記事の更新は少ないです…が時々コメント欄で話題を広げていたりします。楽しいコメントをいただければ嬉しいです。
(返信できないかもしれません。ご了承ください)

2009年8月14日

iPhoneの画面が破裂

Appleのユーザー対応は、前からいつもイケテナイです。

 iPhoneの画面破裂の前にも、古いPowerbook のヒンジ問題、iBook G3のGPU熱故障問題、Powerbook G4のキーボードが溶ける問題、iMac G5やMacbookの突然死問題、iPod nanoのバッテリ発火と山ほど問題があるので、今回の問題も正直またかという感覚で見ていますが、それぞれ対応がまずいですよね。
 僕が実際に経験があるのはiBook G3のGPU熱故障問題ですが、これは幸いなことにリコール対応になったので、無償交換を1度してもらいました。しかし、別に基板に対策が施されたとか、そういうわけじゃないんですよ。だから、じきに壊れるってことですね。ちっとも安心できない対策です。

 今回のiPhone破裂の件は、おそらくですが、iPhoneの最底部にあるバッテリが外部の熱や衝撃によって異常に膨張させられた結果、基板→液晶→表面強化ガラスと圧迫させられ破裂したのではなかろうかと思います。iPhone 3GSの発熱問題はすでにgizmodoなどによって報告されています。一部の保護ケースが原因で熱がたまってしまうという見方もありますが、それでも車のシートを溶かしたとかいう話を聞くと、設計に問題があるような気がします。

 フェイルセーフというデザインのガイドラインによれば、何らかのトラブルがあってもそれが致命的にならないようにしておくことが大事なんだそうです。車のエアバッグやクラッシャブルゾーン(そこが壊れることで、客席・乗客への衝撃を吸収するゾーン)はフェイルセーフなんですね。
 今回のiPhoneの画面が破裂、というのも、原因がどこにあるにせよ、けがをさせたのは結局の所ガラスの飛散なわけですから、Appleはガラスの飛散防止フィルムを配ったり、製造段階で一枚貼付する程度の対策で、利用者へのガラス飛散による怪我の対策になるわけですよ。(もちろんバッテリの膨張という原因はまた別に対策すべきなんですが、バッテリの膨張は、Appleだけでなくデジカメでも携帯でも起こっていますから、難しいのでしょう)

 日本ではまだ起きていないとか言いだすのは、デザインをする会社の対応としては、きわめて悪い対応だと思うのですが。

0 件のコメント: