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2008年9月11日

TC1100をシンクライアントにして大当たり。

DELLとは違うんです!DELLとは!
偉い人にはそれがわからんのですよ。

hpは合併を繰り返して大きくなりました。合併すると普通は個性がなくなっていくものだと思うんですが、
hpは印象として、その吸収したメーカーの色がしっかり残っている製品がいくつかあるんです。
(この辺は、グラクソ・スミスクライン・ピーチャム・・・みたいな関係ですね。
参考HP  http://glaxosmithkline.co.jp/corp/history.html )

今のhpのタブレットPCはまあ中の上といった出来ですが、hpが吸収したCompaqブランドのタブレットPCはなかなかの名機です。それがhp TC1000番台のタブレットPCです。TC1000番台には1000と1100がありました。1100は欠点がなく、中古相場でもなかなか値が下がらなくて、手に入れずにいましたが、最近値が動き、無事元気なTC1100を手に入れることが出来ました。

ところが、入手してから、なんだかレスポンスが悪いので、大丈夫か・・・?と思っていたら、ディスクが壊れました。泣
この機種は廃熱がうまくいってないらしく、HDDの寿命が短いらしいのです。
その外れくじを引いてしまいました。

おそらく交換しても結局すぐ壊れることは予想できるので、疑似SSDを導入することに。
SSDも寿命に疑問があるので、4GBの300倍速CFをディスクに採用して、自作アプリで足回りを固めた小回りのきくシンクライアントにしよう、という計画にしました。

データの保存にはSDHCカードを使い、それをマネージするアプリを使う。また、SDHC対応デジカメの画像にペンで書き込むなどのタブレットPCならではの素材作りを行う。スキャナで読み取った本やJPEGプリンタで出力したファイルを本のスタイルで表示するソフトを使って、普段は本であるかのように振る舞う。あとは、普通のPCとして、無線LANでのWEBブラウズと、GoogleMaps、電子辞書が使えるようにオープンなソフトをインストールして終了。

これだけしか機能がないのに、これが大当たりでした。
高速なCFを使ったおかげで起動時間はHDDの非ではなく、サスペンドからの復帰も速く、衝撃にも強いので気軽に扱えます。この機種では、HDDだと特に熱のことを気にしなければいけないけど、SSDならそれからも解放されて、ソフトウェアの魅力を100%味わうことが出来ます。まるで本と手帳とカメラが有機的に合体したものといった感覚です。

大事なことは、この本の感覚というのはソフトだけでは実現できず、ハードウェアがよほどとがっていないとできないのです。この機能を重さ3キロの機械でやったり、画面14インチの機械でやったり、普通のキーボードつきの機械で実装したとしても、実用に耐えないということは想像がつくでしょう。

こういうのが、DELLではできないんです。
今ではアップルとか任天堂がしていることです。
とぎすました機械と、とぎすましたソフトを組み合わせて、あなたもレッツAppleショック!

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