記事の更新は少ないです…が時々コメント欄で話題を広げていたりします。楽しいコメントをいただければ嬉しいです。
(返信できないかもしれません。ご了承ください)

2010年10月21日

Macbook Air 2010

いやー発表されましたね。昨日は寝られましたか?
いきなり話がそれますが、Ustream中継というのは便利ですね。リアルタイムで映像が視聴できる。
http://www.ustream.tv/
録画ではなく生の、無加工の映像が見られる。やりたくなる理由がわかる気がします。

まるで、イベントに参加していたような気分で、iLife '11やMacbook Airの発表を見ていた気がします。(とはいっても、米国人は午前10時に見ていたわけで、日本人は午前2時、半分寝ながら布団に潜って見るわけですから、異様といえば異様ですがね。)

ともかく、iLifeはいつか買わねば、と思っていた訳ですが、ようやく買い時が見つかったみたいです。しかも$48。待っていた甲斐があるってもんです。
そしてMac OS X Lionのチラ見せ。かなりiPhoneやiPadを意識して、デスクトップの概念を再構築している様子でしたが、完成予定は来年の夏。ちょっとチラ見させるにしても早過ぎやしませんか。

◆ ◆ ◆


Macbook Airは事前リーク情報がほぼ一致した様相でした。基板の写真やバッテリ位置など、プレゼンに使われた写真とほぼ同じ構図のリーク写真があるということがまず驚きましたが、まあそれはそれ。本体のほうを見ていきましょう。
11インチのモデルは超低電圧版(?: L2=3MB)のCore2Duo、13インチのモデルは低電圧版(?: L2=6MB)のCore2Duoを搭載し、メモリは2GBか4GB、ストレージは11インチが64/128, 13インチが128/256GBから選択ということになります。注意点としては、11インチモデルにはSDカードスロットがないこと、SSDストレージが小さい方のモデルはCPUの速度は遅いほうしか選べないということ。ストレージの大きいものが速度の面でもプレミアムということになります。

外装も前Macbook Airとは異なります。Macbook AirのパームレストとMacbook Proのヒンジ・iPadの側面ポート部が融合したような、2010な感じに仕上がっています。待望のガラス製マルチタッチトラックパッドが搭載されました。ただし今回は、バックライトキーボードはなしになったようです。ちなみに11インチモデルは1.06kg,13インチは1.32kgと、11インチモデルでMac待望の1000gノートになっていることが特徴です。iPadと300gしか違いません。前に道具道でつぶやいた「Mac+iPad+iPhoneで2キロを切る」希望は11インチAirで達成されたことになります。

今回のMacbook Airの大きな違いはその画面解像度です。13インチモデルは1440x900、いわゆるWXGA+を使っています。これは他の13インチモデルがWXGA(1280x800)なのに比べて高密度で、プログラミングや画像編集などをするユーザーにとって、Macbookと差別化する朗報に違いないでしょう。しかし11インチモデルは1366x768、WXGAに準ずる16:9のパネルを利用しています。今回の発表では「我々はiPadから多くのことを学んだ。」「全画面アプリケーション」という言葉が度々発せられました。Macbookはいままで16:10のディスプレイにこだわってきましたが、11インチモデルだけが16:9のスクリーンを持つことになったのです。

そう眺めてみると、11インチと13インチの設計の意味あいがちょっと違うことがわかります。
11インチは超低電圧版のCPU、5時間のバッテリライフ、WXGA解像度 16:9、64/128GB SSD。
13インチは低電圧版のCPU、7時間のバッテリライフ、WXGA+解像度 16:10、128/256GB SSD。
11インチがWindowsマシンで言うところのネットブックに近いのに対して、13インチはそこそこの負荷にも耐えるフルスペックノートです。それを考えると、11インチは13インチの「弟」として紹介されましたが、どうも異母兄弟のようです。

・11インチはiPadの血を引いたキーボード付きノート。
・13インチはMacの血を引いたコンパクトMacbook Pro。
まとめるとそんな感じになると思います。
円高の影響もあってか、従来のMacbook Airに比べて非常に安い価格設定になっています。特に13インチは格安といえるでしょう。初代Macbookの方などは検討しても損はしないと思います。

◆ ◆ ◆


それにしても残念なことは、クラウドコンピューティングに対する設計のことです。
特に11インチモデルの64GBというストレージ容量は、iPad(の最大容量)と同じレベルです。これではiTunesは無理、iLifeのデータ保管も厳しいということになりますが、データをどこかに預けられるようにするべきだったと思うんです。USBメモリがその役割を果たすのかもしれませんが、ブログの投稿はできないですしね。WiFiのみのiPadの微妙さを勘案すれば、やはり3Gモデルはほしかったところです。
iPad 3Gには黒いプラスチックパーツがあった位で、もしかしたらユニボディではWANのアンテナをつけることが難しいのかもしれません。それでも何とかがんばれなかったのかなと思う次第です。

◆ ◆ ◆


そういえばもう一つ、FaceTime on Macがベータ版スタートになりました。これでMacとiPhone/iPod touchとのビデオチャットがつながり、よりいっそうの利活用が進みそうな気配になりました。
でも僕は、研究室のボス(大のMac好き)とFacetimeしようと言われるのがこわいです。便利かもしれないけど。笑

0 件のコメント: