僕はウィルコムに対して、好きなんだけどいまいち熱中できない、アンビバレントな感情を持っています。
なぜかというと・・・。
出すものすべて中途半端。
ブルートゥース搭載、でも赤外線はありません。
電話できるPDAです。でも通信中は着信できません。
パソコンと接続しても定額です。でも接続中に電話が来れば接続は切ります。
W-SIMは差し替えられます。でも差し替えを前提にした端末は1台もありません。
次世代PHSに対応しています。でもパソコン単体では次世代PHSに対応できません(W-SIMのおかげで)。
データカードにW-SIMをさして通信できるようになりました。でもその間、電話はできません。
まず考えを改めてほしいことは、
すべてが中途半端なのに、中途半端と自覚してないような気配があるわけです。
つまり、上記の例でいえば、「でも・・・」の部分がまったく抜けていて、はじめっから
ブルートゥース搭載です。
電話できるPDAです。
パソコンと接続しても定額です。
W-SIMは差し替えられます。
次世代PHSに対応しています。
データカードにW-SIMをさして通信できるようになりました。
というような具合に、中途半端だと思ってないところ。これがなんともむかむかするわけです。
今日はまた、中途半端ニュースが届けられました。
IntelのAtomプロセッサを搭載したスマートフォンが発表されました。
VistaマシンでHDDを搭載。5インチディスプレイにWSVGAの高精細な画像を表示できます。
W-SIMスロットがあり、通話もできます。
次世代PHSに対応しています。
これを、翻訳してみましょう。
覚悟はよいですか。
VistaマシンでHDDを搭載。5インチディスプレイにWSVGAの高精細な画像を表示できます。
W-SIMスロットがあり、通話もできます。でも、Vistaが起動していないと通話はできません。
次世代PHSに対応しています。ただし、1年半後まで使えません。
一番の問題は2番目ですよ。
W-SIMスロットはあきらめて、miniPCI-expressに準拠した新しいSIMを作りなさい。
Vistaが起動していないと通話できないとかいうのはよしなさい。
サスペンドしていると着信すらしないとかいう仕様はやめなさい。
バッテリが何時間もとうが、携帯電話の待ち受けが10時間とかいう前時代なものに、スマートという名前をつけること自体おこがましい。
こんな中途半端な、不可思議デバイスに時間と頭を使う前に、とっとと次世代PHSをやんなさいな・・・。
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