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2008年12月2日

裁判員制度:裁判の密室性が日常にやってくる

大人だったら、「昨日、裁判員のはがきが届いた」と言ってはいけないことくらいわかる。

裁判に有利になるように、関係者が裁判員に接触したりする可能性があるし、有罪判決の後に「お礼参り」にこられる可能性もある。
裁判が密室であるための方法は2つ。常に裁判員であると嘘をつくか、もしくは裁判員ではないと嘘をつくか。現実的には、後者を選択したほうが、カドが立たなさそうである。

でも、もしそこにこういう言葉が書いてあったら、「届いた」と報告しないとまずい。

「あなたは、裁判員に選任されました。つきましては、裁判員登録の事務手数料 \3150 を振り込んでください。(今年は税金からまかなわれないため自費になります。)
注意:振り込んだことが周囲に確認されると、本人が特定され、あなたに危害が加えられる可能性が高い。警察すら、警察内部の事件だったら、あなたに危害を与える立場になるかもしれない。誰にもばれないように厳重に警戒ください。」
とか。

今から5年後くらい経てば、
「おまえらの判決で5年も食らった。今から○○しにいってやりたいが、金がないので示談にしてやってもいい。どこそこにいくらふりこめ」
とか、そういった内容。(もちろん例文です

裁判の密室性は格好のターゲット。
法律や判決の仕組みについての勉強はもちろんですが、裁判員としてどこまで内密にするべきか(守秘義務)、どこなら守秘の内容について相談ができるのかといった情報の収集・意志の決定をしておくこともあわせて学んで、備えておきたいものです。

裁判所を騙った不審な電話・郵便等にご注意ください

http://www.saibanin.courts.go.jp/topics/08_11_19_saibanin_osirase.html

裁判員制度 Q&A
http://www.saibanin.courts.go.jp/qa/index.html

毎日新聞 最高裁に電話相談3890件
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081202ddm012040122000c.html

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