ドーン!
性能の割に評価(=価格)の低いF100にしてみました。
裏蓋のベトツキ、ファインダーのゴミが多い個体の中でこれは無問題だったので「お願いします」してきました。ストラップがサイトの写真と全然違うのがついてきたくらいでしょうか。目的はもちろん、FXフォーマットのイメトレ(笑)なのでOKということで。
AFは五点上下左右、追尾もできるそうですが、基本的にはFXでも撮れるTamron 17-35 F2.8-4 Di LD (IF) A05をメインにして、風景でここぞという時に出てきてもらう形になると思うのであまり価値はありません。現像代も600円/本くらいはかかるので連射モードもいりません。
F100自体の評価ですが、やはり中級機デジタルのD90に比べると大きく重く、ストラップはかけられますが肩にかけて動く感じになると思います。電池はエネループ単3電池4本で36枚フィルムが20本くらいは回せる=720枚とのこと。このくらいの数字で充分かなとは思います。
エクセルでかんたんに計算したところ、フィルムで現像→デジタル化を100本~200本(デジタル化の方法による。枚数で1200枚~7200枚)撮影すると、現在のD700の中古価格と同じくらいになる計算です。そんなにFXじゃないと撮れないというシーンはないと思うので、FXおためし機としてはF100おすすめだと思います。ちなみにストロボは内蔵されていないので、室内や式場をフィルムでと考えている業の方はSB-800あたりを入手しておかないと勝負にならないと思います。
D90より優れている点としては、AFモーターが速いことと摩擦が少ないこと。AFモードにしてピントリングを動かしてしまっても壊れそうな感じがしません(壊れるかもしれませんが)。つまりAF-SレンズでなくてもM/Aモードのような状態になっていて、ピントの微調整にいいかもしれないという点があります。あとはハイアマ機にはありますが、非CPUレンズでも絞り優先モードが使えることも大きいです。ただ、設定はめんどくさいです。(CPUレンズの設定にしておくと、最小絞りにしておかないとFEEで撮影できなくなるので、非CPUレンズの際にはカスタムファンクションで切り替える必要あり←覚えてないと忘れる危険あり。C22番の設定を変える。)
フルサイズのメリットはもう、FXというかフルサイズの歴史を感じることが出来る点です。DX機全体に言えることですが、やはり「標準レンズ」が不在(DX35mm/1.8Gが出ましたが、あれを写真の基本としての「標準レンズ」と呼んでいいのか…?35mm/F2Dで50mm相当というのも、勿体ない感じがあって)という点が問題としてあると思いました。あとは風景向けの広角単焦点(18mm/F2.8のような)がない。その点、F100に50mm/F1.4をつけるとスナップだけでなく寄って良し、引いて良しの画角に。85mm/F2をつけると見事にポートレートのボケがファインダー越しに見えてきます。今まで言われてきた常識がそのまま理解できるような感覚ですね。フィルムだとパープルフリンジなんかも出づらいかもしれません(これは試してみないとわかりませんが!)
問題点としてはD90の画角に耐えられるか(うっかりD700を衝動的にポチらないか(!))、どの時点でデジタルに移行するのがいいのかを見極めること(現像代、デジタル代は馬鹿にならない!うっかりフィルム5本とか買っちゃうと、現像代で5000円くらいはかかりますし。)、そもそもFXが必要なのかどうかを見極めること(望遠側が若干伸びるのはDXのメリット)あたりが考えられます。売れる写真になれるかどうかが判断基準なので、ここはシビアに見ていきたいと思います。画素数の飛躍的に伸びたD800Eを基準にするとまた変わってきますが…。
今日はフィルムも装填しないで、ただ音とファインダーを味見していましたが、これから梅と桜の季節、17mmの広角レンズとなんちゃってFX機と、ばしばし撮れるD90君にがんばってもらう予定です。
あ、あとF100のマグネシウムボディは所有欲求満足度すごいですヨ。ただ縦位置グリップを多用する方は、同じく値下がりの激しいF5あたりを使うといいかもしれません。
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