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2009年5月21日

Windows7 RC に感じるもの

応答性が改善されているな、ということ。
なにをさせてもVistaより、だいたい一瞬速い。
これは、使いこなしている人のためのアピーリングポイントになるんじゃないかと思います。
でも、OSは応答性だけじゃない、という要素が、あった気がします。

Vistaがリリースされたとき不満だったことを思い出してみると。
1)古い装置(古いスキャナーとか、古いBIOSとか)がサポートされない
2)最新の機械を要求するので金がかかる
3)最新の機械を要求する・Aeroがある・サービスが多いので遅い
4)バッテリの寿命が短くなること
5)UACの挙動がうざったいこと
6)HDD、メモリの容量をたくさん必要とする
感じられる部分でこのくらいあったと思うんです。

3(遅いこと)・5(UACうざい)・6(総じてファットだ)は改善されていて、みんなアピールしてる。
プロセス数を減らして起動が早いとか、メモリが少ないとか、そういう二次的な改善に加えて、GDIの描画がマルチスレッドになった、とか。新しいCPU、新しいデバイスへの最適化が進んだおかげですね。
ついでに言えば、VistaのUACダイアログを背景を暗くしないでできるソフトがあります。そういうのを使えばVistaでもUACはそんなにうざくない。レジストリで設定できるということは、UACをモードレスダイアログにするか、モーダルにするか、それをユーザーが設定できるようにするのかしないのか、という点で悩んだんでしょうね。

HDDもメモリも浪費する問題は、Windows7ではプロセスと不要機能を削ることでスリムにできるらしいですね。我が環境ではメモリは良いとしてSSDが32ギガしないので、この改善はとてもうれしい。

1(古いデバイス未対応)はどうなんでしょう。
Windows7は最後の32ビットOSとも噂されていて、メモリの容量からいっても、そうなることはほぼ確実だと思います。64ビットOSになると、デバイスドライバが違うらしく、さらに足切りが進むでしょう。そうなると、(1)古いOSのまま使い続けてシーラカンスになる、(2)古いデバイスを捨てて、新しくする、という結果になるのかもしれません。現実的に考えれば、古いデバイスはそろそろ諦め時なのかもしれない。 とはいってもプリンタとか何とか一切合切変えるわけにもいかないとは思いますが、ほとんどの装置はVistaにも対応しましたし。Windows7になっても、使えるものは多いと思います。あくまで、諦めるその時は、「Windows7の次」が聞こえてくる時です。

ところで、いまでもPC98が使われている場所もあるそうなので、そういうGUI不要系、対話UI不要系のユーザーには将来UNIX系OSや組み込みOSに移植する必要があるのかもしれません。
工場系のシステムとか、いまはどうなっているんでしょうか。電子看板がエラーを吐いて止まってる動画は、みたことありますが。こういうの、Windowsである必要があるんでしょう、か。

2(高い)は感情的・効率的・経済的に見合えばいいので置いておきたいところなんですが、
企業ユーザーにとって買い換えの価値があるのか?みたいな話はありましたよね。これはERP次第というか、IE8の評価になるのかもしれない。この方面は知らないので、パスします。

今回一番とりあげたいのは、4(バッテリ駆動時間短縮)の問題です。
Vistaがリリースされて、XPよりもバッテリ時間が短くなることが判明した時、多くのニュースサイトで「XPが出た当時もバッテリが短かったが、最適化が進み、駆動時間が延びている。Vista移行期のバッテリ駆動時間の差も、XPの最適化を示しているのだ…」云々といった検討がされていたけれど、ならば7RCはどうなっているんでしょう。RCは最適化前のリリースでしょうから、駆動時間が短い可能性がありますね。
というより、今のVistaで駆動時間は延びているんでしょうか・・・。気になります。確かめようがないけど。

・・・

んー、やっぱり、主力ポータブルにはWindows7RCは入れられないかなぁ・・・。いれたいけど、わからないけど、いれたい、けど・・・(笑)
とりあえず、4番のバッテリ時間については全然検討していなかったので、情報待ちですね。
(やってみた、みたいな有益な報告がなくてすみません。できたらやります。)

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