがAPSサイズのセンサーじゃないのはなあ…というのは願ってはいけないんだろうか。

ううん、なんか当たり前の話をしてる。

APS-Cサイズのセンサーのコンデジを評価するときは、レンズ(明るさと焦点距離、ゆがみとサイズ)が大事ですね。単焦点になるのは当然として、F2クラスのレンズに35mmか50mmくらいのレンズがついてたらフォビオンだろうがベイヤーだろうがすごいカメラになるよね、ってこれも当たり前の話か。

ってそれがDP2でしたっていうのも周知の事実でした。ごめん。

それにしてもリコーの昔のCCDの品質は悪かったなー。リコーってだけで買いたくなかった時期もあったもん。でもあの問題自体、ベイヤーCCDの写りがのっぺりしていく前兆だったのかもしれないなーと思ったり。(あれが「のっぺりさを極力抑えた極小CCD画質」の限界なのかもしれない、ということ)

そういえば、DP1は初めて現像の楽しさを教えてくれたカメラでもあります。明るい方の情報量が多いらしく、一見白飛びしているように見える写真でもかなり頑張って色が復元されてきます。JPEGで撮影することを前提にしたカメラではできなかった楽しさです。写真を現像するといいながら自分の気に入った写真だけを記憶に焼き付けていく…現像は手間だと皆さん言いますが、基本連写のできないDP1にはさほど手間ではありませんでした。

Sigma DP1

というわけで買ったのはシグマのDP1でした。



DP1のAPS-Cサイズに惚れたのか?16mm F4.0のレンズに惚れたのか?はたまたFoveon X3に惚れたのか?

うちには一眼レフもあるので、というより、それがあったからDP1に決めた位だから、APS-Cサイズのセンサーには惚れているだろう。
レンズの善し悪しは正直、よくわからない。単焦点なのにF4は暗すぎるだろう、というのが感想で、センサーの感度の低さも相まって、暗所は撮れません。無理。無理な場面は一眼さん(50mm f1.8 ISO800)に担当してもらおう、というくらい割り切ってるあたり、レンズに惚れてはいないが、憎めないではいる。四隅の描写もシャープで糸巻き/樽型ゆがみも目立たないので、明るさよりもそっちは気に入ってます。具体的には、集合写真で右下・左下の人を心配しなくても大丈夫。
フォビオンセンサーには惚れているのかどうか。確かに解像感はすごく、かといって無理なシャープネスをかけた感じもせず、良くも悪くもそのままに撮れるという感想。いや、それは違うか。赤の表現が変という前評判があったので心配していたけど、やっぱり赤がピンクっぽく写ってしまう。ちょうど新品の三角コーンを写したはずが、5年も野ざらしで色が褪せたように見える感じ。

一番カルチャーショックだったのは、電源ON→構図を決めてシャッター半押し→全押し→画像書き込み→電源OFFができないことがあること!半押ししたときに赤画面に黒文字で
「エラー!電源を入れ直してください!」
とかいわれることがある。なんてかわいいやつなんだと思えるタイミングと、使えねー!と思うタイミングとあると思うが幸い後者には出会っていない。

やっぱり、憎めないカメラという評価にしておこう。値段が安くなってきたから食指が動いたわけだしね。

安物買いの何とやらだって?だって30mm f1.4レンズより安くて軽くて小さいってすごくない?

でもやっぱり、物好き以外にはおすすめはできない。
発売当時は孤高の存在だったけども、2010年10月現在、もはやミラーレス一眼も普通にあるし、富士フイルムもAPS-Cサイズのカメラ出すしね。
Foveonに惚れてさえいなければ、ミラーレス一眼でよくないことは何もないはず。

しかし、際立つのは一眼レフカメラの圧倒的な信頼性。
オークションに出す写真は、迷わず一眼レフで撮る。一眼レフ以外の選択肢を思い浮かばない。今度試しにDP1でブツ取りしてみようかな。そうしたら、Foveonに惚れてるのかどうかわかるかもしれない。

2010年9月29日

700g

普段使いの鞄に入れられる標準的な重さは僕の場合700グラムということがわかった。

どこでもインターネットにつながる環境が整備されてきたから、パソコンからハードディスクの必然性が消えSSDになり、プロセッサが省電力省性能になり、放熱機構もシンプルで軽くなり、バッテリーもリポ電池ですむようになって、まあようは重要が軽くなった。パソコンがパーソナルでありパーソナルなデータを保持してないといけない、という時代から、パーソナルなデータはクラウドに預ける時代になったことで、パソコンの重量を圧倒的に軽くできるという空白地帯を生み出した。

そうして生まれたのがネットブックやiPadやVaio P、言い方によっては携帯電話やiPhone、スマートフォンもそうなのかもしれない。いまではDynabook AZなんてのもあるみたいだけど。

より携帯電話に近い方が、ハードとOSが接近していて、WiFiがないから3Gネットワークで通信、みたいなことがよりスマートにできる。コンピューターに近い方がそういう点では面倒だけど、ブログに書いたりとか、一瞬の「タメ」みたいなものを必要とするものにはより向いているのだろう、と思う。へんてこな文を見るたびに、予測変換の作り出した文なんじゃないかとか、一度も見直ししてないんだろうなとか、そういうのを感じる。まあ、それは、書き手の技量でもあるわけだけど。

iPadはその点で微妙な立ち位置にいる。携帯電話から派生して、携帯電話のルールで動くものの、大きさ的にPCであることも同時に求められたりして、それには答えられないでいる。たとえばPC版のiTunesとiPad版の「ミュージック」を比べてみると、体験として全く違うことがわかる。どちらかといえば、iPhone版に近いのだ、やはり。

iPad4.2になってそのあたりどう変化してくるのか、どう「iPadらしさ」を演出してくるのか、とさんざん期待していた矢先に、ベータ版が出たので早速入れてみたが、全く変化してなかった。これはよくない兆候だ。iPadというメディアを本腰を入れて立ち上げるのではなく、iPhoneと同じやり方で出しておけば誰かが何とかしてくれるだろう的なことを考えているのかもしれない。だがiPad周辺のアプリは閑散とまではいかないものの大賑わいというわけでもなく、このまま異端児扱いされて終了という展開が僕には見えたのだ。

iPadでなければいけないことというのは、電子書籍だった。電子書籍には最低でもSXGA+解像度が必要なんだが、iPadはそれをピンチによる直感的な拡大縮小機能でXGAで乗り切った。ただ、そもそも雑誌を買わない私のような層にとって電子書籍は魅力的ではあるけど、どちらかといえば部屋の片付けもかねて自炊というほうが性に合いそうだし、自炊するならなおiPadじゃなくてもいいわけで。
iPadの残念だったところはやはり、文字の入力について。ハードウェアキーボードには「慣れ」があるけれども、ソフトウェアキーボードに「慣れ」はなかった。iPhoneのフリック入力が秀逸だっただけに、iPadでそのままキーボードがべたっと表示されていたのはなんだか、という感じだったが、やはり問題だった。ここは、4.2で少し改善される兆しがあるので要チェックだが、IMEのダメダメなところ(変換操作が外付けキーだけで完結しないで、画面タッチしたりしないといけなかったり)はどうなるんでしょうか。
あと、デジタイザペンはやっぱり、あったほうがよかった。一度タブレットPCのペンでiPadの画面に書く真似をしてみてつくづく思った。もしiPadにペンが使えたら、絶対手放せないノートになったと思う。残念。

という流れで、iPad売りました。今では同じ700グラム前後のカテゴリーにいくつもモノはあるから、キーボード+3Gネットワーク+GPS対応のモノで遊ぶ予定。っていうかVAIO Pだけど。

2010年9月16日

iPad4.2betaを目前にして

ついにiPadでもiOSと名乗れる日が来ました。
といってもまだβバージョンで、iPhone Developpers Connectionのメンバーシップ契約をしてる人だけですが。

フォルダーとマルチタスキングがやはり最初に注目されるようですが、
iPhoneでのフォルダーは「全くほとんど使わないアプリをまとめておく」機能にしか使いませんし(それで十分っちゃ十分ですが)
マルチタスキングはボタンダブルクリックを占有してしまって不便です。(僕にはカメラ起動とのスイッチのほうが便利だった)
まあ、マルチタスキングの件はiPadには関係ありませんが、
これらの点にはそこまで期待していなかった、というのが本音です。

iPad3.2に対して思うのはAppStore・iPod・ビデオのUglyさ、時計や電卓などの機能の少なさ、カレンダーの操作応答のなさなどだったので、むしろそちらがどう改善されてくるのかが気になります。

初期ベータ版ということで、いろいろな機能が実装されていなかったり暫定的だったりすると思いますが、一応ヒトバシラーになっておこうと思います。インストールしても、細かいことは正式リリースまでは書けないので今のうちに。

2010年9月14日

【雑感】さいきん思ったこと

コンビニの商品。商品数が減っている?
ところで飲料水のバリエーションも少ない。サイダー、水、果汁入り砂糖水とコーヒー紅茶お茶類。
乳酸菌飲料が飲みたいとなると、ピルクルしか選択肢がなくなる今日この頃。
一時期はやったアミノ酸飲料もすっかりなくなったなー。

YAMAYAなどの平行輸入版の炭酸水は炭酸が抜けている?
自作した炭酸飲料と同レベルの炭酸量。
ゲロルシュタイナーの500mlペットとか飲んでみると強炭酸でいいのだが安売りで98円。高い。

ジョギングのときのドリンク作り。1リットルの水に塩ひとさじ、にいろいろアレンジする。
プロテインを入れるときは砂糖でバランスをとる。
紅茶とかカフェインが少し入っているとよりいいらしい。
肝心の走りのほうは、4〜5キロはちゃんと走り続けられるようになったけど、9分/km。だいぶ遅い。
まだまだこれから。

水泳が速く泳げるようになっておもしろい。でも自己満足だなー。せめてタイムくらい計れたらいいのに。
今の速度の指標は、水底のタイルが流れる速度。
いろんな人の泳ぎを見ているのが楽しい。速い人はとくに参考になる。
ほとんどの「普通」な人は、力の入りすぎでぎこちない。速い人は動きに停滞がない。
海外(アジア系)の皆さんはゴーグルしないで泳いでいる人がいる。なのに頭出し平泳ぎでなくて、頭出しクロール(!)をする。見ている方が首が痛くなりそう。
おじいさんが古式泳法をしていたのはおもしろかったけど、50m完泳コースでそれをやるのは迷惑。公共のものにマナーは大事。
昨日ものもらいをもらったらしく、目が痛い。
ちなみに、フィットネスの効率を考えると、2時間泳ぐより2時間走った方がいいようだ。

子どもが脱衣所の脱水機で遊んでいる。20秒程度ボタンを押してください、という指示が書いてあるのだが、「30秒が最高」とか「ちょうかわかわ」(とても乾いているの意)とか云っている。そして群がる。順番を無視する。「親はどうした」と宣うのではなく、誰でもいいので大人がそこにいる、というのが大事。
ところでそのプール、男子更衣室の作りがまったくもっておかしい。先の脱水機は、更衣室出口のドアを開けると丸見え。ロッカーも丸見え。ところどころついている窓からは男子トイレやロッカーが一望できる。減る物じゃないし別にいいけど、別に見たくもあるまい。

東芝がDynabook AZというのを作った。
お得意の○○周年記念モデルというやつで、snapdragonのノートPCスタイルのAndroidマシーン。要するとクラムシェル型iPad。
ちゃんとAndroidに触ったのは初めてで、おもしろかった。でも3GWANやWimaxには対応していないらしく、なんじゃそりゃ、という迷品。
記念モデルといえばW100も見てきた。こちらは要すると折りたたみ型iPad…?いろいろ気は遣っているがやはりWindowsからキーボードは取ってはいけない、という訓戒を改めて思い起こさせるモノ。
東芝の記念モデルは、おもしろそうだが、買うのは待った方がいい。

最近、高齢者相手のパソコン小話をやった。Dropboxとクラウドの話。
あとで職員さんに聞いてみた。ドロップボックス=お菓子の箱と思ったようだ。
同じサービスを違う名前で展開する必要もあるかもしれない、と思った。

フィットネスをする目的は、最初は筋肉をつけて基礎代謝を上げて体重を減らしていく目論見だったけれども、
筋肉をつけてもつかってやらないと代謝が上がらないことがわかって有酸素運動を積極的に入れていくよう方向修正。
おかげで徐々に効果はでている。

お稽古という言葉があるけれど、あの「お」は美輪さんが「おシャンソン」と呼んだのと同じ「お」か、と思うような実践もあるんだなー、と思った。

連絡をとりたくない人ができた。
いままで連絡を取らなかったのは複数の色々な理由があるが、連絡を取りたくないというのは非常に非常に希だった。
今は確実に、連絡を取りたくない人がいる。そうやって距離を置くことが今の自分にとって大事だと思った。
アキレスと亀の話がある。時間を考慮に入れるとアキレスは亀を簡単に追い越すことができる。
時間を考慮に入れないと、アキレスは亀を永遠に追い越すことができないのだ。
思索をする時間、あーだこーだいう時間、ごちゃごちゃいう時間、社会通念的な時間、これを配慮できている人とできていない人との会話は成り立たない。
ホーキンス博士は、宇宙の始まりに神はいらない、という趣旨の発言をして、各宗教の代表者がそれぞれコメントを出した、という記事が出た。宗教者の云っていることも尤もだ。大事なことは、ホーキンス博士は有名だがあまりに単眼的でトレランスがない、ということだ。
こういった対立に、反論は認められない。詭弁術も矮小化も話題のすり替えも認められない。これをどうにかして受け入れたいのか、否定したいのか。それ以外の選択肢はないのだ。

まあとにかく時間というファクター。情報化によって時間や空間の隔たりはある程度自由になったはずなのに、それを拒む苦手意識というのが、今のもっぱらの研究テーマなんだが、いざ目のあたりにすると、はてどう改善したものか。

民度の低さというと程度の悪さのように聞こえるが、実際は価値観の相違だ。「金がかかるから改善する」という変化の動機はあまり好きじゃない。長電話で金がかかるからICT化、というんではなしに、短い電話で意味をきちんと伝えられるようになりたい、という動機のほうが好きだし、そうありたい。とかく、思いつきで長さだけのコミュニケートするのは僕は好きじゃない。

2010年8月3日

情報について、老健の視点

ビートたけしさんは、求めるものではない、放っておいても耳に入ってくるものは本物だが、あとの8割はいらない情報。それを今の人は求めるんだから変だ、と仰る。宮崎駿さんは、必要な情報というのはインターネットを含むネットワークにはなくて、足で赴き、感情移入して集めるものなんだ、と仰る。

共通するのは、インターネットにはアクセスする価値のある情報はないということ、情報取得とは人間関係にあること。両者で相違するのは、その取得方法。

 主観のフィルターを通るうちに情報が取捨選択されていくプロセスというのは大事な視点のような気がする。インターネットは情報を保存する(取)ことばかり重視されるが、情報を消去する(捨)ことはなかなかしない。ゆえに、情報取得を進めると無駄な情報をため込むことになる、ということ。
 対面では多くの情報が様々な理由で切り捨てられる。同様のプロセスを作られた情報に応用する、つまり、その情報と対話し、感情移入して、無駄と思うものをそぎ捨てたものが大事ということ。ふむ。
 情報のフィルターが大事ということ。サイトのフィルタリングが携帯についているが、意外と有用なのかもしれない。わからなかった。

2010年7月27日

久しぶりの秋葉原

iPedやePadやioPadなどいろいろ見てきました。

AppleがiPadやiPhone4の工作精度を自慢しているのを横目に、そんなのには一切目もくれないパチモンなんですが、道行く人たちが「あれおもしろそう」と見ているのが興味深かった。
ソニーのXperiaを見てiPhoneだという人たちを見たときと似ている感覚でした。

iPadやiPhone4をあれだけ成功させたのはかなり強引なマーケティング広告のたまもので、それのおかげで老若男女がアイパッドやアイフオーンという名前だけは知っている存在になりました。ただ、ちょっと押しが足りなかったようで、XperiaやiPed(同列に扱って申し訳ないけれど)に誘導されたり、買ったは良いけどアプリが出そろう前に飽きられてしまったり。

電気街、ジャンク街も結構廃れていました。ビッグベア、ORAORA等が閉店。ヤマギワリビナ館も8月末で撤退。その他雑居ビルや古い店舗に入っていた店も、なくなっている。後には何も入らない。平たくいえば、リアル店舗が減っている。
某有名アニメ映画監督が物事の表層だけを切り取って偽りの万能感を与えさせるiナントカには嫌悪感すら感じるという趣旨のことを仰っていましたが、自分が電気街という場所に参加して得られた意味の体系も、iナントカでは、まるで浅かったかのように語られてしまう。歴史や過去に意味を見いだせない人たちが、増えている。
(まあ、それは自分自身のことなんだが)

今日は秋葉原事件の容疑者が法廷で犯行に至った動機を述べた日でもありました。
ネットの掲示板ではやされたことが原因の一端にあったとのこと。そう考えるとiナントカで物事を軽々しく宣伝したり、掲示板で意味がないと囃したり、コメント欄で悪口雑言を平気で言いのけたり。言葉だけで一方的に何かをしてしっぱなし、というあり方ではいけない、ということになる。

秋葉原で一番の品揃えを誇っていた、今はなき元LAOX本店の暗い室内が、そんな無感情な秋葉原(だけでなく、今の人たち)に警鐘を鳴らしているようでした。

2010年7月26日

カメラを再発見。

うちにあるデジタルカメラは
一眼レフのCanon EOS20d + 50mm f1.8、
コンデジは富士フイルム f31fd、ニコンcoolpix s10…等々。ジャンクやB級品でちまちまとそろえてきましたが、コンデジは画質が、一眼レフは大きさが…とお互いがお互いを否定しあってしまって、微妙でした。家の外の大事なイベントの写真はコンデジで画質が悪く、家の中の結構どうでもいい写真は画質がいいという、PCに残った写真を眺めているとそんな気持ちがこみあげてきました。そして撮った記憶もない写真があったり、枚数も無駄に多い。(たくさん消しました)

結局「最新の」コンデジが画質と大きさの溝を埋め続けるということで微妙に型落ちしたカメラを手に入れてたりしたんですが、これは今回売りました。ソニーのWX1でした。コンパクトながら、いいカメラでした。動画もきれいだし、スイングパノラマはほんとにユニークな表現で、おもしろかった。
でも、やっぱりイベントから時間が経って、記憶が遠くなってくると、立体感のない一枚の静物画のような絵作りが今までのコンデジと同じで、正直物足りない。デジカメの画面で見るにはおもしろいけど、PC等で見ると微妙なことになる。

夏にキャンプの手伝いをしていたときに、ほんまもんの、ほとんどプロのような人がカメラ係をやっていた。もう7〜8年くらい前のその写真を見てみると、そのときの空気や匂いが入っているようで、カメラの性能をうまい人が使うとこうなるのかあ、と思ったり。

カメラがらみでもう一つ。姪っ子はカメラに撮られるのが大好きで、カメラを向けるとポーズをとってくる。それだけなら写りっぱなしの話なのだが、兄がiPhoneでとった写真を姪っ子が操作して見せてくれる。「どこで誰と何をした写真」というのではないだろうけど、子どものこのポーズ1つ1つに記憶があり意味があるんだなあ、と思ったり。

でも結局一眼レフを一日構えてみたいなことはする立場も気持ちもないので、ただ行った場所をすぱっと切り取ってくれるコンデジを探してみたんですが、今時そんなカメラはあの機種以外にはないらしい。

その機種がヤフオクで破格だったので落としてしまいました。
ヒントを出すとすぐ機種名が特定されるくらいユニークなあれです。

続きは、届いてから。

2010年7月23日

ユーザビリティー屋さん

※主観的な意見をまとめただけなので、信頼性はありません。引用等はしないでください※

モノを作るときに、より使いやすい製品にするための技をもつ人たち。

たとえば、試作品など実際に近い物を使って、主な利用者・消費者となる様々な人(ビジネスマン、主婦、子ども、高齢者、障害のある人、男、女など)に「一連のタスク」を実際に行ってもらう。その様子をメモやビデオなどで記録し、定量的に分析、使いづらい部分や使いこなすのが困難な機能などを洗い出すことができる。

また、実際に試してもらうのではなくて、ペルソナという仮想的な人格(名前があって、どういう人で、どういう思考をしているか)を構築して、設計段階、開発段階で設計者が「○○さんにはわからないかも」「○○さんにはよけいかも」といったように、設計を修正していく手法もある。

車の展示会で、車に乗った人が「あ」とか「へー」とか言ったときに、どこに着目してどう思ったかを知るという手法もあるらしい。とにかく物言わぬモノのどこをどういうふうに変えていけばより使いやすくなるか(近年では、より楽しくなるかなど感情的な面にも)をあぶり出すのが大事。

どちらもデザイン実践方法の一つなので、別の手法によってもユーザビリティーは達成されうる。それを達成するのがお仕事の内容ということになる。
設計→生産→利用→ご意見→設計→生産→…という、他者をデザインの輪に組み込んだ循環的なプロセス(人間中心設計とも)が底流にあり、これからの物作りには必要不可欠ともいえる業種。

2010年7月15日

iPadのカメラコネクションキット

「iPadはウェブとメールとデジタルカメラを楽しむ最高の方法」だったと思うんですが、それを楽しむ為に必須なカメラコネクションキットがようやく届きました。

カメラコネクションキットを使うと、iPadとデジタルカメラをつなげることが出来ます。USBを差し込むと自動的に写真の読み込み画面が表示されて、そのまま「全てを読み込み」をタッチするだけで写真がiPadにコピーされます。
あとは写真をメールで送ったり、ツイッターに書き込んだりできます。
内蔵カメラと違って、とても高画質です。

iPadのいいところはこういうところですね。iPhone4のようにカメラは付いていないけど、そのかわりに手元にあるカメラを接続することができます。せっかく買ったのに使い道が…という残念なことがありません。簡単なので。
第二世代iPadには、半端なカメラを付けるよりは、SDカードの差込み口が内蔵されていると嬉しいですね。

2010年7月2日

【道具小咄】自動味覚チェック

だいぶ前、千葉県の大型ショッピングセンターに行ったときの話です。

冬の大型SCの環境はけっこう過酷です。冬なので空気が乾燥しているのは当然といえば当然ですが、衣料品がふわふわしているおかげでホコリがすごい。そんなせいか、のどが渇いてカップ式の自販機のところにいきました。

今どきの機械で、飲料カップが今どうなっているか内部の様子がカメラごしに映し出されるようになっているものでした。濃縮ドリンクが注がれ、水が注がれ…おおお、と時間も乾きも忘れて楽しみました。

が。
飲み物がドアの目前まで来てから結構待っているのに飲み物が出来ているのに出てこない。あれ?と思ったら




…何度か作り直すことになったんですが、ドリンクの親方様は満足できなかったらしく、何度も作品作りに挑戦してました。この画面が出てしまうと、内部の様子はもう上映されず、ただひたすら待つのみ。測ってみると1分程度の時間が、ほんとーに長かった…。お金も預けたままだから、離れられないし。

飲み物は結局となりの缶の自販機で買うことにしました。


自販機は喉を潤したいという欲求をかなえることが使命。自動味覚チェック様はいいんですが、もうちょっと洗練しないと赤字でしょうね…

2010年6月26日

iPadに思う、よくない点

iPadの標準アプリは、手帳型だったりカレンダー型だったり、もともと世の中にあったものをベースにして組み込まれている。広い意味では、使う人の既有の知識を使って正しい操作をさせることを「アフォーダンス」といって、コンピューターとか携帯の知識がない人でも楽に使えるようにすることができるといわれている。

ところがiPadのアプリ(例えばカレンダー)は、一見アフォーダンスがありそうな画面構成であるのに、カレンダーをめくったり、手帳をめくったりという操作が全く使えない。カレンダー画面にいたっては、日にちにタッチしてもその日の色が変わったりすることもなく、一体いつの予定を変えようとしているのかさえわからない。つまりは間違った操作をアフォードしてしまっている。
それに加えて、IKEAもびっくりの言葉の少なさ、メッセージダイアログの設計の悪さが拍車をかける。ユーザー体験として、とても一般人にオススメできる状態ではない。

接着剤を乾かす間もなく出荷したかったのはわかるが、今のところiPadOSはβ版だと言っても言い過ぎではないだろう。
そこにユーザーアプリの入る余地があるともいえるが、有料アプリの価格の3割はアップルに入る訳で、それが狙いか?と邪推するほど。はっきりいえば微妙な気分。はやい時点でのバージョンアップを期待したいところです。

2010年6月21日

iPad車載への道【動画あり】

iPadを車載するマウンターがほしいんです。

工学系の人はサクッと作っちゃうようで、

うらやましい限りです。
(でもこの動画のマウンターは視点が下に行き過ぎて、非常に危険だと思います)

こちらのMAKE(置いただけ?)くらいの高さなら、いいんですが。

古い軽乗用車なので、そんな便利な台ないんです。

iPhoneのマウンターを自作したときに初めて車内環境のシビアさがわかって、これまで室内環境工作だけの頭には刺激的でした。最低マイナス5度、最高60度にはなっているだろうダッシュボードとその温度差で膨張収縮するエポキシ樹脂、絶え間ない振動、サッケードでとらえられる位置にマウントしないとあぶないこと(凝視は禁物ということも)。
それで2番目の動画の位置にナビが来てるのはある意味必然なんですよね。そこにiPadを置くのが一番安全だし簡単(でも固定していないので急アクセル時やおかまを掘られたときには吹っ飛んでくること請け合い)。古い車ではあの辺はエアコンの吐き出し口や冷暖房のコンソールに消費されていて、非常にもったいない。エアコンの吐き出し口があるのは、iPadの冷却にもなってちょうどいいんですが。


これが一番ナイス。しかしこんなもの、どうやってつくったんだろう???

2010年6月19日

iPad雑感~追記

・iPad 3Gはどうなの?
便利につかってます。きっと「でかいiPod touch」「使い道がない」と言っている人は3G契約してないと思われます。wifi版買っちゃってネガキャンしたいしたい病かと。
大きな地図は見やすいし、メール・ツイッター・evernoteなどどこでもいつでもできるので手放せません。
ノートパソコンは相変わらず併用しているのでかばん全体の重さは増えたけど、軽い用事のためにノートPCを持ち出さなくてすむ様になったので、1日のうち半分は軽いかばんで動いています。
なにげに昔手に入れた折りたたみ式bluetooth keyboardが役に立って嬉しい。

あと、電子書籍。iBooksは開店休業状態なので評価できませんが、i文庫HDというアプリで似た様な体験ができます。フォントが読みづらいのが微妙ですが、iBooksや出版社のアプリではその辺改善されるはずです。それと、iAnnotate PDFというソフトで300ページくらいある博論を読んでます。PDFには書き込みできます。じっくり読める端末です。
電池のもちは異常です。下手したら3~4日くらいは無充電でいけるんじゃないでしょうか。

・iPadはどんな機械か(追記)
 iPhoneが片手入力片手支持のデバイスとして、iPadは両手入力片手支持のデバイス。電話機よりはWiMax内蔵PC・ネットブックに近いですが、立ってても使えるデザインというのが強いところです。
 目から機械までの距離は、マップ表示で~1mちょっとまで対応でき、iPhoneやネットブックの~50cm前後に比べてだいぶ広がっています。また画面の細かさはiPadのほうが粗く(132ppi/163ppi)、iPadのほうがiPhoneよりもすこし機械を遠くに保持しないと画面がきれいに見えません。これも、iPhoneが目前で使う機械、iPadが少し引いて見る機械という役割を表しているような気がします。
 重量は700gと、「片手で支持できる限界の重さ」の1500gを大きく下回ります。ただ、表面加工があまりにデザイン優先のため、つるつるして落っことしやすいのはよくない点です。ケースなどは必須になりますが、その重さも加算されることを考えて、実際の重量は800g前後になると思われます。これをiPhoneよりも遠い位置に保持するため、iPhoneと比較すると圧倒的に重く感じるはずです。もちろん、最大のライバルである本と比べても重いです。

・iPadにしかできないこと(追記)
○インターネットカーナビ
マップで場所までのルートを検索し、GPSでその道をトレースし、目的地までナビする。マップの「場所」リンクに対応したアプリ(食べログ)などのアプリケーションを作成することで、目的に応じたアプリが共存可能。食べログは食う情報なので、寝る・遊ぶアプリは意外と穴場かもしれません。
○インターネット(Safari・メール・ツイッター・ブログ投稿など)
これらの機能は、エンターテインメントを求めない限り、パソコンや携帯から完全移行できます。携帯よりは長文のメールに返信することができ、フルブラウザでの閲覧ができます。Wimaxパソコンは立って使えませんが、iPadなら移動中でも使えます。マルチタスクが使えるようになれば、バックグラウンドでのツイッターや新しいコミュニケーションツールでの対話もしやすくなるので、秋口以降にはよりよく使えます。
○二人以上の操作者がいるゲームやコミュニケーションツール
画面が大きく、タッチ点も多いiPadならではの機能です。おもしろさはアプリケーション次第ですが、こないだ食事の待ち時間のときにやったDRAWというお絵かきアプリのミニゲームで、英単語がお題として出されて、それの絵を描く、というゲームは二人でやると最高におもしろいです。時間もうまくつぶせました。携帯ではできない、パソコンでもできない、iPadならではの使い方です。

…ただ、「新しいカテゴリ」と言われているわりには、オンリーワンの機能がちょっと少ない印象はぬぐえません。iPad発売から1ヶ月弱、iPadアプリの盛り上がりが停滞気味になっているのは危険な兆候かもしれません。もうすこし開発者に優しくてもよいのでは。

・ここがよければもっといい(追記)
 アプリ開発のハードルが下がっていないのは、ipadの問題というよりAppleの問題ですが、もっとカジュアルアプリが作れる環境がほしいです。これが一番強い要望です。
 金属表面が梨地のせいでつるんつるんですから、摩擦係数の髙いカバーをつけると手に吸い付いて安心です。ただ、Macbookのデザインを取り入れて、ねじ固定できるラバーボトムにしてもよかったのでは(軽いし)、と思います。
 iPhoneOS3.2は完成途上バージョンという雰囲気。OSのアップデートはiOS4になる前に何度かやってほしい。たとえばキー入力の仕上がり(英語キーボードと日本語キーボードの切り替え時にキーを押すと変換がおかしいことになるとか、日本語キー自体の入力効率の悪さとか、カーソルキーがないとか、気になる。外付けキーをつなげばだいぶよくなる。)
 あと、MagicMouseが使えたらいいと思います。やはりキーボードが接続できる、Dockで立てられるとなると、脇にあるPC用のマウスに手が伸びてしまうのが人情かと。
 Safariは微妙です。Flash未対応はどうでもいいんですが、検索窓が小さいこととか、レンダリング時のページ幅が変えられない(デフォルトでは小さすぎて、30センチくらいの距離で見ないとよく見えない)。重さのせいで、持ち方を固定させすぎている感じがあります。これだけ小さい表示だと、500gでも重いかもしれない。きっと来年度出るかもしれないiPad4ではプラスチックを多用して軽くしてくるはずです。

・懸念
iPadは異端児のような気がします。iPadの「世代」を象徴するセンサーやインタフェースは3GSからカメラを取ったもの+XGA画面と特殊。4に相当する両面カメラ・512MBRAMの後継機が出るのか?都心ユーザーにとってはiPhoneのほうが使いやすいはず。そんな位置づけのiPadにアプリ開発者がどれだけつくか?などなど。iPhone4の登場でiPadが微妙扱いを受けるのは必至のような気がして、心配です。

・純正グッズの出荷は7月中旬以降
カメラコネクタ、ケースなどは品切れ。ケースはいいとしてカメラコネクタが手に入らないのが痛い。
ちなみにカメラコネクタにはUSB端子付きとSD端子付きがあり、USBコネクタにはいろいろささるらしい。

・純正Dock・純正USBケーブルは微妙。
Dockだけあったので買ってみたけど、テーブルに置くと角度が立ちすぎて首が痛い。
iPad売り場にあるアクリル樹脂にシリコンゴムで滑り止めした、15度くらいに固定してくれるのを純正グッズで売り出してくれると有り難い。(でも、売り場のiPadの充電ケーブルがのきなみ抜けていたのは気になるところ…iPhoneでもあのケーブルが接触不良になることが多いので、買うときはサードパーティーの頑丈ケーブルにしたほうがよさそう。
ちなみにiPadは並のUSB端子(500mA)では充電すらできません。車載アダプタも「充電中ではありません」とか表示します。MacのUSB端子はiPhone/iPadを接続すると1A程度まで供給するようなので、Macなら大丈夫です。WindowsユーザーはACアダプタ(10W、5V2A)で充電する必要がありそうです。

・意外だったこと…iPhoneは電話機としては微妙。
iPhoneはパケットを封じられて、ほぼ単なる電話機になりましたが、電話エクスペリエンスが意外と低かった。そもそもソフトバンクで電波が弱い上に、留守番電話サービスへの転送までの時間を変えられない(3~4コール)、留守番電話サービスには着信電話番号が記録されない、着信あり(留守電あり)のショートメッセージをタップするといきなり相手にかけ始める(留守電サービスに転送すべき)、本体内の留守番電話がない、などなど、電話受けが多いとイラッと来ることばかりです。
ちなみに使っているiPhone OSはiOS4GM。この状況が次世代iPhone4でも続くと思うと、がっかりです。

2010年6月12日

さりげなくノート用USB3.0HDD、バッファローから

ノートがメインマシン状態になってる方、意外と多いんじゃないでしょうか。
ノートパソコンのバックアップ、大変ですよね。時間かかって。僕の場合ノートPCのハードディスクに200GBくらいデータがあるので、USB2.0だともう全部バックアップとる気になれないでいました。秒間20MBくらいしか送れないので、1万秒≒166分!そんなに遊ばせていられません。

で、唯一USBより速くデータを転送できるNASにファイルを転送していたら…データが消える事態に遭ってしまって。
ファイルのバックアップから目を背けていた自分が悪いんですけど…。

よく考えたら、USB3.0ってある意味救世主だなー、と。ノートパソコンやデスクトップから秒間100MB近くでデータを転送できる。しかも、USB2.0とも互換性があるから、出先でちょっとデータ修正とかはノートPCでUSB2.0(バスパワー駆動)でつないで、メディアファイルの転送とかファイルのバックアップはUSB3.0(外部電源)でつないで、という使い方もできる。USB3.0なら1時間はかからずにコピーできますからね。

何年か後にはきっとUSB3.0が標準になっているから、そのときでも使えて安心ですし。

と思って探してみました。
現時点でおすすめできるUSB3.0&バスパワー駆動対応のHDDは2機種だけのようです。

500GBのHDD内蔵、信頼のバッファロー製


それと、今持っているディスクを内蔵してUSB3.0外付けディスクにできるアダプタ(この機種だけが、ちゃんとminiUSB3.0-Bタイプコネクターがついています)


薦めます、転ばぬ先の杖ですから…。
僕はバファローのやつをケースに入れて使います。

2010年6月10日

iPhoneの自己革新の条件

ひとーつ
ペン入力を可能とすることー

ひとーつ
mobileMeの安価版を提供することー

ひとーつ
iPhone+iPad+Mac<2kgの重量を達成することー

2010年6月8日

え、199ドル?

史上最薄とか、HD解像度っていうか326ppiっていうか網膜解像度とかHD品質の裏面照射型CMOSによる映像撮影、いろいろとスペック面が先行しているiPhone4ですが

史上最薄っていうより
史上最安じゃないですか。

iPhone nanoが出るとか噂があるけど、そんなのいらない価格設定。

解像度すごいですね。iPhoneの4倍。ただでさえスムーズディザリングできれいに見えるのに、iPhone4はディザリングしないほうがきれいかもしれません。
しかしこの解像度でIPS液晶って、明るさが相当ないとだめなんじゃ…?今の3GSよりは暗くなるかもしれませんね。それか、液晶輝度を上げるとバッテリ持たなくなるとか。

それと、アプリケーション対応も問題になりそうですよ。
今回はiPadと違ってピクセル2倍で全画面にできますが、アプリ開発者がこの解像度のサポートのためにどれだけ時間をつかってくれるか問題ですよね。そしてiPhone4アプリをiPadがサポートするのかどうかも。iPhone OS改めiOS4、iPadのサポートは秋口だそうですが。iPad上のiPhoneアプリはiPadの画面回転に対応しきれていなかったり、キーボード対応の問題だったり。iPadのiPhoneOS 3.2自体、まだまだベータ版の感がありまくりでいろいろ問題があるので、このあたりどう埋めてくるのかも要注目です。

ま、買わないつもり…だけどねー…T氏がiPhone 3Gなので買い換えてくるのは間違いないので、現物見せられたら傾きそうな。いや金ないけど。でも199ドルだし。笑

とかいいつつ、SIMのサイズを確認してみる…microSIMだそうです。全国的にこいつの出番か?

2010年6月6日

量販店、家電戦争の舞台

平たく言うと、ノジマに行きました。

土浦ノジマはソニー大好き。したがってアップル嫌い。
XperiaとiPhoneを並べて「Xperiaはこんなに優れているんだよ!」って広告してました。
10秒も眺めていると、店員さんが寄ってきていろいろ言います。
ノジマのiPhone打倒の決め手は、ことばのニュアンスによる差別化でした。

「安いのはiPhoneですよね」
「iPhoneは速度は速いですよね」
だそうです。

あと、
「iPhoneはアプリ多いですけど、Xperiaも増やせるみたいですよ」はいいとして
「iPhoneのアプリは承認制で質が高いけど、Xperiaはすごいのからくだらないのまで、たくさんソフトがありますよ」ってところは「???」だった。

でもそんなこまかいことは関係なく、iPhone買いにノジマに来た人があっさりXperia買って帰ってそうなところがおもしろかったなあ。appleの知名度を生かしてsonyを買わせるテクニックみたいなのがあった。

量販店ごとに、どのメーカーと取引があるかっていう見方で就職先決めたりして。笑

2010年6月4日

Macbook RAID→標準構成HDDのメモ

MacbookでRAIDを組んでいましたが、もしかするとBootCampする可能性があるのでシングル構成に戻そうと思います。

・Macbook RAIDに使ったディスクはST9250410AS(7200rpm,250GB/プラッタ)×2台のRAID0構成。パフォーマンスはもうとても速かったですが、SSDほど快適ではありませんでした。理由として発熱と音が無視できないレベルだったこと。RAIDならではの特徴か、シーク音がステレオで聞こえてくる感じです。

・シングル構成に戻すのには、Carbon Copy Clonerを使いました。起動しながらディスクの完全コピーがとれるすぐれものです。500GBの2.5インチのHDDがなかったので、320GBに容量を下げましたが大丈夫そうです。

・USB→SATAアダプタに320GBのディスクをつないで、あとはCarbonCopyClonerに適当に指示を出せばOKです。ディスクの転送元と転送先さえ間違わなければノートラブルじゃないかと。

iSCSI…良くも悪くもローカルディスク。

iSCSIを巡って、問題がありました。

ローカルのファイルをVPNネットワーク越しに、iSCSIディスクに書き込んだんです。
書き込みが終わった時点でiSCSIディスクを開いて、ちゃんとファイルがあったので「よしよし」と思って帰ったのですが、帰って確認してみると「ない!」。ファイルやフォルダそのものが存在してないことになっている。で、ほかの機械でマウントしようとすると「正常にアンマウントされていないんですがチェックしますか?」的なことを言われ、チェックするとファイルほとんどコピーされていないという。ディスクとしてあるまじきエラーに見舞われたのでした。

問題の原因としてVPN接続によるエラーも考えられますが、iSCSIの実装に問題がありそうな気がします。メモリキャッシュが効いているのか、最初の何メガかは秒間100MB越えの高速コピーをしますが、キャッシュが尽きたか、しばらくするとだいたい10MB/sec出ればよい方。200KB/secというのもざらでした。で、きっとこのキャッシュがじわじわと転送され終わる前にシャットダウンしたりするといけないんでしょうね。イニシエータがソフトウェアで実装されているせいだと思うんですが、キャッシュがとんでるような。
それと、同時接続時の整合性についても、設計時から折り込まれていないようです。

というわけで結論としては、iSCSIは共有ディスクにはならないということと、かといって排他接続モードというのも用意されていないようだ、ということでした。(わかってる人には当然なのかもしれませんが…だとしたらiSCSI(特にWindowsでのイニシエータの実装)って何に使うんでしょう?RAIDストレージを小分けにしてディスクを仮想化するためだけに使われる技術?)

というわけで、NASを実現するにはSambaに戻るしかないようです。がっかり。

2010年6月3日

Letsnote c1が(ようやく)きたっ!

ビジネスモバイルですが、なんとか!ついに!ようやく!Let’snoteがタブレットPCですよ。

★★タブレットPCはいままで7年くらいの歴史がありましたが、トリプルヒンジ(?)は新しいですね。3軸というか、3点ヒンジというか。普通のノートPCのヒンジ+回転ヒンジという組み合わせです。
いままでのどのコンパーチブルタブレットよりもヒンジまわりがきれいです。いままでは回転ヒンジが3cm近くpcの奥行きを伸ばしてしまっていたので、上からみると正方形みたいに奥行きが長くなってしまっていましたが、今回のLet’sノートはそのあたりも改善されているようです。
そして重量も最軽…ん?という気がしなくもありませんが最軽量です。12インチで1.47kgとなっております。(Thinkpad X200 tabletは1.61kg)きっと片手で持つと「うおっ軽っ!」となること請け合いです。
余談ですが…最近レッツノートCF-Y2を分解する機会があったんですが、密度を下げる工夫が随所にあり、特に「薄い部品を厚い外殻に入れて、スポンジで衝撃吸収(極力ネジで固定しない)」というやり方はレッツノートを数字以上に軽くさせている要因だと思いました。

●Let’sノートのボンネット構造はどう組み込まれるんだという問いには、「逆ボンネット構造」というなぞのキーワードだけが公表されていて、どの事前レビューでも液晶裏側の写真掲載はなくて、そのあたりがまた興味を誘うのですが…。とおもったらありました(itmedia)。すっきり平らになっていて、どこがボンネット?という感じです…。
こちらのサイトの分解モデルをみても、ボンネットっぽい構造はあまり目立ちません。ぎりぎり耐荷重を確保した感じがします。もしかすると表面の強化ガラスも強度を高める様に固定されているのかもしれませんが、詳細はわかりません。

★★★厚み
レッツノートの厚みは、廃熱・大容量シリンダーバッテリ(=駆動時間)・大容量HDD・耐荷重性能などなどを実現するための生命線なので、許すしかありません。
とはいえ相当な厚みなんですが、くさび形に薄くなっていく本体、手の付近にもっとも重いバッテリやHDDが入ることを考えると適切な厚みとも言えます。さらにエルゴノミクスストラップというのが底面に付けられるらしく、これがあれば握力いらず+腕の力で本体を保持できる様になるため、とっても軽く感じるはずです。
これらのメリットは「部材の軽量化」と「厚み」のおかげです。

★バッテリ駆動時間
おそらく18650シリンダーバッテリ、セルあたり3.7V 3.0Ah×4セルで6.5時間(公称)。Thinkpad X200 tabletの角形4セル2時間位(実測)とかいう悲しい数字と比べると、いいなぁ、がんばってるなあ、という印象です。
ただ最新型のセルらしく、バッテリパック1つで2万します。差し替え続ければ無限時間動くとはいうけれど、ちょっとハードルが高いですね。2400mAhセルでいいので9800円とかになると嬉しいんですが。

▲気になるポイント
こちらの写真を見る限り、視野角の広い液晶を使っている様には見えません。軽量化か、重く高品質な部材か。これもトレードオフの関係にあるので文句はいいたくありません、が、広視野角液晶の良さはiPhoneやiPadがIPS液晶を採用したことからも一定のニーズがあるように思っているので、もしC1がTN液晶なのであれば、残念ですね。

★★★気になるお値段も20万円前後と、レッツノートにしてはお求めやすくなっています。iTabletsの流行にあわせて、リアルタイムの手書きによるプレゼンテーション、アノテーションによる能動的読書や校閲作業の効率化など、第三の入力デバイスのインパクトに日の目が当たって行く(だろう)昨今。「ノートパソコンにしかできないハードな入力業務でもぜひタッチのパワーを!」という管理職の皆さまにたくさん売れてほしいと思います。

残念ながら受注生産らしいですが、是非是非どこかでさわって見たいものです。

2010年6月2日

Ipad何日か目

とってもいい感じに使っています。

IPhoneとの棲み分けもついてきて、無事iphoneはパケットからの自由を手に入れられそうです。
(電話機とSMS専用になる)

カバンは、無印良品で少し前に販売していたバッグインバッグのB5サイズのものに取っ手を付けて自作しました。

メールはどうも、文字化けするらしく、少し心配が残りますが…

じき、なんとかなるでしょう。

2010年5月31日

高齢者のipadの印象

ついてけない
そろばん世代にはきびしくて
ならぶんでしょ?
はー、わからない

だそうです。

iPadがきた

タッチタイピングかなり早くできますね、これ。
ただ、変換かなりおばかではあるけれど…
簡単な投稿くらいなら困らないレベルです。

iPadはまだまだアプリが整ってないです。iphone用のソフトは使えなくはないですが、ソフトウェアキーボードも小画面で使わなければならないので、iphoneのウリであるアウトドア・インターネットには不向きです。iPadで動かす意味のあるソフトは天気予報アプリくらいでしょうか。いまのところ。

ipadの画面は見やすいですが、空の下では空しかみえません。反射してしまいます。これは今後、反射防止保護シートなどを買って試して見たいところですが、アウトドア・インターネットにはもともと不向きなのかもしれません。

そしてきっと、純正のケースは必須かも。上の文を入力したところで手首が痛くなってきました。角度のつけられる環境がないと、腱鞘炎になるかも。

2010年5月26日

iPadがくると道具道の中の人はこうなる

パソコンであそばなくなる。無線LANを使わなくなる。浮いた電力で、パソコンの重量が減る。仕事中の能率が2〜4割増になる。
家ではMac人になる。
予定表がクラウドになって、周りの人がよろこぶ。
道具道の投稿が増える。特に雑記カテゴリが増える。
iphoneが電話機またはipadのカメラ付き子機になる。
メールのやりとりが活発になり、ツイートがふえる。
家のサーバをなんとかしようと思い立つ。
仕事かばんが530g~1430g重くなる。
プライベートかばんが700g軽くなる。
月にコーヒー10~15杯ぶんの請求書がくる。
道具道のネタが質素になる。
プログラミング欲がわき、仕事が疎かになる。
車で道を間違える回数が減り、事故率が増す。

2010年5月25日

ポータブルWiFiはだめでしょう

どこでもwifiと同じオチな気がする。

3G回線の性質として、携帯電話程度の電源では連続通信が数時間程度というのがある。しかも、Wifiも電力を使うため、電力と発熱の両面から電源付けっぱなしにするという選択肢はない。つまり、ルーターをオフにしてiPhoneを待機中させてるとき、メールの送受信だとかプッシュ通知だとかは利用できないと思われる。これは原因としては、端末どうしの接続にwifiを使っているため。
あと、電源ONとともに3G回線は待機状態になるけども、ポータブルWiFiは所詮WiFiだから、iPadより先に電源を入れたり切ったりというのをやらないとエラーになったり、というのがいけない。3G通信のいいところを取り入れたのがiPadやiPhoneなのに、今更Wifiの面倒くささに戻らないといけないというのが微妙すぎる。

結局のところ、iPhoneのBluetooth PANによるテザリングってのが電力的にも使用方法としても一番現実的だった。どこでもwifiを持ち歩くよりは、iPhoneの外付けバッテリーを持っている方がまだまし。ソフトバンクもpocketWiFiを出したんだから、テザリング開放でいいじゃないですか。って言いたい。

2010年5月20日

DSC-HX5Vお試し

DSC-HX5VはGPS内蔵・フルハイビジョン動画対応という点で期待されているデジタルカメラです。
タバコの箱くらいのサイズのカメラなのに、スチールもムービーも画質は良く感動ものです。
しかし音質のほうはかなり悪く…風が吹いているとまともに会話が聞き取れなかったりします。ビデオカメラなら録画ボタンを押すだけで音と映像の調和のとれたビデオが撮影できますが、DSC-HX5Vは映像と音のギャップが大きいせいで、少しガッカリします。具体的に言えば、結婚式の動画を撮りたいとかいう目的にはDSC-HX5Vよりもビデオカメラがおすすめです。
実のところ、ハイビジョンのビデオカメラが同じくらいの値段で買えるので、お供含めてありのまま記録したいときには、DSC-HX5Vではなくてハイビジョンビデオカメラを選んだ方がいいと思います。

DSC-HX5Vに合っているのは、綺麗な場面を撮って、背景にBGMを入れたりして加工するような、映像だけを使うような方法だと思います。

もう一つがっかりなのは、DSC-HX5Vは映像しかウリがないのに、映像の取り方に幅がないことです。たとえば、ハイスピード撮影とか、一定間隔で連続撮影することなどはできない。これ1つできるだけでかなり違うのに。

「旅カメラ」というのが、開発者の目的だそうです。
たしかにGPSや電子コンパスなどユニークな機能があって、使っている人が外で使いたくなるような体験を目指して作られた感じはしました。スチルカメラとしては満足のできる出来ですが、ビデオ撮影をしてみると、外で見づらい液晶、外では役に立たないマイクなど、外で使いたいなーと思って外に出るとガッカリする、という流れになってしまったように思います。

でもそんな欠点を補ってあまりある画質。YouTubeの投稿に使いたいという人や、旅のスチルカメラにしたいという人には、この機種以外選択肢がないというユニークな機種です。

DSC-HX5Vさん

2010年5月14日

聞いた話

技適マークの海外話。

お隣韓国でもiPad熱は高いようで、並行輸入で手に入れてる人もいるんだとか。
しかし日本でもそうであるように、無線装置はその国で認可されない限り(使えても)使っちゃいけない制度になっているんです。(使っちゃえるけどね、建前としてはダメという意味)

で、聞いた話というのは、韓国の大臣がiPadでブリーフィングをしているのを若い人がめざとく見つけて「大臣が法律を守らないとは何事だ…!」という騒ぎになっているらしいです。

日本にはガジェット好きな元大臣が…いましたね。たちあがれ日本の方が。気をつけてください!

(灰)

道具道的Adobeへの返信予想

「Adobeの言いたいことはわかった、
ほかに言い足りないことはないかい?」

とかね。笑

iPadの居場所~Appleの居場所

 Appleのイベントでまさに「iPad」というガジェットがスクリーンに紹介されたときのことを思い出している。左側にはiPhone、右側にはMacbook Proがあり、その真ん中に2本の縦線が引かれた。その隙間に現れたモノがiPadだった。iPadの居場所がスライドショーの表すとおりだけであれば、この記事には何の意味もないけど、本当にそれだけか?というのが今回の記事。

 まず、AppleはApple以外のガジェットとの相互作用のことを、利用者に意識させないようにしていることがスライドからも見て取れる。Appleが他社製品をスクリーンに出すのは決まってそれを否定するためだけだった。しかし現在のWindowsは実のところXperia(Android)ともWindowsMobileとも接続され、iTunesもWindowsで動く様になっているし、Officeをはじめ多様なアプリケーションがユーザーと日々やりとりする多彩なノードである。だけれども、AppleはBonjourやiTunesの実装からも、Windowsを単なるiTunesストレージとしてしか見ていないようだ。
 この見方からすれば、MacはiPadやiPhoneから見て何者なのか、言い換えれば、Appleが成長させたがっている「Mac」と、できるだけMacにスイッチさせたいのであろう「Windows」との違いはなんだろうか?という点が疑問に思える。

自分のプライベートで利用する姿を思い出して考えると、まるで違いがない。ウェブを見て、メールを見て、返信して、Youtube見て、という感じである。仕事のことを考えると、Windows版Officeが使いやすいのでWindowsを選ぶ。仲間はMac&iWorkで仕事をしている人もいるので、これも百歩譲って同等と見なせば、まるで違いがない。どういうことだろう。MacとWindowsは単なる主義の違いだけなのか?

 とそれでは身がない記事で終わってしまうので、視点を広げて、報道された一連のことをまぜて考えると、MacはiPad/iPhoneのプログラミングプラットフォームなんだ、ということが頭に浮かんだ。これは何度か書いたし、結構合点がいっていた。Windowsは多数のメーカーが参入し、ほとんどのプラットフォームのアプリケーションを作成できる。また、FlashやJavaやエミュレーターのようなラッパーを被せることもできる。そうなるとユーザーはハードウェアに対して価値を見いださなくなる可能性は十分にある。ユーザーはサイズと値段と容姿を勘案して機種を選ぶ。アップルはユーザーが自由に機種を選べるということを避けているわけではないのだが、少なくともWindowsやLinuxに開発されることを避けている、と言えるのではないか。(これが本記事における「iPadの位置づけ」の回答。)報道にはJava非搭載の件は上がってきていないけれど、AppleはもちろんiPad/iPhone上にJavaを乗せる気なんてさらさらなかろう。アイラブAppleキャンペーンをSUNが始めたら面白そうだが、ラブコールを受け入れられるほどAppleはそのことを軽視していない。(もし軽視しているなら、Flashのラブコールも即座に受け入れるはずだから。)AppleはiPad/iPhoneのプログラミングプラットフォームとしてMacしか受け容れない。

もしこの見方がその通りなら、なぜダメかという点について、こういう見方もできる。(もちろん、他の見方もできるだろうけれど。たとえば単にラッパーがファットだからという理由とか。ごもっとも
開発という点を考えると、Windowsはユーザーにも開発者にも「自由」を与えてきた。その結果、エログロからウイルスから何から、すべて市場の気の向くままに看過してきた。Appleがコンピューターをまだ続けている理由は、そこを憎んでいるのではないだろうか、という見方だ。AppleはiPod初代の頃から、ユーザも開発者もフェアーであるべしと掲げてきた。iPodでは著作権管理を、iPhoneではポルノやバイオレンスといった一連の「EXPLICIT」な項目の制限を、それぞれ盛り込んできた。ウイルスの心配もないですよ、という台詞もMacユーザーには耳慣れたものだ。これもまた、WindowsとMacの決定的な違いと言える。Macはコンテンツ生成に関わる悪者を排除する仕組みを固持しようとしている。対してWindowsにとっての「悪者」は、WindowsかOfficeの違法コピーユーザーだけで、それを排除する仕組みだけは用意されている(と素朴に思う)。

 単なる一面を全体と思うわけではないけれど、Appleの理想を想像してみると、Appleの製品だけがある場所(ネットワーク)では安心して楽しめるというセカイが目指されている、というふうにイメージした。敷衍すれば、SoftbankにiPad予約の際にはクレジットカードによる身分証明をすべしとか、一人2台とか、その他いろいろごちゃごちゃ言うのもなんとなくわかるような気がする。Flash論争も、Flashが嫌いなわけではなくて、Adobeがアプリ検閲の仕組みを作るか、Appleに審査を委譲する手立てを用意しないことについて文句を言ってるのでは。

とまあ、なんとなく話しきった感じなので終わりますが、一言で言えば、つまりAppleは「Macはフェアな人だけ使ってくれればいいよ、でもMacbookじゃ重いし、iPhoneじゃ小さいだろうから、iPad出しておくから」と思っているんじゃないか、ということ。Dellのmini5が出ようがWin7タブレットが出ようが、はたまたAndroid Tabletが出ようが、Apple的にも市場的にも関係ないんです。フェアなことにかけてはAppleが一番だし、著作権者はスタート時点でもっともフェアなところを選ぶということは予想として固いので。人の著作を運ぶ乗り物としてiPod/iPhone/iPadは想像以上の長い時間をかけてそのルールを整備してきた。他社がポッと出したところで勝負にはならないだろう。(joojooとか!)

結局、スライド以上の意味は無かった(笑)。ただ、開発者にとってスライドの右側にあるガジェットはMacでなければならない、というのもなんとなくわかった。
いろいろ突っ込みどころも満載の筈。(なんでObjectiveC/C++/JavaScript以外のプログラミング言語を認めない理由の説明ができていない、とか。あんまり幅を広げると、バイナリで審査できないからとかかな?)
突っ込んでください。

ただ、いちメーカーがそんなこと考えてるかいな、と思った方は、
のあたりでAppleの哲学的な深みを垣間見ることができるんじゃないかと思います。
(元記事が契約期限切れで存在しないので、ブログを引用させてもらいました。英語の原文も載っています)

2010年5月11日

予約をしたつもりが。

先日の行列は、予約のはずが、予約の予約だったらしい?
「28日にはお届けできないかもしれません」って言われたよ。
「つもり」にさせちゃうと、実行されなかったときの失望感がでかいですよ?
SBのスタッフも「ぜんぜん知らされていないもので…」と答えるばかり。そうかもしれないけど、知ってる人に連絡したり、どうなりそうかくらい答えて欲しいものです。
でも結局、どうなるのかぜーんぜんわかりません。

ところでdocomoのmicroSIMは夢幻と消えたようです。なんでそんなにSoftbankが好きなんでしょう。孫正義さんはかなりAppleというかJobsを意識している(自らをブランド化したり、発表会なんかも積極的に登場したり…「禿」の愛称は少し失礼だと思いますが)ようですが、それとこれとは無関係でしょうかね。iPhone 4Gでブランドフリーになるかな、と思ったんですが、しばらく二者のハネムーンは続きそうな予感です。

2010年5月10日

予約に殺到…してません

がらがら@つくば。

初めて朝から並んだんですが、空振り感が出まくりです。

wifi版がネットで予約できるようですし、3G行列はそこまでできな
いのかな。
とりあえず、様子みてます。

2010年4月27日

見える化の残渣

どんなに漉しても、見えないものはなくならない。

突き詰めすぎると、幻の様な現実が病的に見えるようになるか、愚者になって皆に見えてるものも見えなくなるか。

自己効力感を考えると、愚かに振る舞って、見えてるのに見えないふりをしてるくらいがいいのかもしれない。そこまでの能力があれば、の話。

2010年4月26日

Intel TurboMemory 4GBを…

うまく動かすまでのメモ。苦戦してました。

2GBのターボメモリーを抜いて4GBだけにしたのに、認識されませんでした。
もしかしてLenovo純正じゃないといけないの?と思ってググってみたけど、そのような事実はなさそう。

1.再起動→ドライバのアンインストール→再起動→最新版インストール→再起動
これ重要だと思ったので最初に。ただし、僕の環境の場合、シャットダウンに10分以上かかった回もありましたけどね!文庫本やコーヒーを片手に、気長に、我慢しましょう。
スタートメニューからIntel TurboMemory→Intel TurboMemory Dashboardが表示されていればとりあえず最新版らしい。

2.シャットダウン→ターボメモリー抜き差し→起動
接触不良ということもありますので、やりました。ターボメモリー抜いたときのほうがさくっと終了した気がします。脳みそが劇遅に慣れたせいかもしれません。

3.そして解決へ
さすがのthinkpad-clubです、困っている人の情報がありました。
20番目、RedFeather長老のコメントと引用先のWEBサイトが回答でした。
Windows起動後、インテル ターボ・メモリーの状態がIntel Turbo Memory コンソールに反映されるまで、時間がかかる場合があります。その場合は、Intel Turbo Memory コンソールの「表示」メニューから「最新の状態に更新」をクリックして、表示を更新してください。…
つまるところ、さんざん待たせた上で「がっつくな、待てよ」というオチでした。たぶん5分くらい?で認識されました。

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勘違いを起こした理由なんですが、Windows7でTurboMemory(ITM)を使うとReadyBoostはどうも有効にならないらしい。ReadyBoostはユーザーの使用傾向からファイルをキャッシュする仕組みですが、Intel的には「システムブートなんてSSDがあれば速いんだから、ユーザーアプリを速くしつつSSDの寿命を長くできるのが重要だべさ」という判断かもしれません(憶測)、ユーザーが選んだアプリを速くする仕掛けに切り替えて、ReadyBoostは対応しなくなりました。

で、ReadyBoost対応にするために、ITMの一部はディスクとして認識されていたんですが、これが今回のバージョンではなくなったらしく、「ディスクの管理画面で表示されない→動作していない」というオールドタイプな僕は勘違いをし続けたという次第らしい。それプラス、起動直後はITMが認識されない=ITMダッシュボードが「ITMがついてねーよ」とエラーを宣う、というダブルパンチで活性化してないと思った顛末でした。

ITMは出た当初は効果ないという評価が多かったと思いますが、システムの応答性は確実に良くなります。用途としてノートパソコンに250GB以上ないといけないので、SSDはまだ手を出せません。ディスクに8万円とか…20年前のベーマガの広告を見ているよう。それも、勉強すればするほど、安いSSDほど不安定・低寿命になることがわかるわけで…

いまのところハードディスクでも応答性がよくなるのが一番、というわけでTurboMemory、オークション等でもよく出ているのでおすすめです。一通り使うアプリケーションを全部登録した時点で2.2GB使用。700MBはReadyDriveで使うようなので、4GBあれば安心です。

ブラウザ乗り換え

綺麗さのSafariかカスタマイズ性の高さが売りのChromeかで悩んでたんですが、乗り換え元がカスタマイズばりばりのFirefoxだったので、今回はChromeに乗り換えました。

最初の頃のバージョンに比べてめっちゃ速くなってますね。そしてカスタマイズも豊富、豊富。
基本的にブラウザは一種類しか入れない主義なので、長年連れ添ったFirefoxさまには別れを告げます。FirefoxはMozilla時代からバージョンが進むにつれて更新が少なく遅くなる悪い癖は抜けず、Googleの開発の異常なまでの速さに比べても、比べなくても、今時の爆発的進化中のブラウザー業界にはついていけていません。
Chromeのメモリ使用量も視覚のマジックか、それほど多くない様に見えます(画像は4タブを開いた状態のタスクマネージャ。chrome.exeのプロセスのメモリを合計すると約144MBです)。

Fennecも、Windows Mobile→Windows Phoneになった関係でキャンセルされ、今後のFirefox陣営は老朽化→シェア縮小は避けられないでしょうね。ChromeとSafariのツキヌケっぷりを評価すれば、Internet ExplorerもWP7に見習って突き抜けたアップデート(あるいは別ブランチでも)をどんどん出すべきだと思います。ただ、HTML5とかWebGLとかの勘所を外さないようにしておかないと、結局のところIEはIEだよね、となってしまうので、建前はSilverlightでも本音として標準を押さえておかないと、IE4の頃の二の舞かもしれません。

Intel TurboMemory 2GB+4GB=失敗

ちょいメモです。

Thinkpadにはintel TurboMemory 2GBのminiPCIeカード(ハーフサイズ)のが入っていますが、
これに4GBのTurboMemoryをさらに追加してやるとどうなるの?っていう実験をしてみました。

今のところ、Intel TurboMemory Consoleからは4GBが認識されていますが、ReadyBoost/ReadyDriveともにチェックできません。

で、システムの管理画面(マイコンピューター右クリック→「管理」)の「ディスクの管理」だと


結果:ろくなことにならなかった。

2010年4月23日

立体視の制約

今日から3Dテレビが出荷になったそうです。PS3も3D対応ファームウェアを配布。映像が飛び出して見える映画、カメラ、テレビ、そしてブルーレイ…2010年は立体テレビ元年ともなりました。でもこれって、はやるのかなあ?立体視のしくみから説明してみると、そんな簡単じゃないっぽい。

 仕組みとしては3つあり、ひとつには、視差バリアという細かーいクシのようなものを画面の前に置いて、右側と左側に違う映像を映す方法。これは、カーナビなどで助手席にはテレビの映像が、運転席にはナビの映像がそれぞれ見えるというしくみで、すでに実用化されている方法。特徴としては、裸眼立体視~「飛び出すメガネ」的な物を装着しなくても見えることです。
 もう一つは、偏光グラスという特殊なレンズをはめたメガネをかけて映像を見る方法。学校で「偏光板」を習った人は話が早いですが、偏光板とは「ある特定の方向に振動している光」だけを通す性質があって、偏光板の角度によって通す光と遮る光を選別する性質を使ったもの。偏光グラスは左右で違う角度の偏光板がはめてあり、それぞれ右目用、左目用の映像を同じ画面に違う偏向角度で投影することによって飛び出して見える仕組み。
 最後は、液晶シャッター方式。これもメガネを装着するんですが、今度は素早く動くシャッターが右目、左目、右目、左目…と交互に目をふさいで、画面の方も映像を左目、右目、左目、右目…と交互に写すことで左右違う映像が映せるという仕組み。メガネにはシャッターがついているので、シャッターを動かすための電源やタイミングをあわせるのに、コードがついています。たとえて言えば、イヤホンのメガネ版?みたいにコードがメガネからびろーんと伸びています。

 だいたいこの3種類が、今言われている「立体テレビ」とか「3D液晶」と呼ばれている物。ただ、これが僕らのテレビウォッチングに適しているかと言われると、ちょっと疑問なり。
 まずはカウチテレビ、つまりソファーに寝転んでポテチをつまみながらテレビを見ることができなくなっちゃう、という問題。これは特に視差バリア方式と偏光グラス方式があてはまります。これらは左右に映像を振り分ける技術であって、横になって見る=両目が上下にある状態では片側の映像しか見えなかったり、左右が逆に見えたりして、結局のところ「飛び出すテレビ」ではなく「引っ込むテレビ」になってしまったりします。
3番の液晶シャッター方式だけが、横になっても立体に見えますが、画面のゆがみが気になるはずです。本当の3次元は下からのぞき込むと下からの映像が見えるので自然にとらえられるんですが、あくまで立体テレビは2.5次元。正面以外から見ると、逆に平面感が強調されてしまいます。

ブラウン管のテレビが丸かった時代に生まれた人はラッキーです。テレビの表面が平らになったとき、たくさんの人が「テレビが凹んで見える」と言ったのを覚えていますか?あの感覚と同じで、今の多くの人が今の立体じゃないテレビできちんとテレビの「背景」と「主体」を区別して認識しているんだから、立体にしたからといって別段何が起こるの?ときかれても、「…」という話かもしれません。それどころか、今まで寝転んでテレビを見ていた人にとっては微妙な技術です。頭を垂直に固定するためには首や背中、腰に負担がかかります。立ってみている場合はさらに足、膝にも余計な力が入ります。映画「アバター」で立体がいける!と踏んだのかもしれませんが、家が映画館でもない限り疲れるだけ、とも言えます。
完全な3次元放送、つまりどこから見ても立体に見える技術が実現されるには頭の動きを追いかける技術や視線の動きを追いかける技術と、さらに「完全な」3次元撮影技術がなければ実現できない技術なんですね。

というわけでまとめますと、いろいろなメディアで3次元3次元といっていますが、あの技術はテレビの前に頭を前向きに固定する、恐れずに言えば独り者のための技術だと思います。お茶の間でみんなが飛び出すテレビにかじりつく、というのはまだまだ先の話になりそうです。

というか、オールドタイプな私としては、チャンネル引っ張ればONになるくらいのシンプルさが好きなんですけどね。

2010年4月17日

Slate Market Place希望

Slateのためのソフトを作って売れるといいのになぁ…

ってtwitterでも書けるやw

2010年4月9日

タブレットPCの部品の重さ

ちょっと興味があったので、Thinkpad X200 tabletの液晶部分を分解してみました。

目的は、薄膜抵抗式タッチパネルの浮きがどうなっているのかだったんですが、こちらはすぐ原因わかりました。
タブレットPCの液晶部分は液晶パネルとバックライトだけでなくて、表面保護ガラスとペン入力のためのデジタイザ、そして薄膜抵抗式タッチパネルが一体に形成されています。これら一体が据え付けられていないときはくっきりと見えてとても良いんですが、固定ねじが四隅4カ所だけなので、液晶ベゼルに据え付けるときにネジの締め具合によってゆがみができてしまい、浮いていたらしいです。
うまく浮かないようにネジを締め直してみると、浮きは目立たなくなりました。透過率を上げ反射率を下げるために薄膜抵抗式タッチパネルの接着を四辺だけにしたという話がどこかに載っていましたが、そのせいでタッチパネルが浮いてしまっているようですね。
(それにしても、工場組み立ての段階では、確認しないんですね…。)

それで、ついでにわかったことなんですが、タブレットPCの液晶は今でも分厚く重いということ。
普通の液晶ですが、密度が高く重いガラス0.5mm程度の基材に加えて、バックライト、導光板に偏光板にディフューザーや反射板等の厚みを含めて、最終的には普通の最新パネルでは3mmくらいで収まるはずなんですが、X200tでは保護ガラス1mm程度が重なります。しかもX200tの液晶パネルと保護ガラスの間には、1mm程度のクリアランスがあります。さらにデジタイザの基板やタッチパネルの厚みも増えて、5~6mmになってしまっています。ガラスが倍以上ある関係で、重さも倍以上になると思います。

これからタブレットPCが生き残っていくためには、ワコムはじめ部品メーカーがもっと頑張っていく必要があると思います。ほかには、具体的には、回転ヒンジメーカー。Thinkpad X200sとX200 tabletで重量が何百グラムも違うようではお話になりません。

NECのVersaPro VY11F/GL-RというタブレットPC
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0830/nec.htm
くらいがんばってほしいですね。
10.4インチ、液晶の縁に直接ガラスを接合し、液晶自体もCCFLながらそこそこ薄い。液晶とタブレットと本体基板が重なっているのに厚みは11mmしかないというすごさ。コンパーチブルタブレットはキーボードがあるにせよ、もうすこしがんばれるんじゃないかなー…と期待してやみません。

iPad熱、冷める

iPhone OS 4.0がリリースされることになり、iPad熱が冷めています。
PCを常時携帯するという但し書き付きですが、こんなことを思いました↓

・iPadのハードウェアはiPod Touch G3と同じで、バッテリ容量と画面が大きいのが売りだが、一歩進んだOSを搭載しているところも売りだった(iPhone OS 3.2)。壁紙にアイコンのiPadと黒地にアイコンのiPhoneは差別化されているのかと思ったけど、4.0ではiPhoneも壁紙にアイコン(しかもフォルダで整理)ができる。
・4.0のマルチタスクは、全てのプロセスを並列動作させる「マルチタスク」ではなく、シングルタスクをヘビータスクとライトタスクに分けて、ユーザーに通知させる方法をいくつか用意した、という感じ。これはハードウェア要件を考えると、速度も性能もいいとこどりをした感じ。これが、iPadとほぼ同じハードウェアのiPhone 3GS/iPod touch G3で同等に動くはず。
・iBooksがiPhoneに来た。なぜ?
・iPadに最適化したサイトの認証制度なんかを始めたらしいけど、それができるサイトはすでにiPhoneにも最適化しているはず。問題なのは、サイトレイアウトとか全然考慮されてないハンドメイドページのほう。
・iAdはユーザーがアプリケーションを開発し、それで儲ける手段として最適な形になるはず。iPhoneしか持っていない学生あたりが、Macでプログラミングをやり始めつつ、年間99ドルの会費を払ってくれるかもしれない。(なのでFlashをサポートするわけがない)

iPhoneの魅力が急上昇した結果、iPadじゃなくてもいいんじゃ?と思った人は多いはず。

結局iPadはなにがやりたいんだろう。

iTabletsのこれから

電子書籍市場は、まだコンテンツも出そろっていないのに機種ばかりリリースされて、結局のところ対応ファイル形式も生き残りの要因になってきそうな気がします。コンテンツ保護のあるWMA/AACになった主流になってもコンテンツ保護のないMP3を排除できないという経緯を繰り返しそうですね。モーニング・ツーのWEB公開実験、漫画家がWEBに書く、というような一連のネット革命前夜の動きがどうまとまっていくのかが興味深いです。

その点比較すると、汎用OS採用機種は強いですよね、「iPadとiTunesが新たに***ファイルをサポートしました」で対応できるし、対応していなくても何かのソフトが対応してくれる。

そういう変化に弱いのは専用ソフト機種ですか。そもそもデータアクセスに弱いのに加えて、ファイル形式も専用か、せいぜいTXTファイル程度。
DSi LLでブックリーダーに行くかと思いきや、3DSになっちゃった or Myloの焼き直し、ただし指入力不可のPSP go もしくは テキスト入力専用ポケットメモライターなどの迷走ぶりには、何となく不安を感じます。

とか考えながら、タブレットPC向けパーソナルポータルウェアを夢見ている今日この頃。
タブレットPCって、ほんとに「もう終わった」テクノロジーなのかなあ?
静電マルチタッチインタフェース、電力効率の改善とともに「Origami」あたりが再発見されそうな気もするんですが。

HP Slateはペン入力できるみたいですね!iPadもいいですが、Slateのほうが楽しみです。
蛇足ですが、Microsoftはもっともっとたくさんのユーティリティーソフトを書くべきだと思います。Expressionとかかっこいい名前やパッケージはいらないので、300円で買えるソフトをたくさん出す。管理ツールとかPowerToysとか無料にしない。若者向けには「ガチでマストなPCエクステ!」、学生には「大学で役に立つ便利アプリ」とかでセールスするとか。
せっかくWindows7は機能を落として速くなって安くなっているので、拡張がたくさんあるといいなあ。

iPhone OS 4.0…!

きましたね、まだプレビュー段階ですが、「100の新機能」と相変わらずわかりやすいコマーシャルです。
#某OSみたく、減らないといいんですがw

大きなところではマルチタスク、App Folder、軽い動作、Bluetoothキーボード対応等、願ったりかなったりの内容です。しかしながら、メモリ容量が3Gと3GS、iPod touch Gen2とGen3で違う(旧世代の倍の容量になっている)関係でしょうか、ついにiPhone 3Gからのアップグレードに制限が出てきました。しかもOSリリースは「夏頃」。これはもうiPhone 4Gの預金を始めてね!という信者へのメッセージに違い有りません。

さておき、インタフェースとして、iPadに近づいている感じがします。というよりも、いままでiPadいいなーと思っていたのが、急速にiPhone 3GS(OS4.0)でいいや、という気分になってきています。

あとは、APN Disablerが4.0に対応してくれていれば完璧ですね。
楽しみです!

2010年4月7日

久しぶりの秋葉原で感じたこと

秋葉原にはもはや値段決定権はないんだな,というのを感じた。中古市場と買い取りの市場はネットオークションで個人が勝手に(原価とか考えずに)決めちゃうんだ。今や中古市場の販売価格はジャンク屋と同じ相場になりつつあるし,個人がPCを売る場合にも,「お売りください」で買ってくれる店に行くよりオークションで売った方が高く売れる。
秋葉原にあったエコノミーは,情報を流して流通で売れるようになった今,結果として宅急便業者とオークションシステム運営者に分配されてしまっている。中古市場としての秋葉原はもう死に体なんだと思った。なのできっと買い取り希望の客足も減っているはずだ。全然「新しい中古」が見えてこない。旧世代の旧世代,Thinkpadで言えばX41とかX40レベルの奴らが結構な値段で転がっている。X200の中古とか見たことない。

そんな秋葉原でも,まだおもしろみがあり,時々は足を向けたくなるのは,現品一点ものがたくさん並んでいることとか,「買っちゃう決断」ができるところなのだろう,と思っていた。珍しいものもある。それを見つける楽しさは,相場は違うが主婦がバーゲンで服に群がるのと似た楽しさなんだろう。他業種の売り方に倣えば,スーパーの売り場みたいに「ただいまから○○が半額!半額!」というような#Akibaハッシュタグ的情報を流すのがおもしろいだろう。そもそも傷むものではないPCが半額というのもナンセンスな話なので,たとえばおまけをつけますとか,ポイント今から10分だけ3倍とか,そういうほうが「手に取った商品を確実にレジに運んでもらえる」し「購買意欲は盛り上が」るだろう。商品にQRコードをくっつけておいて,製品情報を見ていると唐突にポイント3倍ツイートが入るとかね。それとか,マグロの解体ショーならぬPCの解体ショーでもするとか。この部品はいくらで売るよ!とか。人が集まる,というのは大事だよね。
最近閑散としているデジカメももっと売り方があると思う。今の売り方は「見てください,撮ってみてください,新機能を試してください」だけで,別に「これすごい」とか「これほしい」というふうにはなりづらい。「あなたの機種はどれですか?」から「今の機種はこんなに違う」と展開していけば,すごいと思わせることはできるかもしれない。
そう考えると,モノを売るための手取り足取りというのはモノの仕事ではなくて,販売店の店員がすべきことだと思う。リアル店舗は現物があるからか,やはり情報の取捨選択が甘い。必要な情報がなかったり,不要な情報が多かったり。モノがすべてを語る時代はすでに終わっている。モノの魅力は背中で語るのではなく,手取り足取り語っていく必要があるのだろう。そこにリアル店員の労働があるんだし,報酬(むやみに安い下取り金額や,ネットよりは高い価格付けのこと)が発生すべきだと考える。

秋葉原でlenovo s10-3tを見てきた。静電容量式タッチパネル付き11.3インチ1024x600ディスプレイのコンパーチブルタブレットマシンだ。
目的の一つは,静電容量式タッチパネルの性能を見てみたかった。JoojooもiPadも静電容量式なので,果たしてどのくらい精度が出るのか(蛍光ペンくらいなら引けるのか?文字も書けるのか?とか)を確かめておきたかったから。これはやはりというか,精度はあまりよくはない。文字を書こうとすると,5センチ角くらいの文字になってしまう。これでは大きすぎる。文字は無理でも,蛍光ペンくらいなら,できそうだ。HP Slateも,せいぜいソフトキーボードが限界で手書き認識はあきらめるべきだと思う。マルチタッチ画面でのソフトウェアキーボードは思いの外早くタイピングできることは確かめられたので,手書きはタブレットPCの特権ということで好いと思う。
もう一つの目的は,ゼロプレッシャーな指タッチに特化したUIがどういうUXを生むのか,というのを確かめてみたかった。レノボは一応「めくれるtxt pdfリーダー」(平たく言えばiBooksもどき)を既にs10-3tに搭載してきていた。立ち上げると「新しい本棚」という文字が書かれた空の書架が出てきて,そこにtxtファイルなりPDFを登録して,タッチでビューア画面が開く…という至ってシンプルな,旧世代のソフトウェアだ。タッチパネルはとても快適に動作した。指圧はまったくなくドラッグできる。マルチタッチもおもしろいくらい快適だ。だが,テキストファイルは文字化けしたし,ファイルは登録しないと書架に入らない。しかも1つの書架には9つのファイルしか登録できない。いったい何冊の本を読むことをデザインしているのかわからないし,そもそもあまりに素朴なグラフィックのせいか,図書館とも書店とも書斎とも勉強机ともつかない微妙な空間を生み出してしまっている。きっと制作者がこの微妙な空間に図書館だとかいろいろな意味を付け加えてしまっているがために,そこにセカイを見いだせないユーザーが奇妙さを感じるという構造をみた。
これはLenovoだけが悪いわけではない。Microsoftのプログラミングモデルにも問題はある。タッチが簡単にインテグレートされているWindowsSDKは,TabletPC SDK時代に比べたら革新的な技術だと思う。だけど,セカイとつながりやすいモデルはプログラマー任せで何も提供していない。結局のところ問題の核心はそこなのかもしれない。

iPadは電話通話を捨て,GPSすら捨て,書架というモノをPCの中に作り出した。これは,ユーザーから見ればたいしたことはない,当たり前のことかもしれないが,プログラミングの視点から見れば失敗に失敗を重ねて,ようやく作り出したモノ(書架)の復原状態といえる。Appleの物作りはこの努力があるからこそ,人を惹き付ける。lenovoのソフトには正直,魅力はない。自作のソフトでも,iPadほど魅力的なモノを作るスキルがない。結局のところ,lenovoのソフトにもかなわないんだから,第三者的魅力は生み出せない。

そういうわけで,何かをそぎ落としたものを機能と呼ぶなら,機能はそこまで重要ではない。大事なことは,大切な物をできるだけそぎ落とさないという姿勢なんであって,それをしたらしただけ価値が生まれる。ソフマップの店員さんは,s10-3tのバッテリは飛び出すのか,という質問にバッテリを持ってきて対応してくれたし,案の定飛び出すので「飛び出さないバッテリの取り扱いはあるか」という問いに,15分ほどかけて「ちょっと無理です」という返答を出してくれた。こっちはlenovoの様子を見ていただけなのに,そういう対応をされただけで,すっかりお客様気分になってしまった。それだけでも対応時間に見合う額を払うとか,アメリカのチップ制度みたいなものがあってもいいと思った。それで,なんとかごめんなさいを言って抜け出して,Vaio Pを見ていたら,アラブ系の顔立ちの店員さんがVaio Pの液晶画面をむんずとつかんで横にずらし,新たな機種をどすん,と置いて,がちゃがちゃと配線をつなぎ値札を置いた。

見ぬもの清しととるべきか,知らぬが仏ととるべきか。
オールドタイプな僕が店員なら裏に呼んで怒り散らすところだけれど,それでも売り上手な店員がいればお客様になってしまうのだろう。アキバは店員と客の国際化も相まって,非っ常~に奥深い。

とりとめがないですが,雑記と言うことでご勘弁を。

2010年3月29日

VPN+iSCSI活躍中

「VPNサーバーに接続&家のサーバにiSCSI接続&リッチアプリ実行」が快適で良い感じです。

こういう使い方をし出すと,ウィルコムの帯域ではちょっと大変になってきますね…
ただ,UQはじめセルが大きいWANはピーク速度は速いけど速度が不安定らしいので,WiMAXにすればいいかというとそうでもなさそう。

ソフトバンクがXGPで動作するPocketWiFi的なものをリリースしたらおもしろい&うれしいんですが。

2010年3月28日

LiIon版どこでもWiFi

未完成&不具合アリ,ですが…
ひとまず何が作りたかったかというと,「本体内充電しながら通信できるどこでもWiFi」です。
車では充電しながら,外では放電しながら連続的にナローバンドを提供してくれます。
MAKE中の動画とかいろいろ撮ったんですが,出先なのでとりあえず現時点の写真のみ。ごついですね。

方法ですが,エネループが入るところを大胆カットして,そこにこいつを押し込めます。

つまり,単三形エネループをリチウムイオン版エネループに入れ替えるという,ちょっとおしゃれな仕様になっています。

外形的には,単三4本に対してKBC-L2ASはかなりでかい。18650(直径18mm×高さ65mm)の円筒形リチウムイオン電池が2本と,その間にUSB端子の幅のコンバータ基板が挟み込まれている構造になっています。
ただし,横幅はどこでもWiFiの幅とほぼ同じという好条件。そこで,どこでもWiFiの電池カバーとKBC-L2ASの殻をフランケンシュタイン的にくっつけてみました。(本体側の単三電池の端子を外したり,プラの部分をカットしたりしないと入りません。基板からはセルに対して温度センサが伸びていて,異常時には安全機構が働く様になっています。念のため書いておくと,基本的には,というよりも絶対 に,KBC-L2ASの回路はいじっちゃいけません。)

内部の配線は単純に,+5V DC(EIAJ #2プラグ)→KBC-L2ASのDC入力,KBC-L2ASの+5V出力→どこでもWiFiという,電線2本のみの結線です。

ただ,単純にACアダプタ入力として入れたのは安易だったようでした。なぜならどこでもWiFi標準添付の5Vアダプタの出力は2.3Ah。KBC-L2ASの供給可能出力(1.0A強?)を大きく超えています。
そのせいで…通信すると落ちてしまいます(涙)

というわけで現時点ではまったく使い物になってくれない水準の工作になってしまいましたが,今後エネループの供給可能出力を調べて,電池側に接続してみようと思います。だいぶ前の知識では,アンペアメーターだけをつないだほとんど短絡状態の回路でアルカリ電池が400mAくらい,ニッカド電池が1Aくらいしか出せないと記憶しているので,そっちならいけるんじゃないかと思っています。

続きはまた今度!

2010年3月26日

The joojoo。「新しいカテゴリの先駆け」らしいけど?

The Joojooが出荷開始になるそうです。
ざっとおさらいしておくと,Atom+ION,静電容量式マルチタッチパネル,1.1kg, 12.1インチwxga+(1366x768), 4GB SSD…なのでWindowsは無理といった感じ。今時のSSD容量から察していただけるとおりWEB端末。なのでFLASHもきっちりサポートという触れ込みのデバイス。出荷元のFusion garageは「カテゴリークリエーティングタブレット」と息巻いています。

 この登場にはなんとなく既視感があると思うのですが。そうEeePCです。どうせ売れないよといわれ,大手メーカーからは眼中から外されていたのに,しばらくしたらそのカテゴリーに大量参入していた,という図式。ここまでは同じなんですが,今度はメーカーが自らカテゴリークリエーターを宣言してしまっています。今回の,開発元を干してまで手に入れたFusion garageのjoojoo。果たして今回もシンデレラになれるんでしょうか?

 道具道的読みでは,というか,みんなわかってると思います。シンデレラまではいけない,と。すでに敵が大勢いるとわかっている時点で,カテゴリークリエーター面していいんか?という話。EeePCはしばらくユニークでいられたけれど,大手メーカーの参入した時点でEeePCは宝石をちりばめたり,かわいらくしてみたり,性能を上げてみたり下げてみたり。いろいろやったけど,結局のところ埋もれてしまいました。
今回はASUSの出足に対するhpやSONYの刺客出動までの期間は用意されていないので,joojooが出るほぼ直後にiPad, hpの小型タブレットなどなど強者が質を競って鼻息を荒げている。しかもFusion garageは開発元を切ってしまっているので,joojoo 1008Hやらjoojoo 2.0を作っていく創造性があるかといえば,ないんじゃないかなー。

 ここまでライバル達の事前情報が出てしまっているのにjoojooをほしがる人は何を求めているのかを逆に知りたいくらい。いちおう12インチある妙に縦長の16:9 wxga+解像度か?ハックしてAndroidを動かす?SSDを交換してWindowsを動かす?(それか夢を見てMacOSXを動かす?)

 買う人はいると思うのでぜひ感想は聞きたいのですが、生かし所がわかりません。風呂場でYouTube見たりブログを書く?私は今Thinkpadで風呂場でこれを書いていますが何か?というところ。もっとライトなユーザーは風呂場で携帯を使うから、防水携帯なんでしょ、と思ってみたり。

 買いたい人も買いたくない人も、ぜひ感想を#iTabletへ!

2010年3月23日

iSCSIを立ち上げた。

今まで何でスルーしてたんだろう,と思った。

Vista時代からiSCSIという名前は目にしていたけど,うさんくさいなー,負担かかりそうだなーと思ったりしてろくに調べもせずサービスを停止したりしていた。そのくせ,Sambaはドライブレターが面倒だな…とか思ったりしてきた。

iSCSIは伝送線にEthernet上のTCP/IPを使うSCSIと定義されてはいるものの,現時点では物理的にはネットワークインタフェースを利用し,トランスポート層はソフトウェアで実装されているものが多いそう。つまり,自宅サーバーを建てていれば,サービスの1つとしてストレージを構築できるようなのだ。

iSCSIでディスクをマウントすると,クライアントのOSからはネットワークストレージではなく,ローカルディスクとして認識される。これがSCSIたる所以なんでしょう。iSCSIをセットアップすれば,ディスクの管理ツールに新たなディスクとして現れる。クライアント(iSCSI流に言えば「イニシエータ」)は,他のローカルディスクと同様に,フォーマットだけでなくパーティションの管理まで行うことができる。

しかも!サーバー(iSCSI内の呼称は「ターゲット」)が提供しているのは1つのファイル(「エクステント」)だけ…ということは、バックアップや復元も簡単にスケジュールできるではないかっ。

ここまで調べれば導入しないわけにはいかないので、さっそくFreeBSDサーバーに導入。

先人が居られたので導入は楽だった。
http://uyota.asablo.jp/blog/2009/04/03/4222456 「FreeBSDでiSCSIを試す」
http://freebsd.fkimura.com/FreeNAS-a0.html 「FreeNASでiSCSIターゲット。」

わかる人向けに要約すると、
1)portsからnet/iscsi-targetをmake install。
2)/usr/local/etc/iscsi/target を編集。
3)/usr/local/etc/iscsi/auths, /usr/local/etc/iscsi/passwdを編集しておくとユーザー認証による不正アクセス回避ができる。Windows7のiSCSIコントロールパネルによるとIPSecで通信内容も暗号化できるらしい…が、これは試さなかった。iscsi-targetには、それらしい項目は実装されていない様子だった。
4)/etc/rc.confを編集して iscsi_target_enable="YES"を追加。
5)/usr/local/etc/rc.d/iscsi-target onestartでサービス起動。
6)Windowsのコントロールパネル→管理ツール→iSCSIイニシエーターで、ターゲットのIPや認証情報を打ち込んで、ターゲットの中のiSCSIディスクを探索する。
7)目的とするターゲットを選択して「接続」する。すると、次回からはネットワーク接続時に自動的に再接続されるらしい。ビバ自動再接続!
8)ディスクはフォーマットされていないので、管理ツール→ディスクの管理を立ち上げると、ディスクを初期化せよとのアラートが出るので、それに従いMBR形式で初期化→パーティションの作成→NTFSでフォーマットをする。
以上の8手順。

ここまでで、エクスプローラー上にはディスクとして認識されている。試しにCrystal DiskMark2.2でベンチマークをとってみた。
130Mbpsの無線LANイニシエータ上からのパフォーマンスはシーケンシャルリード4MB/s、ライト7MB/sで頭打ち。ランダム512KBもシーケンシャルと同スコアだった。ランダム4KBが2~3MBと十分に速いので、ファイル管理アプリケーションの体感速度は悪くない、というか、十分速い。bpsに直すと50Mbps程度で頭打ちになっている。リンクが300Mbpsにならないのはアンテナが2本だからかもしれませんが,もし300MでリンクすればワイヤレスUSB並の速度が出てしまうのに驚愕。

そして一番気になる1000BASE-T上でのパフォーマンスは…びっくりです。
シーケンシャルリード/ライト(MB/s)  61.2 / 73.53
ランダムリード/ライト(512KB, MB/s)  60.23 / 53.15
ランダムリード/ライト(4KB, MB/s)   11.47 / 3.943
firewall越しでもUSB2.0より速い…というか,ローカルの2.5インチより速いんですけど?

あとは,VPN経由でのパフォーマンスを測定してみたいところですが,こちらはADSLでは期待薄ですね。(NTTから遠いせいで,下り1.5M,上り800k程度しか出ていないので)
来月から光になるので,その後に測定してみたいと思います。

いやー,これは予想以上かもしれません。
自宅サーバーをもてあましてる人,やめちゃった人は試してみるといいかもしれませんよ。


ググると勉強になる単語集
CIDR 「192.168.0.0/16」などの「/16」の記法についてのルールらしい。サブネットマスクは2進数で書くと111....1000....0となっているので,サブネットマスクの記述は1の長さだけわかればよい,ということで簡略化された書き方。
例)192.168.0.0/16の場合
サブネットマスクは1111 1111 1111 1111 0000 0000 0000 0000なので
サブネットは192.168.0.1~192.168.255.254。
192.168.0.0/24の場合
サブネットマスクは1111 1111 1111 1111 1111 1111 0000 0000なので
サブネットは192.168.0.1~192.168.0.254

2010年3月22日

液晶テレビのカテゴリー

家では最近安くなった液晶モニタをテレビ代わりにしているんですが,思いっきりTNパネルなので上下の視野角が非常に狭い。一部のテレビがエコポイント制度の対象外になるということで量販店で見るだけ見てきたんですが,やはり解像度以外の快適性能という意味ではテレビは上手にまとめていると思った。

今日は,そのとき見つけた液晶テレビのカテゴリーについて。最初から大型テレビ(古い人間なので32インチ以上は大型)には目が行っていないので,そのつもりで。

第1軸として,録画可能モデル(+)か視聴専用(-)か。
第2軸として,広視野角パネル(+)かTNパネル(-)か。
第3軸として,「LEDバックライト=新機種→省エネ」(+)か,「冷陰極管=旧モデル→安売り」(-)か。

というわけで,カテゴリは8つ:
(C1) 1+,2+,3+ 最新高級モデル(LED Aquos) 
→ 消費電力 50W前後(32型)
(C2)1+,2+,3- 旧機種高級モデル(Aquos) 
→ 消費電力 75W前後(20型)&\50000-60000
(C3)1+,2-,3+ TN&LEDというのはなかった気がする。強いて言えば地デジPCか。
(C4)1+,2-,3- 旧機種,録画機能が売りのモデル(REGZA, Wooo) 
→ 消費電力100W前後&\80000前後
(C5)1-,2+,3+ 新機種,価格安いモデル,レコーダー持ちの買い換え(Viera LED+IPS) 
→ 40W前後&\50000前後
(C6)1-,2+,3- 旧機種高級パソコンモニタ?
(C7)1-,2-,3+ 安売りパソコンモニタ?
→うちにある。44W,20000円くらい?
(C8)1-,2-,3- d:signとかDX Antenna?手を出すには微妙なカテゴリ
→ 80Wくらい,4万前後

まとめてみると,視野角の問題すら価格差の前には弱い。カテゴリー6のPCモニタがベストアンサーな雰囲気。この価格帯の中では唯一,fullHD(1080i)対応という点も大きい。結局,テレビは買わないことになりそう。

とはいっても,やはり売り場で眺めてみると,Aquosの綺麗さは抜群。Vieraも「IPS」を押し出してはいるけど,シャープと並べてみるとコントラスト比とか表面反射率とかがチープだと思う。もし買い換えるなら,意外に安いC2あたりにしそう。みなさんなら,どうですか?

以下は愚痴。
今不満なのはテレビよりもチューナー兼レコーダーのUDR-250かもしれない。
夜中の3時に勝手にONになって朝までクラシックを演奏してくれたり,人がテレビを見てる最中に電源をOFFにしたりしてくれるから。放っておくとチャンネルが増殖したり(NHKがEPGで6枠くらいに…)。
今じゃそのレベルのレコーダー買うよりもPS3買った方が賢いなあ。torne,ハードディスクも∞だからBD不要だし。リムーバブルのHDDなんて今時ごろごろしてる。

というわけで,テレビを選んでいると唐突にゲーマーになる可能性もありつつ。ノジマ電器さん,ごめん見てるだけで。

2010年3月19日

ScanSnapのWindows7対応

ScanSnap fi-5110EOXを使っているんですが,Windows7対応のドライバが公開されました。
Vistaリリース時にもアップデータが出ていましたが,今回のドライバもアップデータ形式なので,XP用の添付のCDが必要になります。
まずはWindows7上でXP用のバージョンをインストールし,次にVistaアップデータをインストールして,最後に今回のアップデータをインストールします。そして再起動して準備は完了。

まだScanSnapを接続して読み込んではいないんですが,2004年製造の製品が2010年でも使えるというのはうれしい限りですね。ありがとうございます富士通PFU。今度宝くじが1億円当たったらHappyHacking Keyboard Proを2個でも3個でも買いますよ。(少額 笑)

64ビット版は,ユーザー登録の上サポートに連絡をして入手するそうです。Windows7では64ビット版ユーザーがかなり増えているはずですが,まさか対応してくるとは思っていなかったのでこちらもビックリです。
というか,いいかげん買い換えようかとも思うのですが。S1500は性能をしっかり上げてきたし…Acrobatは付属しているし…とかね。

液晶保護シート for Thinkpad X200 tablet

こちらの続きですが,グレア液晶保護シートを入手してみました。

液晶パネル自体は12.1インチ・ワイド型になりますが,消耗品であることと,サイズが2倍でも値段は2倍にならないことから,「19インチ・4:3画面用」の液晶保護シートをゲットしました。
そうです,裁断して2枚取り出そうという魂胆です。(我ながらセコい…)

これを163×261mmに切り出すんですが,気をつけるのは
・ホコリの接着面への混入
・切りくずの接着面への混入
です。
今回は風呂場でシャワーを使いホコリを落として作業したのでホコリはなんとかできたんですが,切りくずが案外難しかったのでメモしておきます。

ローラー刃タイプの裁断機を使ったんですが,まず横幅20センチ以上の目盛りがついていなかったので,横幅261mmをはかるのに別途定規を使ってなんとかする必要がありました。
それから,裁断しているときに保護シートがよれて少し斜めになってしまい,幅260mmで直線になるように修正したんですが,このときに切りくずが接着面にくっついてしまいました。一度でまっすぐ切れるのがベストなので,しっかり押さえておけば回避できたと思います。

そんなこんなでシートは2枚完成し,1枚はもとの袋の中へ,1枚はウェットティッシュで脂やホコリを取り除いた液晶画面に貼り付けました。グレアにすると確かに反射こそありますが,写真やAeroなどの画面エフェクト類のきれいさはノングレアの比ではないくらいきれいに見えます。Macbookがグレア液晶(というかグレア保護ガラス)を利用しているのには,Quartz Extremeなどの画面効果を映えさせるためなのかもしれません。自作のソフトも一応見栄えには気を遣っているせいか,そこそこきれいになりました。

タッチパネルへの悪影響もなく,快適に動作しています。

そして何より,グレアにしてから指紋・掌紋が気にならないレベルに抑えられました。タブレットPCは書いてなんぼですから,このメリットが一番大きいかもしれません。前は書くたびにティッシュで拭いてやらないと,手脂が反射して何も見えなくなりましたからね。
純正オプションでグレア液晶保護シート(X200 tablet用)くらい出してもいいんじゃないでしょうか。>レノボさん。

glare(どぎつい)というよりもglossy(つやのある~)になりました。
X200 tabletの薄膜式タッチパネルモデルの液晶を巡ってはウェブ上で否定的な意見がいろいろとありますが,道具道的にはグロッシー化することでかなり改善されているように思います。
X200 tabletの液晶に不満はあるが買い換えるほどではないという諸兄には,グレア液晶保護シートをおすすめしますよ!

今回使った物

Vicuna vs Jetstream 早くも勝敗決着

Jetstreamの勝利でした。
Vicunaはやはりぺんてる特有のインクの掠れ/ボタが取り切れておらず,誤解を恐れずに言えばRollyとほぼ同じレベルのように感じました。書き味だけはJetstreamよりもよかったのですが,やはり線や筆入れが汚くなってしまうのは問題のように感じるため,道具道的決着は王者が防衛成功ということになりました。

しかしボールペン開発は難しいですね,あちらを立てればこちらが立たず。特にコスト面がネックなんでしょうね。100本単位で購入する層がメインターゲットでしょうから,質が似ていれば1円でも安い方が選ばれるのは必定。
したがって安売りされる可能性大,ということで今回も出足はローリーと同じ道筋をたどりそうです。

Jetstreamの一覧はこちらから(Amazon)

2010年3月13日

PDF関連ソフト試用のその後

PDF Annotatorは、試用版では
Free trial version of PDF Annotator的なことを書き込まれてしまったので即刻削除しました。

Bluebeam PDF Revuはその点かなりよかったです。期限切れの後も書き込みなどはできて、保存だけができない状態になっています。あとは価格がな…。もうちょっとでAcrobat 9 Standardが買えてしまうのが悔しいけど、完璧なまでのTabletPCサポートやinternationalizationに最低限対応しているなど,値段分の価値はあるかなあ,と思ったり。円高のうちにレジストしてしまおうかしら。

Bluebeamの気になるところとしては,PDF系ソフトにありがちな,厳格すぎるライセンス管理。コンピューター名としてネットワーク上の名前を登録しないといけないらしいんですが,これもし設定変えたらレジストし直しになるんじゃなかろうか,とか。

結局のところ,PDFXChangeから脱却しきれていない状況です。

Thinkpad X200 Tablet意外な落とし穴

シングルポイント対応タッチパネル付きデジタイザ=「マルチタッチ/マルチビュー」のThinkpad X200 tabletですが,指で触れることが仇となって画面に指紋が付きまくります。しかも,スレート状態にすると,掌紋もついて画面右下がすごいことに。自慢の低反射パネルですが,手脂のせいで反射しまくりです。

タッチパネルの感度や反射率の変化を心配してつけていなかったのですが,保護シートを使わないとまずいことになりそうで,探しています。最近MacBookのガラス表面+LEDバックライトにぞっこんなので,グレアの液晶保護シートをゲットしてみたいと思います。

ATOK2010を試用中

今までATOK2007を使っていたんですが,さすがにVistaが出る前のバージョンなせいか,いろいろ問題が出てきました。
その1つに,GMailのテキストボックスを使うと,その他のテキストボックスに文字が入力できなくなる問題があって,ほとんどgmailを使っている自分としては致命的なトラブルでした。(GMailのバグトラッカーに類似のレポートが何件か提出されていたので,解消する可能性はありますが)

それで,ATOK2010を試用してみよう,ということになりました。
最近はいろいろな買い方ができる様で,クレジットカードがあれば月額300円からの引き落としができて年間3600円,クレジットカードがない人は,利用期間1年間のダウンロード版で3300円程度,利用期限なしのダウンロード版がバージョンアップ4725円,新規5250円。いろいろありすぎる感はありますが,2007年に買って2010年まで使っているので,期限なしのバージョンアップ版が一番よろしいでしょうね。

さー。どうでしょう。

2010年3月12日

TabletPC的Windows7なんとかしてほしいところランキングTOP3

いきなりですが,TOP3 発表です!

第3位 ログイン画面が90度回転したまま戻らないよ
くびをかしげたくなるようなトラブルです…デスクトップが出てくれば元に戻るんですけどね。指紋認証だから首はあんまり疲れないですけどね。タブレットPCだから,しかたないと思ってますけどね。だから3位なんですけどね!


第2位 ペンやタッチをInkPicture的なコントロールで使うとマウスカーソルがおかしくなるよ
再現しようとするとできないのに,いったんなるとなっかなか戻ってくれないんですけど…
ペンで書こうとすると,ちょっとずれたところに指カーソルとかが出てきて,めっちゃ紛らわしい&目障りなんですけどっ!
Vistaには「ペン使用時にはペンカーソルを表示する」みたいな設定があったから,それをオフにすればなんとかなりそうなのに,その設定はセブンではなくなっちゃってて,めっちゃもどかしいんですけどっ!!


それでは堂々の第1位は…
どーん!


ペンとタッチの「フリック」の設定です。拡大したところをよーく,見てみてください。違和感はありませんか?
ていうか,「戻る」のアイコンが進むっぽくないですか!?
これでも,調整済みなんですよ!
初期設定は,左にフリックすると,戻るのアイコンで「進む」/右にフリックすると,進むのアイコンで「戻る」…
いまは,左にフリックすると,進むのアイコンで「戻る」,右だと戻るのアイコンで「進む」になりました!やった!
わけわかんないでしょ?もう堂々の1位だと思います。



こんなかんじでお伝えしてきましたが,Windows7のタブレットPCまわりは悲惨な実装になってます。
付箋だって,インクはコピペできないし。画面回転するとガジェットが行方不明になるし、タスクバーの文字入力パネルボタンが幅10センチくらいになるしさー!あげたらきりがない。

ぜひ,ぜひ,是非!これを見た中の人、バグレポートを出してください!メール対応でもいいんですが、「インシデント消費します」とか「解決しませんでしたのでインシデントは消費されません」とか面倒くさいことはお任せしたいので,お願い全部気になるから直して

共感した人はぜひ「参考になった」押していってください。

[ボールペン]ローリーの後継なのか、ビクーニャ


久しぶりに文具コーナーに行ったら,新ボールペンが出ていました。
それがぺんてるの「ビクーニャ vicuna」で,最近流行の「低粘度アンド低摩擦,しかしカスれずタレない」を目指すカテゴリーの製品です。競合商品には,uniのジェットストリームがありますね。値段的にも,ビクーニャはジェットストリームを意識しているのは間違いないでしょう。定価はジェットストリームより1円だけ安い157円。

気になる書き味ですが,BICの油性ボールペンとジェットストリームをあわせた様な,ねっとりとしつつもコントラストの高い筆致です。一瞬ゲルインクかと思う様なインクですが,書き味は上質な油性ボールペンに近いもの。柔らかく,書きやすいです。ライバルのジェットストリームはかなり固かったので,字を書くとペン先が滑りすぎて「へた字」になってしまうという長所のような短所がありましたが,ビクーニャは(少なくとも新品時点では)文字を書くという面ではかなり良い感じに仕上がっていると思いました。

気になった問題は,ローリーと同じく,インクが乾くまでに時間がかかりがちなことと,書き始めだけ一瞬のカスれがあるところですね。そうすると,ローリーの時に気になったインクのたれ問題が起こらないか,ちょっと心配です。ひとまず2本買ってみたので,じりじり試してみたいと思います。

あと,初期なので仕方ないですが,軸がコストを切り詰めた感じで,軽いです。ラバーコーティングはあるけど,基材が薄い感じです。きっと軸だけ他社のペンにしたりする人が多そうな感じ。

しばらく使ってみてタレがなければ,主力ボールペンにしてもいいかなぁと思えるできなので,たくさん売れた暁には,ジェットストリームよろしくいろんなバリエーションを出してもらえるとうれしいです!

絵日記ソフト

そして検索エンジンに引っかかりづらくなる罠

2010年3月2日

なんでだろう?

iPhoneの解像度は480x320、Macbookの解像度も1280x800と非常に粗い。
だけど、画面の広さというか、見やすさをWindowsと比較すると、Macのほうが断然に広く感じる。
フォント(や画像)のスムージングが上手なのが理由だと思う。
こりゃ、iPadの解像度もXGAとは思わない方がいいかもしれないなぁ&iPhoneアプリの互換機能のスムージングはどうなるんだろう?
実機に触れるのが楽しみです。

2010年2月25日

やっぱりMacのVPNは

デフォルトではすべてのトラフィックはVPNに流れないみたいでした。

設定はVPN接続の詳細設定から、「すべてのトラフィックをVPN接続経由で送信」のチェックボックスを入れると、以降経由してくれる様子。

ようやっと、有害アクセスフィルタから解放されました。めでたし、めでたし。

あとは道具道が有害サイトにならないようにするだけだ 笑

2010年2月24日

同じくはまっている人,発見

http://catruby.blog83.fc2.com/blog-entry-23.html
の方もはまっている様子。
たしかに,ライブラリーのほうに行っていたんだけど,モデル(コントローラーかも?というかクラスね)が山の様にある中にぽつんとコントローラーがあって,それを見つけないとたどり着けない。
この変更は,Xcode3.1→3.2で起きたらしい。ということは,かなり最近の本じゃないとだめ,ということだ。


これならドキュメントされていそうな気配。3150円…

できたり,できなかったりのメモ

Objective Cのお勉強中。
モデル?コントローラー?ビュー?新しい単語だよー。クラスはどれ?
妙にGUIなおかげで,対応関係がわかりづらいなぁ…。
アクション(メソッド)の追加の方法が,わかりづらいというか,わからなーい。IBActionを直接書く,にしても,どこに?という感じ。
痛いのは,コマンド補完機能も,何を押せば出てくるかわからない。プルダウンで「次の補完候補」みたいなのはあるんだけど,毎回それやるのは馬鹿げてる。基本的なリテラシーが足りてないので,本を買わないとだめかもしれない。正直,.NetとかC#ばっかりで,ポインターから遠くなっていた脳みそにとって、手探りでマスターするのはしんどいかもしれない。
ネットの情報は古いXcode用のものが多く、Xcode3に対応しているサイトは参考文献の紹介だけだった。泣

でもやりますよ,がりがりがり。
初めてMacbookのバッテリを外で使い切った。笑

作業は、家のネットワークにVPNしながら。意外と便利だったのは,ファイルサーバにアクセスできるところ,どこでもWiFiのアクセス制限を迂回できる(?)ところ。でも,後者のは,できたりできなかったり。MacではVPN接続時でもVPNのInterface metricが低いのかもしれない。Windowsだと、できることが多いような。(このbloggerフォームに到達できているということは、どこでもWiFiの制限を回避した結果らしい。意外だったVPNの使い道。というか有害サイトフィルター、、、何も言うまい。無料だし。)
論理速度0.128Mbps/0.208Mbpsのところ、実効速度は0.1Mbps~0.05Mbps。意外と出ている感じがする。速度としては、昔の56000モデムくらい?パケット通信としては優秀優秀。

VPN接続をしていても、サーバー側にはボトルネックがないので速度があまり変わらない。カプセル化のオーバーヘッドも、データが少ないからか、ルーターorクライアントが高性能なのか、目立たない。

そういえば、気がついたらVPNが通るようになっている。理由は、Windows XPから7になったからかもしれない。Macでもできていた。安定すれば、もう一度VPNを検討するかもしれない。ユーザー認証付きのプロクシー代わりではなくて、もうちょっとおもしろい方向で。

2010年2月23日

車モバイル環境

iPhoneを3Gパケットを極力避ける(というかAPN Disablerしてある)ために,無線LANを行く先々に配置して,7ヶ月近くパケット0で使っています。

そういうスタイルだと,iPhoneで肝心要の「アウトドア・インターネット」が使えないんですね。
ちょっと前にはやった「セカイカメラ」も,全然セカイじゃない。

それで,車があるので,それを拠点としてウィルコム回線を設置してみました。
最初はスマフォ+WifiSnapでやっていたけど,AdHoc通信だけしか使えないので不便(iPhoneは2台ある)なので,どこでもWiFiをオークションで手に入れ,車に接続。

これ,良い感じです。
バッテリ駆動だけだと2時間程度しかもちませんが,5VのEIAJ#2プラグのラインを差しておけば内蔵エネループの電力は温存されているし,ケーブルを挿抜しても自動で内蔵電池に切り替わるのでルーターはインターネット接続をしたまま持ち運べる。

あえて希望を言えば本体内充電ができればなあ,というところですが,エネループはニッケル水素電池なので致し方ないところでしょうか。というより,リチウムイオンエネループを差し込めたりしたら…とか考えてみた人はいないのかなあ。


いまは、ダイヤテックのPowerbank Slimを車内で充電して、外で使うときは補助バッテリーとして使っていますが…あんまりスマートじゃない。それに、夏場に車内に放置したりしたら、1度だけでリチウムイオン電池の寿命が尽きてしまう。


リチウムイオン式どこでもWiFiの件、ウィルコムが頼りにならない以上、やってみたいもんです。
・上記KBC-L2ASはリチウムイオンを充電しながら外部機器に給電できるようなので内蔵にはバッチリ。
・サイズ的にはやはり単三×4本をオーバーしているので,どこかを削る必要がありそう。(W62×D22×H70mm)
・それか,18650×1本ぽいKBC-L3AS(W70×D22×H39mm)を使うか。←どこでもWiFiの消費電力が最大3.5W(5V700mA)なので,定格オーバーしているから,やっぱりだめか。←でも,充電使用時1A程度流れるiPhoneでの動作実績があるので,やっぱりOK?

進展があれば報告しまーす。

PDFアノテーターの感想

PDF Annotatorはだめでした,残念。
ファイル名が日本語だと「ファイルが開けません」と言われる。
これじゃーだめだなー。
書きこみには不満がないだけに,残念だけど。

2010年2月19日

というわけで

買っちゃいました,X200 Tablet!Core 2 Duo SL9600,4GBメモリ,500GBハードディスクと,妥協なしのスペック。気になるスクリーンは,感圧式のシングルタッチ対応でした。(シングルタッチなのに,「マルチタッチ/マルチビュー」と名前がついていてわかりづらい。多指タッチ対応のものは「エンハンスドマルチタッチ」らしい)
感圧式のタッチパネルはWEBでの評判が悪かったので心配させられました。確かに何か焦点が合わない様な,妙なゆがみを感じます。そして,画面の中央がちょっとふくらんだ様な,違和感。
蛍光灯を反射させると,ゆがんで映る。タッチパネルが浮いているせいでした。

ティッシュでなでてやって平らにしたら,浮きはなくなり真っ平らな画面の出現です。そして,最初に感じた焦点の合わない感じもなくなり,超低反射の画面が現れました。
薄暗い部屋で画面を見ると,黒が漆黒といった風に映り,白色もタッチパネルがあると思えないほど白いです。
色を扱う仕事にはデジタイザだけのLEDバックライトのモデルが良いかもしれませんが,十分満足のいくディスプレイだと思います。Thinkpad T60を使っていたころの液晶とは次元が違いますね。

タッチパネルはひそかに静電容量式のものを期待していたんですが,感圧式のシングルでした。今後イーベイとかに部品があれば換装に挑戦してみたいなあ。

2010年2月13日

Mtron → Hana

Mtron SSDを2710pに積んでいたんですが,やめました。
理由は,起動が遅くなる…具体的には,BIOSがディスクエラーだという上に,その表示までに何十秒とかかること。
エラーメッセージ以降はSSDらしく速く動きますが,休止状態を使うようにしているので,何度も待たされるとボディーブローのように効いてくる。

エラーはこんな感じ。情報のほとんどは,「実際にディスクにエラーがある」という内容で,ディスクの準備に失敗しているらしい。別にOS自体は何の問題もないので,おそらく,MtronのSSDは起動(コマンドに応答できるようになるまでの時間)が長いんじゃないだろうか,と想像している。だとすれば,これはSSDのクロックアップでもしないと回避不可能。(※無理)

しょうがないので,ちまたでは評判で品薄のHana Micron製1.8インチPATAドライブを手に入れてみた。最近はしっかり並列アクセスをしているようで,32GBと64GBモデルでは転送速度が違うらしい。ので,64GBを。
Reflect(フリーソフト)を使ってディスクイメージをつくり,外付けディスクに接続したHanaにレストア。そして,外付けのドライブからHanaを取り出して,2710pへ。そしてスイッチON。どきどき。

結果,BIOSは無事通過。先の問題はMtronとHPのBIOSとの相性でした。
長く使えると信じてSLCモデルのMtronにしたのに短命に終わるのは癪なので,なんとか別の活用道があるかどうか考えてみるが,ないなー。1.8PATAが大好きなHPとは相性が悪そうなので,富士通のLOOX Uユーザーか,ソニーのUXユーザーか,DellのXTユーザーあたりが1.5諭吉くらいで引き取ってくれないかしら。

というわけで,HP 2710pにはHanaが相性よさそうです。

PDFアノテーターをトライアル

PDF Annotatorというソフトが69ドル程度で発売されているようです。こちらも無償トライアルあり。早速トライアルをダウンロードしてみた。

日本語ファイルもOKみたい。こちらは,前回紹介したBluebeam PDF Revuよりも書き込み機能に優れた感じで,とにかく書く,引く,なぞる,という人にはPDF Annotatorのほうが向いているかも。ペンの選択がしやすかったり,いい感じです。

それにしても,紹介するソフトはだいたい海外ソフトになってしまいます。
69ドルは円高の影響もありだいたい6300円くらい,日本の「いきなりPDF」とかと同じ価格帯のソフトなのに,ソフトのレベルが違います。海外のほうが好い。
ソフトが違えば,タブレットPCの普及率も全然違うんでしょう。eBayでX200 tabletが出ていたんですが,その記述に「大学で使っていました」みたいなことが書いてあったりして,いい環境だなーと思ったり。日本でタブレットPCに対応って書いてあるのは,覚えてる限りでOfficeと漢検×Penくらい。笑

PDF Annotatorは機能だけみれば合格点をあげられるソフトですが,残念なのは,体験状態だと終了時に「買ってよ」ウィンドウが表示されることですね。買ってあげたいのはやまやまなんですが,こう毎回出てくるといやになりそうです。

2010年2月12日

Bluebeam PDF Revuをトライアル

Bluebeam PDF Revuという有料ソフト($149)があります。無料体験版アリです。

これナイスです。タブレットPCユーザーはぜひ体験してみてください。

名前にもあるとおりレビュー用に最適化されていて、タブレットPCのインク入力もサポートしている。
惜しむらくはフリーじゃないところだけど、もちろんAcrobatよりも安く手に入れられるし、クセ◇PDFみたいなugly softwareとは比較にならない質の良さ。
体験版では30日、制限や広告なしで使えます。
どっかのソフトみたいに体験版だと元のPDFに消えない印鑑を押すクソフトとは違うんだよね

英語版ですが日本語PDFも表示できました。

コンパーチブルタブレットのピュア化 第二弾


もはやお家芸となった、コンパーチブルタブレットのピュア化をしました。
今回のターゲットはHP 2710p。

ピュア化のメリットですが、
・第一に軽量化
・第二に薄型化
・第三にピュアタブレット好きを満足させる(笑)
という3つのメリットがあることが前回わかりました。(3番目だけじゃないよ!)

中古で買ったので安いのですが、もともとは高級機だったので至る所につくりのよさがありました。特に液晶が広視野角のもの(VAらしい)で12インチワイドLEDバックライトというのが好いところ。スペックもCore 2 Duo U2500(1.2GHz)で、Windows7でもそこそこいけます。

WWANアンテナやWebカメ、マイクが使えなくなってしまいましたが、これは気合の問題で、気合があれば実装するスペースはありました。キーボードライトは、まあ、いらなくなったっていうか。

途中経過の写真はないんですが、前回のM200のときよりも圧倒的に簡単でした。その理由は、バックライトではなくLEDライトなのでインバータ関係のごたごたがなく、液晶の配線が非常にシンプルだったことと、基板が小さくて軽くて薄いおかげ。
ざっくり手順を書くと
0.エポキシパテ、テープ類、やすり、塗料などを用意。
1.回転ヒンジを取っぱらう(以後不要)
2.液晶ベゼルを分解して、トップカバー(再利用する)、フロントカバー(再利用)、液晶(+補強フレーム)、アンテナ(以後再利用)、小基板(以後利用)とに分ける
3.液晶ベゼルのトップカバーの面部分(マグネシウム製、以後不要)とふち部分(プラスチック製、再利用)を分離する
4.本体側のキーボード、トラックポイント、マイク、カメラ、アンテナ、キーボードライトの配線を取る(アンテナ以外不要)
5.パームレスト部分を取りはずす(以後不要)
ここまでで、ボトムケースは基板があらわになり、液晶はバラバラです。ここから先は荒療治。元には戻れません。

6.ボトムケースの回転ヒンジ部分のでっぱりをノコギリで取って平らに。金属やすりで形を整える。出た金属の粉末は丁寧に除去する。
7.ねじがないので、基板が浮いてスイッチが空回りしてしまう。ので、パームレスト部分からナットをもぎとり、基板を上手に固定する。同様にナットで、液晶と小基板を固定できるようにねじどめ。
8.アンテナを両面テープで固定。(1つでも大丈夫そう。)液晶と小基板のコネクタをメイン基板に接続して、コネクタをねじ止め。ここでACをさし、電源を入れ、ちゃんと動作するのを確認する
9.(3)で分離したプラスチック枠をパテで本体側のボトムケースと接着する
10.液晶とフロントカバーをプラスチック枠にはめる
11.ノコで気になるところを切る。
12.余力があれば、軽量化のために不要そうな平面に穴を開ける(今回はなし)
13.回転ヒンジがあった部分に幅広の薄いテープで橋を作り、パテで穴を埋める
14.はみだしたパテをやすって整える。その他の部分も、やすりで形を作る。
最後に塗装しておわりです。想像できました?

「取っ払う」ばっかりなので、軽くなります。もともとの重量は1.7キロありましたが、さくっと1.3キロ台を達成しました。軽量化は基板や液晶が軽いことが絶対条件ですが、この機種はそれをクリアしていたので、簡単に軽くなります。
薄さは、パームレストがなくなるのと、液晶のトップカバーの金属板がなくなるので、けっこう薄くなります。ノギスがないのでわかりませんが、厚みは1インチちょうどくらい。ボトムケースの面取りの効果もあり持ちやすく、片手で十分軽く感じる密度です。
そして、ピュアタブレット好きには一番重要かもしれない、ソリッド感が出ます!

同好の士はほとんどいないと思いますが、興味があればThinkpad X41tとか、最近価格崩壊してるようなので、いい出物があればゲットしてトライしてみてください。

(塗装前は生々しい)

2010年2月9日

道具道2010のテーマ決定

2009年は、システム構築の名の下にいろんなところにちょっとずつ散財してきましたが、ちりも積もれば山となり、ちょっと整理を考えています。まだまだ価値のあるモノたちなんですが、ちょっとずつ要求とあわないモノがたまってきてしまったので。整理して、要求にあうモノを手に入れよう、というクチです。

道具道、前はsite.homeやsite.kazhという名前でやっていたんです。
WEBとローカルが一体になった、自分のための環境のデザインと、他者へのアウトプット環境のデザインを趣旨として、2000年頃から。あの頃はブログもなかったから、ちょっと尖っていたに違いない。きっと。
今やアウトプットはほとんどブログで十分になったし、WEB環境は最高に充実しているから、今開発するメリットはあんまりなくなって、再びローカルにスポットがあたったのが去年。ローカルをVPNで仮想化して、様々なセグメントの機械の環境を統一して、ユビキタスでアクセスするという内容の計画が道具道2009の筋書きでした。

要件として、ひとつには、やはりタブレットPCのエクスペリエンスは外せない。
それと、Windows 7。Vistaの時に文字入力がよくなったと書いた気がしますが、7が登場した今となってはVistaの文字認識能力はXP+くらいだったと感じるくらい、7の文字入力は整っています。例えば、文字を選択して入力パネルを表示させると、その選択部分の文字があらかじめ入力パネルに入れられているし、そのフォントはちゃんと手書き風になっている、という具合。大変にすばらしくて、もうマイクロソフトに惚れてしまいそう。
もうひとつには、大容量ストレージの要求。シンクライアント、サブタブレットとして、CFを使った似非SSD時代からいろいろなSSDに手を出してきました。SSDが悪いわけではありません。SSDの、状況の変化に強く性能が安定して良いという特性は、間違いなく一時代を築くでしょう。今回の要件としては、それとはべつのところなんです。シンクライアントはサーバーあってのもので、じゃあサーバーは何がいいのか、という例の話になるわけです。
クラウドの環境も構築中ですが、なんかうまくいきません。インターネット越しの通信になると、VPNサーバーが応答がありませんとか。ポートをあけるといっても、それを出先のネットでできるのか/やっていいのかという根本的な問題があり、いつでもどこでものクラウドにはちょっと届かなさそうな具合です。
ではポータブルHDDは、と考えた(こっちの方が時間軸的には前ですが)のが、PCのトップカバーとか裏とかにベルクロテープを貼って、ポータブルHDDをPCと合体させてみた。これは一時うまく機能していたけど、次第にそのインテグリティの悪さにいらいらが募って、よろしくない。ヒンジにもいらぬ負担がかかり、ただでさえ心配なタブレットPCのヒンジにも必要以上の負荷をかけることになる。もし内部に1.8inch SSDとリムーバブル2.5HDD(2.5インチiVDRでもいいが)が入っているPCが出たら、それはかなりとんがっていてよいと思うけど、まだそんな機種をみたことがない。ていうか、きっと、そんなもの出ない。
それもだめなら、SONYのFSV-PGX1か、とまで考えたけど、やっぱりそれは違う。容量の問題もあるし、電池が切れたらどうすんだ、という話もある。それに、ちっとも小さくないし軽くもないので、目に見えないからといって気にならないわけではなさそう。
そこまで考えたときにはたと、結局問題になるのはモバイルのときのデータであって、机に座っているときはデータがどこにあっても関係ないんだ、と気づいて、じゃあノートPCにサーバ立てて、でっかいディスクと便利なスクリプト入れとけばいいんじゃないか、という結論に達した。
この路線は、きっと合っていると感じていて、それ用のソフトも書いて動かしてみて、実感している。まだWindowsだけだけど、WEBサーバも立ててiPhoneからもいろいろできるようにしたい。Macからもデータにアクセスできると、少しくつろげる。
そして、この4点~タブレットPC、Windows7、高性能&コンパクトハード、自作ソフト&サーバウェアの充実~を軸に、道具道2010の年間計画にしました。

2010の計画に立つと、2009の計画~ミニノートを常時携帯+クラウド路線~はあかん、という結論。今のところ、目標をかなえるPCはX200 Tablet。というか、散財するのはX200t以外には金ではなくて時間ということになりまして。時間を散財するためには金が必要と言うことで。ミニノート自体が悪いわけでもなく、悪いのは道具欲かと思います。モノには罪はありません。快適に使えてきたものですから、他の人にも価値があるでしょう。というわけで、出品するに至るわけです。

とかいいながら、リカバリー作業とか、写真の撮影とか、梱包とか、配送の手続きとか、なかなか手数があって大変です。早速時間を散財しそうな気配。出品する人はよくやってるなーと思います。商品化の準備が整ったらこちらでもお知らせしようと思います。スタートは低くしようと思うので、のぞいてみてくださいね。

~余談~
世間的には、2010年は電子書籍元年となることが確実視されています。出版不況の中iPadは救世主になるのかとか、電子書籍時代を生き残る、みたいな記事がNIKKEI.NETにたくさんたくさんかかれています。ただ、2011年が電子書籍2年になるかどうかは、不透明ですね。
前回に考えたとおり、iPadは受動的、消費的読書装置になることが世間的に運命づけられています。コンテンツのオープン化は、あり得ないし、あってはいけない。雑誌をスキャンして読み込む(ネットでは「自炊」というらしい)のは一般社会生活を送る人には不可能なので、そういう人が金を出し、そのサービスを出版社、印刷業者、書店すべてが参加して請け負う、というのが電子書籍時代の正しいエコノミーだと思います。だから、コンテンツホルダーとして出版社だけで権利を握るのではなく、今まである膨大な書籍の電子化を書店に許可すればいいんです。学術書、古書、グラビア、ファンタジー、雑誌や文庫といったジャンルそれぞれに特化した店構えを書店はしてきたはずなわけですから、その膨大な資料をスキャンするということに、もっと金を出して権利も与えるべきだと思うのです。書店には、本を売るだけでなく、保存するということについても仕事をしていると思うので。だから、iPadのコンテンツホルダーは、出版社だけでなく書店、印刷業者、株式会社、有限会社、個人事業主も簡単に参加可能な形態にすべきだと思います。(理想的にはならないもので、なるようになるわけだけど、ビジョンなき経済活動をするよりは、ビジョンをもって損をする方がJapanは強くなると信じている。)
閑話休題、電子書籍元年の2010年の、iPadが発表されたこの年のテーマがTabletPCかよ、という向きも居られると思いますが、僕がX200 Tabletを求める理由は上述してきたように、活字消費装置ではないという位置づけにつきます。僕にとって「読む」ために必要なことは印をつけることとしおりを挟むこと、そして図書館を歩き回るようにコンテンツを見つけることです。それにはiPadではだめなんです。IPS液晶はきれいでしょう、でもX200TabletもIPSです。駆動時間は集中力が続く以上に持ちます。重量は2倍以上ありますが、体力以上に集中力がないので大丈夫です。(ていうか、今まで1.7キロのタブレットだったしね。)前回の投稿の繰り返しになりますが、本を読むことが消費行為だと思う人は、iPadにすると絶対ハッピーでしょう。学生の教科書に採用する動きもあるようですが、これはおもしろいでしょうね。それ用のソフトもベンダーが作るはずですから。それで、僕は「jpegを固めたzipファイルをブラウズしつつ書き込みをするソフト」をApp Storeで\4800で販売してもうけるか。うん、Objective C++をできるようになって、もうけようと思います。

そのためにも、時間を散財しよう。

iPaqとかiPodとかiPhoneとかiPadとかいいながら、結局、Lenovoに戻ってきてしまいそうな私なのでした。
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