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2010年6月19日

iPad雑感~追記

・iPad 3Gはどうなの?
便利につかってます。きっと「でかいiPod touch」「使い道がない」と言っている人は3G契約してないと思われます。wifi版買っちゃってネガキャンしたいしたい病かと。
大きな地図は見やすいし、メール・ツイッター・evernoteなどどこでもいつでもできるので手放せません。
ノートパソコンは相変わらず併用しているのでかばん全体の重さは増えたけど、軽い用事のためにノートPCを持ち出さなくてすむ様になったので、1日のうち半分は軽いかばんで動いています。
なにげに昔手に入れた折りたたみ式bluetooth keyboardが役に立って嬉しい。

あと、電子書籍。iBooksは開店休業状態なので評価できませんが、i文庫HDというアプリで似た様な体験ができます。フォントが読みづらいのが微妙ですが、iBooksや出版社のアプリではその辺改善されるはずです。それと、iAnnotate PDFというソフトで300ページくらいある博論を読んでます。PDFには書き込みできます。じっくり読める端末です。
電池のもちは異常です。下手したら3~4日くらいは無充電でいけるんじゃないでしょうか。

・iPadはどんな機械か(追記)
 iPhoneが片手入力片手支持のデバイスとして、iPadは両手入力片手支持のデバイス。電話機よりはWiMax内蔵PC・ネットブックに近いですが、立ってても使えるデザインというのが強いところです。
 目から機械までの距離は、マップ表示で~1mちょっとまで対応でき、iPhoneやネットブックの~50cm前後に比べてだいぶ広がっています。また画面の細かさはiPadのほうが粗く(132ppi/163ppi)、iPadのほうがiPhoneよりもすこし機械を遠くに保持しないと画面がきれいに見えません。これも、iPhoneが目前で使う機械、iPadが少し引いて見る機械という役割を表しているような気がします。
 重量は700gと、「片手で支持できる限界の重さ」の1500gを大きく下回ります。ただ、表面加工があまりにデザイン優先のため、つるつるして落っことしやすいのはよくない点です。ケースなどは必須になりますが、その重さも加算されることを考えて、実際の重量は800g前後になると思われます。これをiPhoneよりも遠い位置に保持するため、iPhoneと比較すると圧倒的に重く感じるはずです。もちろん、最大のライバルである本と比べても重いです。

・iPadにしかできないこと(追記)
○インターネットカーナビ
マップで場所までのルートを検索し、GPSでその道をトレースし、目的地までナビする。マップの「場所」リンクに対応したアプリ(食べログ)などのアプリケーションを作成することで、目的に応じたアプリが共存可能。食べログは食う情報なので、寝る・遊ぶアプリは意外と穴場かもしれません。
○インターネット(Safari・メール・ツイッター・ブログ投稿など)
これらの機能は、エンターテインメントを求めない限り、パソコンや携帯から完全移行できます。携帯よりは長文のメールに返信することができ、フルブラウザでの閲覧ができます。Wimaxパソコンは立って使えませんが、iPadなら移動中でも使えます。マルチタスクが使えるようになれば、バックグラウンドでのツイッターや新しいコミュニケーションツールでの対話もしやすくなるので、秋口以降にはよりよく使えます。
○二人以上の操作者がいるゲームやコミュニケーションツール
画面が大きく、タッチ点も多いiPadならではの機能です。おもしろさはアプリケーション次第ですが、こないだ食事の待ち時間のときにやったDRAWというお絵かきアプリのミニゲームで、英単語がお題として出されて、それの絵を描く、というゲームは二人でやると最高におもしろいです。時間もうまくつぶせました。携帯ではできない、パソコンでもできない、iPadならではの使い方です。

…ただ、「新しいカテゴリ」と言われているわりには、オンリーワンの機能がちょっと少ない印象はぬぐえません。iPad発売から1ヶ月弱、iPadアプリの盛り上がりが停滞気味になっているのは危険な兆候かもしれません。もうすこし開発者に優しくてもよいのでは。

・ここがよければもっといい(追記)
 アプリ開発のハードルが下がっていないのは、ipadの問題というよりAppleの問題ですが、もっとカジュアルアプリが作れる環境がほしいです。これが一番強い要望です。
 金属表面が梨地のせいでつるんつるんですから、摩擦係数の髙いカバーをつけると手に吸い付いて安心です。ただ、Macbookのデザインを取り入れて、ねじ固定できるラバーボトムにしてもよかったのでは(軽いし)、と思います。
 iPhoneOS3.2は完成途上バージョンという雰囲気。OSのアップデートはiOS4になる前に何度かやってほしい。たとえばキー入力の仕上がり(英語キーボードと日本語キーボードの切り替え時にキーを押すと変換がおかしいことになるとか、日本語キー自体の入力効率の悪さとか、カーソルキーがないとか、気になる。外付けキーをつなげばだいぶよくなる。)
 あと、MagicMouseが使えたらいいと思います。やはりキーボードが接続できる、Dockで立てられるとなると、脇にあるPC用のマウスに手が伸びてしまうのが人情かと。
 Safariは微妙です。Flash未対応はどうでもいいんですが、検索窓が小さいこととか、レンダリング時のページ幅が変えられない(デフォルトでは小さすぎて、30センチくらいの距離で見ないとよく見えない)。重さのせいで、持ち方を固定させすぎている感じがあります。これだけ小さい表示だと、500gでも重いかもしれない。きっと来年度出るかもしれないiPad4ではプラスチックを多用して軽くしてくるはずです。

・懸念
iPadは異端児のような気がします。iPadの「世代」を象徴するセンサーやインタフェースは3GSからカメラを取ったもの+XGA画面と特殊。4に相当する両面カメラ・512MBRAMの後継機が出るのか?都心ユーザーにとってはiPhoneのほうが使いやすいはず。そんな位置づけのiPadにアプリ開発者がどれだけつくか?などなど。iPhone4の登場でiPadが微妙扱いを受けるのは必至のような気がして、心配です。

・純正グッズの出荷は7月中旬以降
カメラコネクタ、ケースなどは品切れ。ケースはいいとしてカメラコネクタが手に入らないのが痛い。
ちなみにカメラコネクタにはUSB端子付きとSD端子付きがあり、USBコネクタにはいろいろささるらしい。

・純正Dock・純正USBケーブルは微妙。
Dockだけあったので買ってみたけど、テーブルに置くと角度が立ちすぎて首が痛い。
iPad売り場にあるアクリル樹脂にシリコンゴムで滑り止めした、15度くらいに固定してくれるのを純正グッズで売り出してくれると有り難い。(でも、売り場のiPadの充電ケーブルがのきなみ抜けていたのは気になるところ…iPhoneでもあのケーブルが接触不良になることが多いので、買うときはサードパーティーの頑丈ケーブルにしたほうがよさそう。
ちなみにiPadは並のUSB端子(500mA)では充電すらできません。車載アダプタも「充電中ではありません」とか表示します。MacのUSB端子はiPhone/iPadを接続すると1A程度まで供給するようなので、Macなら大丈夫です。WindowsユーザーはACアダプタ(10W、5V2A)で充電する必要がありそうです。

・意外だったこと…iPhoneは電話機としては微妙。
iPhoneはパケットを封じられて、ほぼ単なる電話機になりましたが、電話エクスペリエンスが意外と低かった。そもそもソフトバンクで電波が弱い上に、留守番電話サービスへの転送までの時間を変えられない(3~4コール)、留守番電話サービスには着信電話番号が記録されない、着信あり(留守電あり)のショートメッセージをタップするといきなり相手にかけ始める(留守電サービスに転送すべき)、本体内の留守番電話がない、などなど、電話受けが多いとイラッと来ることばかりです。
ちなみに使っているiPhone OSはiOS4GM。この状況が次世代iPhone4でも続くと思うと、がっかりです。

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