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2010年10月14日

ガラパゴスの正体

変に進化しすぎたからガラパゴス?いや違う。

変に進化しすぎたモノを買う客がガラパゴスなのかもしれない。渋谷のギャルにしかり。萌えにしかり。

固定客やファンがいるのは普通のことかもしれない。自動引き落としやら2年縛りあたりから怪しくなってくる。そして異様なマーケティング戦略が客にさも必需品であるかのように錯覚させていかに買わせるか。このあたりが消費者の消費をガラパゴス化させていく。

携帯はそれが顕著だったから揶揄されただけであって、携帯だけの現象じゃない。パソコンだって春夏秋冬モデル用意する必要がどこにあったか?ウィンドウズXPは確かに販売期間が長すぎたことが問題だったかもしれないが、じゃあVistaの短命さは何だったのか?VistaとOffice2007に振り回された人たちはそうは言われないけど、ガラパゴスだったのかもしれない。長者の金の再分配とかそのへんまで含めた日本のおかしい状況がガラパゴスだったのかもしれない。そうじゃないといわれても反論できないけど。

僕にとってガラパゴス=悪 対 脱ガラパゴス=善という図式は頭にはないけれども、この異常なメーカーの圧力は悪だと感じる。

内圧(内需圧)を外に逃がすという観点で見れば、日本は内需から外需に移行していくことは脱ガラパゴスになるかもしれない。しかしこれまでに蓄積されたマーケッティングデータの一部は海外で使い物にならないことを、新幹線が各国に売れなかったり、ソニーブランドは高すぎるといった声が証明している。「パソコンが家に来て何がよかったか」「(バックライトで)家が明るくなった」という国もある。もう一度、二股電球を作り出したソニーに戻る決心をすることが脱ガラパゴスにつながるのかもしれない。

ただ、外需は見ていると中古市場がすでに強いのだ。秋葉原のジャンク屋にはフィリピンのおばさんが手下を連れてやってくる。おそらく海外でさばいて儲けるわけだけど、現地人としては日本のが安く買えるわけだしね。こういうのをメーカーがリサイクル製品を海外に輸出すればいいわけで。(もちろん、おばちゃんクオリティでやる必要はあるけれど。)
スーパーカブなんかほとんど盗品だけど世界シェアはものすごいことになってる。パイレーツにやらせないようにしてほしい。友達のカブが盗まれてかわいそうなことになっていた。

僕は内需のほうが興味深い。買った物をもてあましている人たちが大勢いる。
メーカーは同時に日本でも海外でも教室を開いたらどうだろう。そしたらその講師の募集に応募して有職者になれる。日本メーカーもしっかり世界の地元企業になれる。マクドナルドよろしく、ガラパゴスなんて呼ばれないはずだ。

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