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2010年7月23日

ユーザビリティー屋さん

※主観的な意見をまとめただけなので、信頼性はありません。引用等はしないでください※

モノを作るときに、より使いやすい製品にするための技をもつ人たち。

たとえば、試作品など実際に近い物を使って、主な利用者・消費者となる様々な人(ビジネスマン、主婦、子ども、高齢者、障害のある人、男、女など)に「一連のタスク」を実際に行ってもらう。その様子をメモやビデオなどで記録し、定量的に分析、使いづらい部分や使いこなすのが困難な機能などを洗い出すことができる。

また、実際に試してもらうのではなくて、ペルソナという仮想的な人格(名前があって、どういう人で、どういう思考をしているか)を構築して、設計段階、開発段階で設計者が「○○さんにはわからないかも」「○○さんにはよけいかも」といったように、設計を修正していく手法もある。

車の展示会で、車に乗った人が「あ」とか「へー」とか言ったときに、どこに着目してどう思ったかを知るという手法もあるらしい。とにかく物言わぬモノのどこをどういうふうに変えていけばより使いやすくなるか(近年では、より楽しくなるかなど感情的な面にも)をあぶり出すのが大事。

どちらもデザイン実践方法の一つなので、別の手法によってもユーザビリティーは達成されうる。それを達成するのがお仕事の内容ということになる。
設計→生産→利用→ご意見→設計→生産→…という、他者をデザインの輪に組み込んだ循環的なプロセス(人間中心設計とも)が底流にあり、これからの物作りには必要不可欠ともいえる業種。

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