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2008年9月4日

Chromeショック

あっと言わせる道具を作ってきたメーカーに任天堂とAppleがあります。
そこに、Googleが加わりました。

Chromeは速いです。
Firefoxの中の人から物言いも付いていますが、差ははっきりしています。
比較してみましょう。

■メモリ
ChromeもFireFox並に食います。だいたい150MBくらい。
ただ、Chromeはタブごとにプロセスが分離しており、コア45MB+タブ1枚につき3~12MB程度となっています。たぶんマルチコアCPUではこれが効いてくるはず。

■設定項目
Chromeはβバージョンということもあってほとんどいじれません。
しかし必要十分。タブブラウザになれていれば十分使いこなせるでしょう。
Thinkpadのトラックポイントでのスクロールで左右も動く、というのがなにげにポイント高いです。

■速度
けっこうな速さです。「引っかからない」という評価が正しいと思います。
Firefoxはタブを開いたり、閉じたり、リロードしたりすると一瞬固まりますが、Chromeにはそれがありません。流れるように作業できます。
Mac版が遅れている理由が、「靴の中に小石が入ったような状態にならないように準備している」ということを言っていましたが、Firefoxは靴の中に小石が入ったような状態です。Mac版は時間をかけて、期待しましょう。

■インタフェース
Chromeは洗練され、最新技術に対応しています。
Vistaの半透明UIにしっかり対応しています。
全画面UIがないのが気になりますが、β版なので何とも言えないですね。
アドレスバー(?)に検索語を入れるのにはなかなか慣れませんが、アドレスバーに文字を入れるとSuggestionsが表示されます。

FireFoxはいまだにNetScapeの陰影を引きずっているような、旧態依然とした形態で。AddOnでなんとかしのいでいる、という感じを捨てきれません。使いづらくはないですが、前述の速度の件も相まって、使っているとイライラします。



・・・というわけで、はっきりしています。
ChromeはWEB2.0ブラウザであるだけでなく、WEBブラウザ2.0といえるレベルだと感じました。

新技術なんていらないんです。今ある技術を統合する、それだけで価値があることなんです。
任天堂DSもWiiも、AppleのiPhone, iPod Touchも、そういうことですよね。
それで、Googleにもイノベーターのグループに追加しました。

ただ、広告で全部まかなう路線は避けて欲しいことです。
この間、ある中規模ニュースサイトで、本文が30文字×4行というページを見ました。
あとは広告。もちろん、ちらちらと注意をひく広告ばかりです。
広告業界の先にある世界はポン引き、客引きの世界です。

なんとか堅い商売を。

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