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2010年7月27日

久しぶりの秋葉原

iPedやePadやioPadなどいろいろ見てきました。

AppleがiPadやiPhone4の工作精度を自慢しているのを横目に、そんなのには一切目もくれないパチモンなんですが、道行く人たちが「あれおもしろそう」と見ているのが興味深かった。
ソニーのXperiaを見てiPhoneだという人たちを見たときと似ている感覚でした。

iPadやiPhone4をあれだけ成功させたのはかなり強引なマーケティング広告のたまもので、それのおかげで老若男女がアイパッドやアイフオーンという名前だけは知っている存在になりました。ただ、ちょっと押しが足りなかったようで、XperiaやiPed(同列に扱って申し訳ないけれど)に誘導されたり、買ったは良いけどアプリが出そろう前に飽きられてしまったり。

電気街、ジャンク街も結構廃れていました。ビッグベア、ORAORA等が閉店。ヤマギワリビナ館も8月末で撤退。その他雑居ビルや古い店舗に入っていた店も、なくなっている。後には何も入らない。平たくいえば、リアル店舗が減っている。
某有名アニメ映画監督が物事の表層だけを切り取って偽りの万能感を与えさせるiナントカには嫌悪感すら感じるという趣旨のことを仰っていましたが、自分が電気街という場所に参加して得られた意味の体系も、iナントカでは、まるで浅かったかのように語られてしまう。歴史や過去に意味を見いだせない人たちが、増えている。
(まあ、それは自分自身のことなんだが)

今日は秋葉原事件の容疑者が法廷で犯行に至った動機を述べた日でもありました。
ネットの掲示板ではやされたことが原因の一端にあったとのこと。そう考えるとiナントカで物事を軽々しく宣伝したり、掲示板で意味がないと囃したり、コメント欄で悪口雑言を平気で言いのけたり。言葉だけで一方的に何かをしてしっぱなし、というあり方ではいけない、ということになる。

秋葉原で一番の品揃えを誇っていた、今はなき元LAOX本店の暗い室内が、そんな無感情な秋葉原(だけでなく、今の人たち)に警鐘を鳴らしているようでした。

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